郷土の文学と人間

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 郷土の文学と人間
科目番号 0051 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 夏目漱石「坊っちゃん」(岩波文庫)
担当教員 道園 達也

到達目標

1.作品の「解説」や「要約」を自分の観点で評価できる。
2.精読の方法を理解し、実践できる。
3.先行研究を自分の観点で評価できる。
4.作品論を自分の観点でレポートにまとめられる。
5.討論に参加できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1作品の「解説」や「要約」を自分の観点で、根拠を示して評価できる。作品の「解説」や「要約」を自分の観点で評価できる。作品の「解説」や「要約」を自分の観点で評価できない。
評価項目2精読の方法を理解し、自分の観点で実践できる。精読の方法を理解し、実践できる。精読の方法を理解し、実践できない。
評価項目3先行研究を自分の観点で、根拠を示して評価できる。先行研究を自分の観点で評価できる。先行研究を自分の観点で評価できない。
評価項目4作品論を自分の観点で、根拠を示してレポートにまとめられる。作品論を自分の観点でレポートのまとめられる。作品論を自分の観点でレポートにまとめられない。
評価項目5討論に主体的に参加できる。討論に参加できる。討論の主体的に参加できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 4-1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
熊本は歴史と文化に恵まれ、文学遺産も豊富である。熊本にゆかりのある作家、作品を読み解く。
授業の進め方・方法:
夏目漱石「坊っちゃん」を読解する。ガイダンスで提示するスケジュールに基づいて、文学理論とその応用、先行研究、テーマの設定について講義および討論を行う。以上の作業を経て、先行研究を参照し、自らテーマを設定し、レポートを作成する。そのレポートについて口頭試問を行い、試験とする。
注意点:
本文を読み、授業時の討論に参加すること。
授業時の課題に積極的に参加し、成果を確実に提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業スケジュールを把握するとともに、漱石の生い立ちと熊本との関わりを理解する。
2週 「解説」を読む 平岡敏夫「解説」を読み、自分の観点で評価する。
3週 「要約」を読む テキスト掲載の「要約」に対して、自分の観点で要約する。
4週 精読(1) 「坊っちゃん」「一」を事例として、自分の観点で課題を設定し、作品を読む方法(精読の方法)を学ぶ。
5週 精読(2) 「坊っちゃん」「二」「三」について、担当者が精読の成果をレジュメにまとめ、他の受講生と討論する。
6週 精読(3) 「坊っちゃん」「四」「五」について、担当者が精読の成果をレジュメにまとめ、他の受講生と討論する。
7週 精読(4) 「坊っちゃん」「六」「七」について、担当者が精読の成果をレジュメにまとめ、他の受講生と討論する。
8週 精読(5) 「坊っちゃん」「八」「九」について、担当者が精読の成果をレジュメにまとめ、他の受講生と討論する。
2ndQ
9週 精読(6) 「坊っちゃん」「十」「十一」について、担当者が精読の成果をレジュメにまとめ、他の受講生と討論する。
10週 先行研究(1) 先行研究を読み、自分の観点で評価する。
11週 先行研究(2) 同上
12週 先行研究(3) 同上
13週 レポートの下書き 「坊っちゃん」論を自分の観点でまとめ、レポートの下書きを作成する。
14週 口頭試問(1) レポートの下書きについて、口頭試問を行う。
15週 口頭試問(2) 同上
16週 レポートの仕上げ 「坊っちゃん」論のレポートを仕上げる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題討論精読口頭試問レポート合計
総合評価割合30201010300100
基礎的能力30201010300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000