国語総合

科目基礎情報

学校	大分工業高等専門学校	開講年度	令和04年度 (2022年度)
授業科目	国語総合
科目番号	R04G201	科目区分	一般 / 必修
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 2
開設学科	一般科目	対象学年	2
開設期	通年	週時間数	2
教科書/教材	三角洋一他『新編国語総合』(東京書籍，１年次の継続) ／ 課題ノート『学習課題ノート』(東京書籍）／『ビジュアルカラー国語便覧』(大修館書店，継続使用）
担当教員	山下 航正

到達目標

(1) 現代文(評論・随筆・小説)に親しみ，読解や鑑賞の基礎・応用を身につける．(提出課題・定期試験)
(2) 古文・漢文の読解の基礎力・応用力を身につける．(提出課題・定期試験)
(3) 文章の内容や箇所の問いに対して的確に文章にまとめる作文力や発表力を身につける．(提出課題・定期試験)
(4) 常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語等の基礎的語彙力をつける．(漢字テスト・定期試験)

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安(優)	標準的な到達レベルの目安(良)	未到達レベルの目安(不可)
評価項目1	現代文(評論文・随筆・小説)に親しみ，読解や鑑賞の基礎力・応用力を十分身につけている．	現代文(評論文・随筆・小説)に親しみ，読解や鑑賞の基礎力・応用力を身につけている．	現代文(評論文・随筆・小説)に親しみ，読解や鑑賞の基礎力・応用力を身につけていない．
評価項目２	古文・漢文の読解の基礎力・応用力を十分身につけている．	古文・漢文の読解の基礎力・応用力を身につけている．	古文・漢文の読解の基礎力・応用力を身につけていない．
評価項目３	文章の内容や箇所についての問いに対して的確に文章にまとめる作文力や表現力を十分身につけている．	文章の内容や箇所についての問いに対して的確に文章にまとめる作文力や表現力を身につけている．	文章の内容や箇所についての問いに対して的確に文章にまとめる作文力や表現力を身につけていない．
評価項目４	常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語等の基礎的語彙力を十分身につけている．	常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語等の基礎的語彙力を身につけている．	常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語等の基礎的語彙力を身につけていない．

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (C1) （表現する力、ディスカッションする力を身につける）

教育方法等

概要:

・現代文(評論文・随想・小説)及び古文・漢文を読み，内容読解・鑑賞・文章作成を行う．
　また，表現力の向上に向けて，作文や発表を行う．
・漢字問題集を試験範囲とした「漢字テスト」を定期的に行い，漢字・語句の力を身につける．
〔科目情報〕
関連科目　国語総合(1 年)，現代文(3 年)

授業の進め方・方法:

基本的に講義を中心に学習するが，可能であればアクティブラーニング形式の授業も検討・実施する．
〔事前学習〕
次の授業で扱う教科書本文を必ず読んでおくこと．

注意点:

〔履修上の注意〕
課題の提出，課題ノートの提出，漢字テスト等を評価して，課題点(30点満点)とする．
授業で用いたプリントは，試験の範囲に入れることもあるので必ず保管しておくこと．
〔自学上の注意〕
通読や辞書引き（語意調べ），『学習課題ノート』等を用いて予習・復習をすること．

評価

（総合評価）
総合評価 = 【（各回の定期試験の得点）×０.７ + 課題点（３０点満点）】の４回分の平均．各回の成績は当該回までの平均点で算出・提示する．
（単位修得の条件について）
総合評価が６０点以上であることを単位修得の条件とする．
（再試験について）
再試験は総合評価が５９点以下の者に対して実施する．

授業の属性・履修上の区分

遠隔授業対応

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ガイダンス 評論「美しさの発見」１	本授業の目的や内容を理解する． 段落相互の関係を把握しつつ，内容を丁寧に読みとることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		2週	評論「美しさの発見」２	筆者の主張の根拠を的確に理解できる．（ MCC Ⅲ－A）
		3週	評論「美しさの発見」３	内容を踏まえ，論理展開とそれに対する筆者の工夫を把握することができる．（ MCC Ⅲ－A）
		4週	評論「美しさの発見」４	著者のものの見方・感じ方・考え方を自身に引きつけて捉え直すことができる．（ MCC Ⅲ－A）
		5週	古文・随筆「枕草子」１	古文の特色を理解することができる．（ MCC Ⅲ－A）
		6週	古文・随筆「枕草子」２	「枕草子」の特色を理解することができる．（ MCC Ⅲ－A）
		7週	古文・随筆「枕草子」３	作者のものの見方・感じ方を理解することができる．（ MCC Ⅲ－A）
		8週	前期中間試験	目的・到達目標（1），（2），（3），（4）
	2ndQ
		9週	前期中間試験の解答と解説 詩「空をかついで」１	誤答箇所の確認・復習 詠まれている内容や情景を理解することができる．（ MCC Ⅲ－A）
		10週	詩「空をかついで」２	語句に注目しつつ作者の工夫を捉えることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		11週	詩「空をかついで」３	作品に詠み込まれたものの見方を理解し，味わうことができる．（ MCC Ⅲ－A）
		12週	漢文「論語」１	書き下し文を正しく書くことによって，漢文に慣れることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		13週	漢文「論語」２	口語訳を通じて，中国の古人のものの見方・考え方を知ることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		14週	漢文「論語」３	同上（ MCC Ⅲ－A）
		15週	前期期末試験	目的・到達目標（1），（2），（3），（4）
		16週	前期期末試験の解答と解説	誤答箇所の確認・復習
後期
	3rdQ
		1週	小説「夢十夜」１	小説の語り手について理解することができる．（ MCC Ⅲ－A）
		2週	小説「夢十夜」２	物語内容（場面展開）を丁寧に読み取ることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		3週	小説「夢十夜」３	語りを通して，登場人物の心情や関係を捉えることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		4週	小説「夢十夜」４	小説の語りを通して，「語る」という行為への眼差しや，「表現」への意識を持つことができる．（ MCC Ⅲ－A）
		5週	古文・物語「伊勢物語」１	重要単語や文法事項，内容を捉えることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		6週	古文・物語「伊勢物語」２	古文の特徴に注意しながら読解することができる．（ MCC Ⅲ－A）
		7週	古文・物語「伊勢物語」３	同上（ MCC Ⅲ－A）
		8週	古文・物語「伊勢物語」４	口語訳を通じて，我が国の古人のものの見方・考え方を知ることができる．（ MCC Ⅲ－A）
	4thQ
		9週	後期中間試験	目的・到達目標（1），（2），（3），（4）
		10週	後期中間試験の解答と解説 評論「真の自立とは」１	誤答箇所の確認・復習 段落相互の関係を把握しつつ，内容を丁寧に読みとることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		11週	評論「真の自立とは」２	筆者の主張の根拠を的確に理解できる．（ MCC Ⅲ－A）
		12週	評論「真の自立とは」3	著者のものの見方・感じ方・考え方を自身に引きつけて捉え直すことができる．（ MCC Ⅲ－A）
		13週	漢文「史話」１	書き下し文を正しく書くことによって，漢文に慣れることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		14週	漢文「史話」２	口語訳を通じて，中国の古人のものの見方・考え方を知ることができる．（ MCC Ⅲ－A）
		15週	学年末試験	目的・到達目標（1），（2），（3），（4）
		16週	学年末試験の解答と解説	誤答箇所の確認・復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル	授業週
基礎的能力	人文・社会科学	国語	国語	論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。	3	前1,前2,前3,前4,後10,後11,後12
				論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。	3	前1,前2,前3,前4,後10,後11,後12
				文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。	3	前9,前10,前11,後1,後2,後3,後4
				常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。	3	前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
				類義語・対義語を思考や表現に活用できる。	3	前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14
				社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。	3	前1,前2,前3,前4,前12,前13,前14,後10,後11,後12
				専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。	3	前1,前2,前3,前4,後10,後11,後12
				伝統的な言語文化への興味・関心を広く持ち、その特徴を説明できる。	3	前5,前6,前7,前12,前13,前14,後5,後6,後7,後8,後13,後14
				いくつかの代表的な古典に描かれた、ものの見方を理解し、自分の意見を述べることができる。	3	前5,前6,前7,前12,前13,前14,後5,後6,後7,後8
				実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。	3
				報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。	3
				収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。	3
				報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。	3
				作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。	3
				課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。	3	前1,前2,前3,前4,後10,後11,後12
				相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。	3
				新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。	3	前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後10,後11,後12,後13,後14
分野横断的能力	汎用的技能	汎用的技能	汎用的技能	日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。	3
				他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。	3
				他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。	3

評価割合

	試験	課題	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	70	30	0	0	0	0	100
基礎的能力	70	30	0	0	0	0	100
専門的能力	0	0	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0