比較文化論

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 比較文化論
科目番号 0141 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 平井・土肥編『つながる政治学』法律文化社(担当教員も第12章「政治を学ぶと何が見えてくるか」を執筆)。
担当教員 遠山 隆淑

到達目標

1.現代日本のデモクラシーの問題点について理解する。
2.ヨーロッパにおけるデモクラシーの歴史について理解する。
3.デモクラシーを支える思想について理解する。
4.日本やヨーロッパのデモクラシーの実態について、映画などの映像資料から理解する。
5.主権者として役割について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
デモクラシーの条件に関する基礎的知識を獲得し、レポートで適切に記述できる。講義で提示された基礎知識を十分に理解しレポートで答えることができる。講義で提示された基礎知識をある程度レポートで説明することができる。講義で提示された基礎知識についてレポートで答えることができない。
講義内容について、教員の口頭での説明も丁寧に聞き取りながらノートをとることができる。講義における教員の口頭での説明を十分かつ丁寧に聞き取りノートに取ることができる。講義における教員の口頭での説明を聞き取りノートに取っている。講義における教員の口頭での説明を聞き取りノートに取ることができない。
講義の説明項目について意味を理解し、試験において「パラグラフ・ライティング」の方法にしたがって1000字程度の文章を作成できる。講義の説明項目について意味を十分に理解し、「パラグラフ・ライティング」の方法に基づき1000字程度の文章で適切に記述できる。講義の説明項目について意味を理解し、「パラグラフ・ライティング」の方法に基づき1000字程度の文章で記述できる。講義の説明項目について意味が理解できない、または文章で意味が通じるように記述できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
欧米の政治のしくみとの比較やグローバル化の中での日本の位置に留意しながら、現代日本における様々な政治的諸問題について、政治学の基本書を輪読しながら議論し考察していく。具体的なテーマは、使用予定テキストである平井・土肥編『つながる政治学』から選定する。例としては、デモクラシー、グローバリズム、戦争、税金、ジェンダー、日米関係、核の問題などである。また現代日本で実際に行われている政治のありようを映画など映像資料も駆使しながら学ぶことで、読書だけにとどまらない、よりリアルな現実政治認識を培いたい。
授業の進め方・方法:
ゼミ形式。指定の文献を読み、その要約を発表する。加えて、理解できなかった箇所や批判点も提示して、みなで議論する。また、本科目の特徴として、テーマに即した映画やTVドラマなどの視聴覚資料を多用する。
注意点:
・ 毎回の報告資料をしっかり作成すること。その際、「パラグラフ・リーディング」ならびに「パラグラフ・ライティング」の作法に忠実に作成することを特に意識すること。
・ 特に理解できなかった箇所について、箇所を明確にし、どのように理解できなかったのか、を説明できるように準備しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション―本講義の進め方
視聴覚資料―「政治」そのものを扱った映画等(例として『1984』)。
本講義の基本方針について理解する。
2週 視聴覚資料―「政治」そのものを扱った映画等(例として『1984』)。 (現代)政治に関する視聴覚教材を視聴し、その問題点を理解する。
3週 視聴覚資料―「政治」そのものを扱った映画等(例として『1984』)。 視聴覚教材を鑑賞後、感想を書き、それに基づいて議論を行う。
4週 文献講読①(例として「デモクラシーとは何か」)。
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
5週 文献講読②(例として「税金」)。
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
6週 文献講読③(例として「米軍基地」」)。
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
7週 文献講読④(例として「原発」)。
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
8週 視聴覚資料―政治の現状について扱った映画等(例として、想田和弘『選挙』)。 (現代)政治に関する視聴覚教材を視聴し、その問題点を理解する。
4thQ
9週 視聴覚資料―政治の現状について扱った映画等(例として、想田和弘『選挙』)。 視聴覚教材を鑑賞後、感想を書き、それに基づいて議論を行う。
10週 文献講読⑤(例として、「グローバリズム」)
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
11週 文献講読⑥(例として、「戦争と歴史」) テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
12週 文献講読⑦(例として、「国境問題」)
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
13週 文献講読⑧(例として、「デモクラシー」)
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
14週 文献講読⑨(例として、「選挙」)
テーマについて扱った文献を講読して、そのしくみ、問題点、私たちの関わり方について理解する。
15週 学年末試験 課題テーマに対するレポートを、パラグラフ・ライティングの方法を採り入れて作成する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力300000030
分野横断的能力300000030