地域経済論

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 地域経済論
科目番号 0020 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業ごとに内容に即した資料を配布する
担当教員 時松 雅史

到達目標

明治期から現在までの熊本県地域の人口および産業の変化について説明できる。戦後の熊本県における工業開発の変遷について理解し、説明できる。明治期から現在までの商業地域の変化について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 人口の動向、干拓事業と伝統産業、戦前の商店街について熊本県の人口の動向について、地域別に説明できる。干拓事業と伝統産業の特徴について具体的な例を挙げながら説明できる。戦前の商店街の特徴や役割について様々な事例を挙げながら説明できる。熊本県の人口の動向について、概略を説明できる。干拓事業と伝統産業の特徴について説明できる。戦前の商店街の特徴や役割について端的に説明できる。熊本県の人口の動向について、概略を説明できない。干拓事業と伝統産業の特徴について説明できない。戦前の商店街の特徴や役割について様々な事例を挙げながら説明できない。
評価項目2 戦後の熊本の農業・工業・商業・観光について八代の工業開発について経済地理的な見地から説明できる。八代市の農業について統計資料を用いて具体例を挙げながらその特徴を説明できる。地域の商店街の変化について交通や流通の変化を考慮しながら説明できる。八代の工業開発について概略を説明できる。八代市の農業について統計資料を用いてその特徴を説明できる。地域の商店街の変化について流通の変化を考慮しながら説明できる。八代の工業開発について概略を説明できない。八代市の農業について統計資料を用いてその特徴を説明できない。地域の商店街の変化について流通の変化を考慮しながら説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地域経済の発展過程について明治から現代までの統計・資料を活用しながら学ぶ。本講義では熊本県を中心として、特に八代海圏域の経済・産業をの動向、さらには展望について解説する。
授業の進め方・方法:
授業ごとに内容に沿った資料を配布し、解説する。また写真等も使用しながら内容について説明を行う。さらに現地見学会を実施することで学生の視野を広げていく。
注意点:
講義中に話をしっかり聞き、メモしたものを再度自分で確認してノートを整理すること。評価の点数が60点に満たないものには再試を行うことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 明治期の地誌について 明治期から大正までの地誌の変遷について説明できる。
2週 明治期から現在までの人口の動き 明治期から現在までの熊本県の人口の動向を地域別に説明できる。
3週 八代海の干拓事業 干拓事業の目的や方法、場所について説明できる。
4週 江戸時代から続く伝統産業 石工の事例 天草石工が活動した範囲や作品の特徴を説明できる。
5週 戦前の商店街について1 戦前の商店街の店舗、店舗の位置、商店街全体の機能について説明できる。
6週 戦前の商店街について2 戦前の商店街の店舗、店舗の位置、商店街全体の機能について説明できる。
7週 現地見学会 干拓の遺構をみる 干拓地に遺された樋門を見学し、その特徴を説明できる。
8週 中間試験 到達目標に対しての理解度を試験する。
2ndQ
9週 熊本県の工業開発1 昭和30年代の工業開発の特徴について説明できる。
10週 熊本県の工業開発2 昭和50年代後半からの工業開発の特徴について説明できる。
11週 熊本県の農林水産業1 熊本県の農業の特徴について統計を用いて説明できる。
12週 熊本県の農林水産業2 八代市の農業の特徴について統計を用いて説明できる。
13週 熊本県の流通業 流通業の変化と商業地区の立地について説明できる。
14週 熊本県の観光 熊本県の観光業の動向について説明できる。
15週 里山資本主義と熊本 今後の地域おこしの方法について自分なりの考えをまとめることができる。
16週 定期試験の解説 到達目標に対しての理解度を試験する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力800000080
専門的能力200000020
分野横断的能力0000000