到達目標
各種受動素子の高周波特性を理解し、伝送線路を分布定数で表すことができる。作成した伝送線路の等価回路を用いて、信号の時間領域、周波数領域での信号伝送特性を求めることができる。信号品質を計測するための各種計測技術を理解し、計測を行うことができる。各種のノイズ対策素子を用いて対策を行うための基礎を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
伝送線路のモデル化 | 複数の伝送線路について,モデル化ができる.TDR法によるモデル化ができる.計算によるモデル化を実行できる. | オープン・ショート法を用いて測定した結果からモデル化ができる.TDR法によるモデル化ができる.計算によるモデル化を理解する. | オープン・ショート法を知らない.TDR法を知らない. |
伝送線路の解析技術 | 行列を用いた解析法を理解し、クロストークの計算ができ、その特性を説明できる.時間領域の解析法による計算ができ、波形を描くことができる.モードを用いた解析ができる.SPICEによるシミュレーションができ、その特性を説明できる. | 行列を用いた解析法を理解し、クロストークの計算ができる.時間領域の解析法を理解し、波形を描くことができる.モードを用いた解析ができる.SPICEによるシミュレーションができる. | クロストークの知識がない.SPICEを操作できない. |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高速デジタル信号の伝送において、波形をいかに劣化させることなく伝送するかが重要である。本講義においては、プリント基板の配線、LSI内部の配線、ケーブルによる伝送など各種の信号伝送系にけるSignal integrity(信号品質)に関する技術を教授する。
授業の進め方・方法:
・事前に教科書を読み,それについて学生自ら解説を行い,それについて指導する形で講義を行う.
・筆記試験を40%,レポートを60%の割合で評価し,60%以上を達成とする.
・本科目は教科書は英文のものを用い,試験も英語で行う.
注意点:
・期限を過ぎたレポートは,0点として評価する.質問についてはいつでも教員室で対応する他,メールでも受け付けるので利用されたい。
・ 本科目は1単位当たり,15時間の講義と30時間の自学自習(課題レポート等)から構成される.
本校教育目標との対応:(3),JABEE学習教育目標との対応:D-1(○)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
波形伝送概要 |
波形伝送の概念,用語等を理解する
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2週 |
伝送線路 |
伝送線路方程式の構成を理解する
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3週 |
時間領域における伝送線路解析(1) |
時間領域における伝送線路の解析を理解する
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4週 |
時間領域における伝送線路解析(2) |
2導体線路の時間領域解析を理解する
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5週 |
時間領域における伝送線路解析(3) |
実際の時間領域解析ができる
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6週 |
周波数領域における伝送線路解析(1) |
周波数領域における伝送線路の解析を理解する
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7週 |
周波数領域における伝送線路解析(2) |
複数導体線路の周波数領域における解析を理解する
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8週 |
周波数領域における伝送線路解析(3) |
複数導体線路における実際の周波数領域解析ができる
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2ndQ |
9週 |
クロストーク解析(1) |
3導体線路におけるクロストークの解析を理解する
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10週 |
クロストーク解析(2) |
クロストークをモデル化して計算できる
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11週 |
誘導性-容量性クロストークモデル(1) |
誘導性と容量性に基づく,近似的なクロストークモデルを理解する
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12週 |
誘導性-容量性クロストークモデル(2) |
近似的なクロストークモデルを用いた計算ができる
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13週 |
クロストーク予測モデル(1) |
正確なクロストークモデルを理解する
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14週 |
クロストーク予測モデル(2) |
正確なクロストークモデルを用いた計算ができる
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
答案返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |