エンジニア実践セミナー

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 エンジニア実践セミナー
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 配布資料等
担当教員 小田 明範,岩坪 要

到達目標

1. 技術者の企業内活動を通して、社会と技術の繋がりとその実際を説明できる。
2. 経営リスクなどの企業経営の問題について説明できる。
3. 技術士について制度の理解と社会的な意義を説明できる。
4. 情報を収集・整理して、問題を分析できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業の中での技術者の役割と社会と技術の繋がりが理解できている。技術と社会との繋がりが理解できている。技術と社会との繋がりが理解できない。
評価項目2企業経営の問題とその解決案について説明できる。経営リスクなどの企業経営の問題について説明できる。企業経営の問題が分からない。
評価項目3技術士の使命と社会的な役割について説明できる。技術士について制度の理解と社会的な意義を説明できる。技術士の社会との繋がりが理解できない。
評価項目4様々な情報を取捨選択して整理して,問題解決の提案が出来る。情報を収集・整理して、問題を分析できる。問題解決のための適切な情報収集や分析が出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業を運営する上で、技術者が直面する問題やその解決法, 組織人としての技術者が備えておくべき能力などを、実践的な視点から理解する。企業内で技術部門のマネージメントの経験のある技術者や地域企業の経営者,高専を卒業後上記のような実績を持つOBなどを講師として、そこからエンジニアリングの実践・実際に触れ、社会の要求にこたえることの意義も含めた広い意味の実践力の向上を図る。オムニバス形式で、学外研修形式の講義も含めて実施する。
授業の進め方・方法:
授業は、企業内で技術部門のマネージメントの経験のある技術者や地域企業の経営者,高専を卒業後上記のような実績を持つOB,地域で活躍する技術士の先生方によるオムニバス形式で、学外研修形式の講義も含めて実施する。
注意点:
・実施日程は,年度初めにスケジュール調整した後で連絡する。
・スケジュール上は15回だが,通年で開講する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 科目概要と目標を理解する。
2週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅰ
(ヤマハ熊本プロダクツ)
企業での生産活動について理解する。
3週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅱ(ヤマハ熊本プロダクツ) 企業での生産活動について理解する。
4週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅲ(㈱人間都市研究所) 建築分野の仕事内容と分析方法を理解する。
5週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅳ(㈱人間都市研究所) 建築分野の仕事内容と分析方法を理解する。
6週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅴ(㈱人間都市研究所) 建築分野の仕事内容と分析方法を理解する。
7週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅵ(化血研) 生命に関わる企業の業務内容と社会的役割を理解する。
8週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅶ(化血研)
生命に関わる企業の業務内容と社会的役割を理解する。
2ndQ
9週 地元企業のエンジニアリングの実際と課題Ⅷ(化血研)
生命に関わる企業の業務内容と社会的役割を理解する。
10週 経営リスクⅠ・Ⅱ 経営上発生する問題について理解する。
11週 リスクマネジメントⅠ・Ⅱ 様々なリスクを理解し,対応策を考える。
12週 技術士資格・技術士からみた技術倫理 技術者の社会的役割を理解する。
13週 地域における技術士の役割・技術士試験の実際 技術士試験にチャレンジする。
14週 テーマ別プレゼンテーション準備 各テーマでの内容を整理する。
15週 テーマ別プレゼンテーション 自分の技術者像について,講義を通じて学んだことを全体に向けて発表する。
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポートプレゼン合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力3040000070
分野横断的能力300000030