情報リテラシー

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 情報リテラシー
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 生物化学システム工学科(生物工学コース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:4
教科書/教材 教科書:改訂版 情報I Next,副教材:ポイント整理情報モラル
授業資料:適宜配布
担当教員 村田 美友紀,藤本 洋一

到達目標

1. コンピュータの構成および情報通信の仕組みについて説明できるとともに,コンピュータの基本的な操作やメール送受信,インターネットを利用した情報取集や情報発信を行うことができる.
2. 情報社会の基本的な仕組みを理解し,法規や権利について知り,情報セキュリティや情報モラルの重要性について説明できる.
3. 文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを使用して 基本的な表計算やグラフを用いた文書を作成することができる.
4. プログラミング言語を用いて基礎的なプログラムを作成することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コンピュータの構成および情報通信の仕組みについて説明できるとともに,コンピュータの基本的な操作やメール送受信,インターネットを利用した情報取集や情報発信を行うことができる コンピュータの構成および情報通信の仕組みについて説明できるとともに,コンピュータの基本的な操作やメール送受信,インターネットを利用した情報取集や情報発信を適切に行うことができる. コンピュータの構成および情報通信の仕組みについて説明できるとともに,コンピュータの基本的な操作やメール送受信,インターネットを利用した情報取集や情報発信を適切に行うことができる. コンピュータの構成および情報通信の仕組みについて説明できるとともに,コンピュータの基本的な操作やメール送受信,インターネットを利用した情報取集や情報発信を適切に行うことができない.
情報社会の基本的な仕組みを理解し,法規や権利について知り,情報セキュリティや情報モラルの重要性について説明できる.情報社会におけるマナー,モラルの重要性を理解し,情報の真偽について検討する方法を実践できる.情報社会におけるマナー,モラルの重要性を理解し,情報の真偽について検討する方法を知っている.情報社会におけるマナー,モラルの重要性の理解が不十分であり,情報の真偽について検討する方法を認識できない.
文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを使用して 基本的な表計算やグラフを用いた文書を作成することができる.文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを操作して,目的の資料を作成できる.文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを操作して,基本的な表計算やグラフを用いた文書を作成することができる.文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを操作して,基本的な表計算やグラフを用いた文書を作成することができない.
プログラミング言語を用いて基礎的なプログラムを作成することができる.与えられたプログラミングに関するすべての課題に対して,変数名やインデントなどを考慮したプログラムを記述し,実行できる。与えられたプログラミング課題の6割以上について,Pythonを用いてプログラムを記述し実行することができる。Pythonを用いてプログラムを記述し実行することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「リテラシー」とは本来「読み書きができる能力」のことを意味する.したがって,情報リテラシーでは,情報を適切に扱い活用する能力を身に付けることを目標とする.コンピュータの構成,デジタル情報の特性や扱い方,インターネットの適切な利用方法やセキュリティ対策、データを活用した問題解決の方法について学習する.また,コンピュータの基本的な操作方法、文書作成,プレゼンテーション,表計算について取り組み,レポートや各種資料を作成するスキルを身に付ける.さらに,プログラミングの基礎について学ぶ.
授業の進め方・方法:
本科目は前期1単位,後期2単位の計3単位で構成される.前期1単位と後期1単位では,リテラ―シー範囲として教科書の内容および文書作成アプリケーション等のコンピュータを利用した演習を実施する.コンピュータの利用については,授業だけでなく課外や家庭学習においても文書作成,表計算などさまざまな場面でコンピューターを利用してほしい.また,毎時間のまとめとして小テストを行う.
また後期1単位では,プログラミング範囲として,配布した資料をもとに,反転授業による事前学習を求める.授業中は多くの演習を取り入れ,学習内容の習得を目指す.授業内容の理解度の確認のため,各回で小テスト,4回,12回でまとめテストを行う.
注意点:
情報技術に関連する知識,技能は,これから技術者として活躍する皆さんには欠かせない能力です.情報技術やコンピュータを適切にかつ有効に利用できることを目指しましょう.質問や相談は,直接,あるいはメールで随時受け付けます.
〇自学について
(事前学習)
授業計画の授業内容および到達目標を確認の上,教科書の該当箇所に目を通しておくこと.
(事後学習)
教科書や授業内容の要点をノートにまとめるなど,内容の理解に努めること.
課題は解答を導き出すだけでなく,教科書や授業資料をよく読み,解答にいたる過程,理由を説明できるよう努めること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

