生産システム工学実験

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 生産システム工学実験
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 小田 明範,木場 信一郎,田中 禎一,毛利 存,湯治 準一郎,後藤 勝彦,松家 武樹,二見 能資,最上 則史

到達目標

1.各種計測技術が活用される専門分野で基礎となる知識や背景,位置づけなどの概要を説明できる
2.計測技術の原理・方法を説明できる
3.自主的に企画,計画して実験課題を遂行することができる
4.得られた種々のデータをもとに,工学的な知識に裏付けられたデータ処理や解析を行うことができる
5.技術レポートを作成して,内容を説明することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各種計測技術が活用される専門分野で基礎となる知識や背景,位置づけなどの概要を説明できる専門分野で基礎となる知識や背景,位置づけなどの概要を説明できる専門分野で基礎となる知識に基づいて概要を説明できる該当する技術について概要を適切に説明できない
計測技術の原理・方法を説明できる計測技術の原理・方法について、図式を用いて理論的に説明できる計測技術の原理・方法を説明できる該当する計測技術を説明できない
実験課題に対して企画,計画し、自主的に遂行することができる自主的に企画,計画して実験課題を遂行し、正確な結果を得るために工夫を加えることができる実験課題に対して企画,計画して遂行し、結果を得ることができる実験課題に取り組むことはできるが、計画性や実験結果に欠陥がある
得られた種々のデータをもとに、工学的な知識に裏付けられたデータ処理や解析を行うことができる得られた種々のデータをもとに、工学的な知識に裏付けられたデータ処理や解析を正しく行うことができる得られた種々のデータをもとに、工学的な知識に裏付けられたデータ処理や解析を行うことができる得られた種々のデータをもとにデータ処理や解析を行うことができない
技術レポートを作成して、内容を説明することができる理論的な考察に基づき、図式を活用してわかりやすく説明することができる図式を活用して、技術レポートの内容をわかりやすく説明することができる技術レポートの作成はできるが、論理性や結果に欠陥がある

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 3-4 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-2 説明 閉じる
JABEE (d2-b) 説明 閉じる
JABEE (d2-d) 説明 閉じる
JABEE (e) 説明 閉じる
JABEE (g) 説明 閉じる
JABEE (h) 説明 閉じる
JABEE (i) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
モノづくりに関わる幅広い基礎知識や複眼的な視野を育成するために、複合学科から構成される本校の教育環境を活かして、個々の学生がこれまで学習してきた専門分野だけでなく、本校の各専門分野における特徴的な計測技術を用いた実験を横断的に配置し、異なる専門分野の計測技術を体験させる。また、実験と関連して、モノづくりの現場で必要となる専門分野に跨がった各種計測技術の基礎となる計測原理や実製造などでの応用例などについて自学自習し、理解を深め実験と演習を通した学習効果の実を上げる。このことによって、幅広い分野の基盤的な計測技術を体得させるとともに、応用力の涵養を図る。
全15週のうち、第5週から第10週の授業は、企業で大規模集積回路の設計・開発を担当していた教員が、量産前サンプルの検証試験技術に携わった経験を活かして、電気電子系実験の指導を担当する。
授業の進め方・方法:
実験及び基礎の自学自習指導は、オムニバス形式で実施し、機械系,電気電子系,土木系,建築系,生物系,応用化学系の6系(各系22時間)で実施する。学生は自ら専門とする複合工学に関する実験系2系とその他から2系の4系に関する実験を選択実施する。
注意点:
・達成目標の1から5を、各系の実習テーマにおける実習の状況と成果レポートの内容で評価する(25点満点/1テーマ×4テーマ=100点満点)。
・最終成績の算出は、各系の評価を足し合わせ、担当者間の合議によって決定する。
・最終成績が60点以上で合格とする。
・各実験の最後には実験データの整理を確実に行うこと。また、実験装置や実験方法などについて十分な整理復習を行っておくこと。
・データ整理やレポート作成に必要な調査は、図書館の本やインターネットなどを使って納得いくまで調べること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週  ガイダンス
2週 (建築系)後藤
建設構造物に関する実験
到達目標1,2
3週 (建築系)後藤
建設構造物に関する実験
到達目標3,4
4週 (建築系)後藤
建設構造物に関する実験
到達目標3,4
5週 (建築系)後藤
建設構造物に関する実験
到達目標3,4
6週 (建築系)後藤
建設構造物に関する実験
到達目標5
7週 (土木系)松家
土木系構造物に関する実験
到達目標1,2
8週 (土木系)松家
土木系構造物に関する実験
到達目標3,4
2ndQ
9週 (土木系)松家
土木系構造物に関する実験
到達目標3,4
10週 (土木系)松家
土木系構造物に関する実験
到達目標3,4
11週 (土木系)松家
土木系構造物に関する実験
到達目標5
12週 (生物系)最上
 遺伝子組替え操作および遺伝子解析1
到達目標1,2
13週 (生物系)最上
 遺伝子組替え操作および遺伝子解析2
到達目標3,4
14週 (生物系)最上
 遺伝子組替え操作および遺伝子解析3
到達目標3,4
15週 (生物系)最上
 遺伝子組替え操作および遺伝子解析4
到達目標3,4
16週 (生物系)最上
 遺伝子組替え操作および遺伝子解析5
到達目標5
後期
3rdQ
1週 (機械系)田中
 圧力・流量センサーを用いたポンプ性能の計測1
到達目標1-2
2週 (機械系)田中
 圧力・流量センサーを用いたポンプ性能の計測2
到達目標3-5
3週 (機械系)小田
 放射線の測定1
到達目標1-2
4週 (機械系)小田
 放射線の測定2
到達目標3-5
5週 (電気電子系)木場
 薄膜分析・計測評価の準備
到達目標1-2
6週 (電気電子系)木場
 薄膜・粉末XRD分析
到達目標3-5
7週 (電気電子系)湯治
 電子計測基礎実験1
到達目標1-2
8週 (電気電子系)湯治
 電子計測基礎実験1
到達目標3-5
4thQ
9週 (電気電子系)毛利
 半導体の測定実験1
到達目標1-5
10週 (機械系)毛利
 半導体の測定実験2
到達目標1-5
11週 (応用化学系)二見
 応用化学分析の事前課題プレゼンテーション
到達目標1,2
12週 (応用化学系)二見
 カラムクロマトグラフィー,分光分析1
到達目標3,4
13週 (応用化学系)二見
 ガス・クロマトグラフィー
到達目標3,4
14週 (応用化学系)二見
 分光分析2
到達目標3,4
15週 (応用化学系)二見
 分光分析3
到達目標3-5
16週  レポート返却 到達目標1-5

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0973000100
基礎的能力0000000
専門的能力0973000100
分野横断的能力0000000