技術開発と知的財産権

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 技術開発と知的財産権
科目番号 0043 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「産業財産権標準テキスト 総合編 第5版」発明推進協会著、発明推進協会、「ヒット商品はこうして生まれた! ヒット商品を支えた知的財産権」日本弁理士会広報センター編、日本弁理士会、「アイデアの作り方」ジェームス・W・ヤング著、阪急コミュニケーションズ/参考書:「ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業」ヤンミ・ムン著、ダイヤモンド社
担当教員 田中 裕一,遠坂 啓太,高宮 章

到達目標

1.知的財産権(特許,実用新案,意匠,商標権)の社会的意義およびそれに関する法律を理解することができる。
2.特許検索をすることができる。
3.特許明細書類の書き方を通して特許内容を理解することができる。
4.技術開発の社会的意義を理解することができる。
5.事業戦略を立案することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.知的財産権(特許,実用新案,意匠,商標権)の社会的意義およびそれに関する法律を理解することができる。知的財産権の理念と社会的意義が理解でき、それを基に技術者としての責任を理解し、説明できる。知的財産権の理念と社会的意義が理解し、説明できる。知的財産権の理念と社会的意義が理解できない。
2.特許検索をすることができる。検索するための基本キーワードを考え、AND,ORを含め検索することができる。検索するための基本キーワードを考え、検索することができる。検索するための基本キーワードを考えつかず、検索することができない。
3.特許明細書類の書き方を通して特許内容を理解することができる。特許書類の書式の特徴を理解し、記載内容を理解し、特許範囲を考え書くことができる。特許書類の書式の特徴を理解し、記載内容を理解し、説明できる。特許書類の書式の特徴を理解し、記載内容を理解することができない。
4.技術開発の社会的意義を理解することができる。技術開発の社会的意義を理解し、自らの考えを述べることができる。技術開発の社会的意義を理解することができる。技術開発の社会的意義を理解することができない。
5.事業戦略を立案することができる。事業戦略を立案することができ、強みと弱みを分析できる。事業戦略を立案することができる。事業戦略を立案することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 5-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 6-1 説明 閉じる
JABEE (d2-c) 説明 閉じる
JABEE (d2-d) 説明 閉じる
JABEE (e) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現在企業にとって生き残り、成長するためには社会を見据え、社会のニーズを掘り起こす新しい商品を開発し、それを権利化することが不可欠です。これを担う技術者の役割と責任は大きいと言えます。
本講義では、知的財産権の社会的意義およびそれに関する法律を理解し、特許申請書類を書くことを通じて、その定着を図ります。そして、技術開発の社会的意義から始め、社会にニーズを掘り起こす技術開発の必要性、その権利化を含めた事業戦略能力の涵養を図ります。
全16週のうち、第2週から第9週の授業は、特許事務所で働いている弁理士資格所有者が担当します。
授業の進め方・方法:
1週では、常勤教員によるオリエンテーションを行います。2〜9週では、特許制度等の学習に加え、特許検索実習を通した特許検索の基礎的スキルの学習、簡単な物を題材とした明細書等の出願書類の作成演習を通し、出願書類についての学習、及び、アイデア発想から発明に至るプロセスを体験してもらいます。10~16週では、現在社会における技術開発の意義、重要性やビジネス戦略について講義します。また、事例に基づき、事業戦略の基本である「空(現状)、雨(意味合い)、傘(具体的なアクション)」の作成を行ってもらいます。
注意点:
授業は、2コマ連続実施を基本とします。就職活動および進学試験等による欠課時数超過に気を付けてください。
質問がある場合は、メール等も利用してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
2週 知的財産権概説 知的財産権(特許,実用新案,意匠,商標権)の社会的意義およびそれに関する法律を理解することができる。
3週 特許制度について 知的財産権(特許,実用新案,意匠,商標権)の社会的意義およびそれに関する法律を理解することができる。
4週 特許検索演習 特許検索をすることができる。
5週 特許出願書類について 特許明細書類の書き方を通して特許内容を理解することができる。
6週 アイデア発想法について 特許明細書類の書き方を通して特許内容を理解することができる。
7週 明細書等作成演習 明細書類の書き方を通して特許内容を理解することができる。
8週 アイデア発想演習 特許明細書類の書き方を通して特許内容を理解することができる。
2ndQ
9週 外国出願について 知的財産権(特許,実用新案,意匠,商標権)の社会的意義およびそれに関する法律を理解することができる。
10週 事実や数字で世界を見る 事実や数字に基づく世界の見方を学ぶことができる。
11週 技術開発の社会的意義(事業戦略・研究開発戦略・知財戦略の三位一体) 研究開発+知財取得と戦略+ビジネスモデルを構築する重要性を理解できる。
12週 イノベーションとは何か(先人に学ぶ) イノベーションとは何か、先人に学ぶことができる。
13週 ビジネスで一番、大切なこと(消費者の心を学ぶ) ビジネスで一番、大切なこと、消費者の心を学ぶことができる。
14週 知識創造の方法論(アイデアの作り方) 知識創造の方法論、アイデアの作り方、超発想法等を理解することができる。
15週 問題解決の全体感について 事業戦略の立案方法を理解できる。
16週 事業戦略(空雨傘) 事業戦略を立案することができる。

評価割合

試験課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力50500000100
分野横断的能力0000000