建設情報処理

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建設情報処理
科目番号 0041 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 松家 武樹

到達目標

1. 計算ツールとしてのコンピュータソフトウェアの取り扱いやOSやネットワーク設定の利用知識を身についたことを確認する。
2. i-Constructionの技術の概要を説明できる。
3. SfM/MVSの技術の概要を説明できる。
4. テキストマイニングの概要を説明でき、操作できる。
5. 地域経済分析システムの概要を説明でき、操作できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自分が利用するコンピュータを確認し、必要に応じて設定ができる任意PCを指定されたネットワークに接続し、必要に応じてソフトウェアの設定ができる。指定されたパソコンを利用して、授業で指定されたソフトウェアが動作するかを確認できる。しかるべき者へ状態を報告できる。自分の使用するパソコンの利用設定が適切な状態かを確認できない。
i-Constructionを理解し、説明することができる。i-Constructionの技術を詳細に説明できる。i-Constructionの技術の概要を説明できる。i-Constructionの技術を説明できない。
SfM/MVSを理解し、説明することができる。SfM/MVSを使った3Dモデルの原理を説明できる。精度のよい3Dモデルを作るための手順について説明できる。写真からSfM/MVSにより3Dモデルを生成できる。SfM/MVSという言葉の意味がわからない。
テキストマイニングを理解し、説明することができる。テキストマイニングを理解し、操作できる。テキストマイニングの概要を理解できる。テキストマイニングの技術を説明できない。
地域経済分析システムを理解し、説明することができる。地理経済分析システムを理解し、操作できる。地理経済分析システムの概要を説明できる。地理経済分析システムを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科のICT関連授業で学習した内容を発展し、i-Construction技術や建設分野で活用できる画像処理、データマイニング、分析システムの利用法について修得する。これらの技術が必要であることを理解するために、国土交通白書の内容も併せて理解する。
授業の進め方・方法:
事前に配布した資料を利用して、各授業項目で、コンピュータを利用した情報処理に必要な知識を身に付ける。授業中課題に取り組むことで理解を促す。復習となる応用課題に取り組み反復練習により理解を深める。例題は結果を出すためではなく、考え方を意識させる。必要に応じて、事前に必要な作業(データのダウンロード、キーワード検索など)を済ませる。
注意点:
定期試験の前だけでなく、授業時間毎に確実に内容を把握するように心がけること。そのために、課題レポート等を行うので予習・復習を継続して行う必要がある。講義への質問や要望等は、直接あるいはメールにて随時受け付ける。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建設情報処理の授業概要 建設・測量で利用されているICT/IoT技術の概要
2週 国土交通白書 国土交通白書の内容について説明できる。
3週 i-Construction(1) i-Constructionの技術の概要を説明できる。
4週 i-Construction(2) i-Constructionの技術を複数説明できる。
5週 SfM/MVS(1) SfM/MVSの技術について説明できる。
6週 SfM/MVS(2) SfM/MVSのモデリングのためのソフトウェアの取り扱いができる。
7週 SfM/MVSによる3Dモデルのレビュールと評価 3DモデルをSfM/MVSで作成できる。改善点について説明できる。
8週 テキストマイニング(1) テキストマイニングの技術の概要を説明できる。
4thQ
9週 テキストマイニング(2) テキストマイニングツールを操作できる。
10週 テキストマイニング(3) テキストマイニングツールで得られたデータを評価できる。
11週 地域経済分析システム(1) 地域経済分析システムの概要を説明できる。
12週 地域経済分析システム(2) 地域経済分析システムを操作できる。
13週 地域経済分析システム(3)
地域経済分析システムを用いて建設分野の現況を説明できる。
14週 その他情報処理システム
建設分野に応用できる情報処理技術を把握する。
15週 (期末試験) (期末試験)
16週 試験の返却と解説 試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力2525000050
分野横断的能力2525000050