週 授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,コンピュータの基本操作
本授業のシラバスを理解し,コンピュータの基本操作ができる.
2週 情報とメディア 情報を適切に収集・取得し,情報の真偽について検討する方法を説明できる.
3週 情報社会における法 情報や通信に関連する法令や規則等と,その必要性について説明で きる.
4週 情報社会におけるセキュリティ,Word基礎 情報セキュリティの必要性を理解し,その考え方に基づいた対策や安全な情報アクセス方法を説明できる.
5週 情報技術が社会に及ぼす影響,Word演習 AIやDXなど社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる.
6週 情報のデジタル表現,Excel基礎 アナログ情報とデジタル情報の違いとデジタル情報の表し方を説明できる.
7週 Word・Excel演習,タイピングテスト(1) WordとExcelを連携した文書が作成できる.
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 情報のデジタル表現 コンピュータ内におけるデータ(数値,文字等)の表現方法について説明できる. また,整数を二進数,十進数,十六進数で表現できる.
10週 コミュニケーション手段の発達と特徴,PowerPoint基礎
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し,情報の送受信を行うことができる.
11週 情報デザイン,PowerPoint演習 人や社会に役立つ情報デザインの例を具体的に説明できる.
12週 アルゴリズムとプログラミング言語 同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる.
13週 プログラミング プログラミングの基礎的な要素について説明できる.
14週 プログラミング演習,タイピングテスト(2) プログラムを実行し,結果を確認できる.
15週 期末試験
16週 試験解説とまとめ
後期
3rdQ
1週 ハードウェアとソフトウエア /ガイダンス・Google Colaboratoryの利用,Pythonの使い始め コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し,基本的な取扱いができる./ Google Colaboratoryを使ってPythonプログラムを実行できる.
2週 論理回路と数値の内部表現 /変数,代入,演算子 簡単な論理回路の動作を確認できる.また,整数や小数をコンピュータ内部での表現に変換できる./基本的なデータ型について説明できる.代入演算子,演算子を使ったコードが書ける.
3週 モデル化とシミュレーション /分岐構造 モデル化やシミュレーションの考え方・手順を説明できる./if-elseを使った選択処理のコードが書ける.比較演算子,論理演算子を使って条件式が書ける.
4週 ネットワークの仕組み/まとめテスト,リスト,反復構造 情報通信ネットワークの仕組みや社会における役割を説明できる./for文,while文を使った反復処理のコードが書ける.リストを対象とした反復処理のコードが書ける.
5週 メール通信の仕組み /データ構造 メールの仕組みについて説明でき,適切にメールの送受信ができる./タプル,セット,辞書を利用したコードが書ける.
6週 暗号化の仕組み/関数 情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる./組み込み関数を利用できる.関数を定義し,利用することができる.
7週 ネットワーク演習,タイピングテスト(3)/クラス 簡単なWebページを作成できる./クラスの概念を理解し,クラスライブラリを利用できる.
8週 後期中間試験(リテラシー)/後期中間試験(プログラミング)
4thQ
9週 データベース,Excel演習 /ファイル操作 データベースの意義と概要について説明できる./ファイルの入出力を処理するコードが書ける.
10週 さまざまなデータ /ライブラリの利用(1) データを分析する際に必要となるデータの形式や種類について説明できる./ライブラリを利用するコードが書ける.numpyライブラリを利用して数値計算ができる.
11週 データの可視化 /配列 表計算ソフトを利用し,適切な方法でデータを可視化できる./numpyライブラリを利用して,1次元配列を用いたプログラムが書ける.2次元配列の概念および2次元配列を使ったプログラムをトレースできる.
12週 データの分析(1,2) /まとめテスト2,探索アルゴリズム 表計算ソフトを利用し,ヒストグラムの作成や代表値の計算ができる./線形探索,二分探索による探索手法を説明できる.
13週 データの分析(3) /整列アルゴリズム 表計算ソフトを利用し,相関分析や回帰分析ができる./単純ソート,バブルソートによる整列手法を説明できる.
14週 データ分析演習,タイピングテスト(4) /データの可視化,ライブラリの利用(2) 具体的なデータを用いてデータを分析できる./pandas,matplotlibを使って,データを処理し,各種のグラフを作成できる.
15週 学年末試験(リテラシー) /学年末試験(プログラミング)
16週 試験解説とまとめ /試験解説とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。3前5
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。3後9
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。3後1
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。3前6,前9
情報を適切に収集・取得できる。2前2
データベースの意義と概要について説明できる。3後9
基礎的なプログラムを作成できる。1後7
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。1後10
基礎的なアルゴリズムについて理解し、任意のプログラミング言語を用いて記述できる。1後14
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。3前2
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。3前10
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。3後4
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。3前4
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。3後6
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。3前4
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。3前3
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。3前3
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。3前4
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアコンピュータ上での数値表現方法や計算方法により、誤差が発生することを説明できる。1後2
計算機工学整数・小数を二進数、十進数、十六進数で表現でき、それぞれの間で相互に変換できる。1前9
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。1後2
システムプログラムコンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。3後1
情報通信ネットワークプロトコルの概念を理解し、階層化の概念や利点を説明できる。3後4
インターネット、ローカルエリアネットワーク等の概念を説明できる。3後4

評価割合

試験課題小テストまとめテスト合計
総合評価割合602710300100
基礎的能力602710300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000