アントレプレナーシップ基礎

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 アントレプレナーシップ基礎
科目番号 0010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科(機械知能情報コース) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない。適宜配布する。
担当教員 山下 徹,池田 翼,川尾 勇達

到達目標

①自らのビジョンを持ち、社会課題と関連付けることができる。
②アントレプレナー的なマインドについて理解し、説明することができる。
③行動を起こして得た経験や失敗に対して省察することができる。
④課題解決に有用なフレームワークについて理解し、利用することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
①自らのビジョンを持ち、社会課題と関連付けることができる。自らのキャリアビジョンを有し、社会課題解決との関連を提示できる。自らのキャリアビジョンを有し、関連する社会課題を列挙することができる。自らのキャリアビジョンを明確にできない。
②アントレプレナー的なマインドについて理解し、説明することができる。アントレプレナーシップの発揮に求められるマインドについて理解し、自らの言葉で説明できる。アントレプレナーシップの発揮に求められるマインドについて理解できる。アントレプレナーシップの発揮に求められるマインドについて理解できない。
③行動を起こして得た経験や失敗に対して省察することができる。経験を省察することで具体的な行動案を策定することができる。経験を省察し、失敗や改善すべき点を列挙できる。経験を省察することができない。
④課題解決に有用なフレームワークについて理解し、利用することができる。課題解決にあたって有用なフレームワークの概要を理解し、実際に活用できる。課題解決にあたって有用なフレームワークの概要を理解している。課題解決にあたって有用なフレームワークの概要を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「アントレプレナーシップ」関連科目では、社会が抱える諸課題や資源の充足/不足などの現状を認識し、解決や改善に向けて協働しながら価値を創造・提案するためのコンピテンシーを育成する。「リベラルアーツ基礎」において確認した「基盤的資質・能力/創造性・デザイン能力」のうち、特に上記に関わるスキル伸長を図るため、アントレプレナーシップに係るマインドを獲得し、様々なツールを試行しながら実践的な学習を行う。
授業の進め方・方法:
講義パートについては、複数の教員がオムニバス方式で行う。実践パートについては、学科混成のグループにてワークを行う。
注意点:
学生の主体的な活動を前提とした科目です。難しく考えずに積極的な授業参加をお願いします。

■自主学習について
【事前学習】次回の活動内容についてあらかじめ確認を行い、提示された課題があれば授業までに取り組むこと。
【事後学習】授業の内容を踏まえて、得られた知見を活かせる場面を積極的に探し、活用すること。また、グループ活動においては次回までに必要な作業を分担して行うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

週 授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 アントレプレナーシップとは?
(エフェクチュエーション,VUCA,ET&A,失敗に学ぶ)
アントレプレナーシップの概要やマインド、ET&Aについて、必要とされてきた背景を踏まえて理解する。
2週 問いを立てる~機会を発見するための問いかけ方~
(ビジョンとゴール,HMWQ,SDGs)
問いを生み出す方法や手順について理解し、それらを踏まえて問いを立て、各自のアイデアを共有する。
3週 ダブルダイヤモンド~発散と収束で提案をまとめる~
(発散と収束,デマンドプルとテクノロジープッシュ)
チームでアイデアを検討する際に、「質より量」を重視するブレインストーミングの技法について知り、実践する。
4週 フレームワーク~アイデアの生み出し方~
(ブレインストーミング,ペイオフマトリクスなど)
パーソナリティの類型分析を体験し、より良いコミュニケーション・協働のあり方を理解する。
5週 課題の本質をつかむために~ユーザーリサーチと省察のあり方~
(ユーザーリサーチ,リフレクション)
ユーザーリサーチの効果と手法について理解し、ロールプレイによってインタビューを体験する。
6週 リーダーシップとメンバーシップ~タイプ類型の分析~ デザイン思考におけるダブルダイアモンドについて理解し、特定のテーマについて実践する。
7週 アイデア実現のためのリソース~資源の確認・活用・獲得~ 資源の動員についての考え方を知り、前回テーマに照らして現状の確認・活用方法の探索・獲得の手順について考える。
8週 学習内容の振り返りⅠ 本時までの学習内容をまとめ,自分の取り組みを振り返る。
4thQ
9週 外部講演 実社会でアントレプレナーシップを発揮して活躍するエンジニアを招き、紹介された事例をもとに自分のマインドを振り返る。
10週 ビジネスプランの策定に向けて 後半に実施するグループワークとビジネスコンテストについて手順を理解し、グループごとに進め方を検討する。
11週 ビジネスプラン策定①~ダイヤモンド1~ 学習したツールを活用しながらテーマに沿ったビジネスプランを策定する。問題を見つけるための発散と収束を実践する。
12週 ビジネスプラン策定③~プレゼン準備&ブラッシュアップ~ 学習したツールを活用しながらテーマに沿ったビジネスプランを策定する。コンテストに向けた準備を行う。
13週 学内ビジネスコンテスト~1次プレゼン~ 各グループのビジネスプランをブロックごとにピッチスタイルで報告する。
14週 学内ビジネスコンテスト~決勝プレゼン~ ブロック代表のプレゼンテーション質疑応答を行う。
15週 学習内容の振り返りⅡ 当科目での学習内容をまとめ、自分の取り組みを振り返る。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。2
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。2
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。2
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。1
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。1
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。1
情報収集・活用・発信力情報収集・活用・発信力ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。2
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。1
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。1
思考力思考力複合的な事象や出来事を分析できる。2
情報や主張を批判的に検証できる。1
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。1
課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。1
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。1
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自分の経験や活動を振り返り、自分の考え方や価値観などを認知できる。1
自己理解に基づき必要な対応や行動を検討できる。1
主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。1
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。1
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。1
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。1
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。1
倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。1
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。1
キャリアデザインキャリアデザイン自分の体験や行動を振り返り、自分の特性や強みを把握できる。2
将来のキャリアについて計画を立てることができる。2
社会や環境、人々に対する影響などを踏まえた上で、専門職(エンジニアなど)に求められる役割について考えることができる。2
専門職(エンジニアなど)の業務内容について説明できる。1
様々な業種、職種、企業の社会的意義や責任について説明できる。1
継続的な学習と学びの目的継続的な学習と学びの目的学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。1
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。1
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。1
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。1
エンジニアリングデザイン能力エンジニアリングデザイン能力クライアントやユーザの要求や実装すべき機能などを把握し、工学的な要件として把握できる。1
種々の制約条件の下で、複数の解決方法について検討し、工学的視点から判断した最適解を提示できる。1
工学的問題解決方法を実現するためのプロセスを具体的に考え、進捗を把握しながら、実践できる。1

評価割合

ポートフォリオ合計
総合評価割合100100
分野横断的能力100100