英語ⅠＡ

科目基礎情報

学校	大分工業高等専門学校	開講年度	令和06年度 (2024年度)
授業科目	英語ⅠＡ
科目番号	R06G109	科目区分	一般 / 必修
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 2
開設学科	一般科目	対象学年	1
開設期	通年	週時間数	2
教科書/教材	(教科書） 総合英語 Vision Quest Ultimate (啓林館) Vision Quest New English Grammar 24 (啓林館) Rapid Reading Level 1 (美誠社) Pair & Share 2 (いいずな書店) 英検準２級単熟語フレーズシステム (アスク出版)
担当教員	川野 泰崇

到達目標

(1) 英文構造を理解し，コミュニケーションの基礎として文法知識を活用できる． (小テスト・定期試験)
(2) 文法・語彙知識を活用し，日常でみられる話題について英語で表現できる．（課題・タスク・定期試験）
(3) 日常で使用される語句について正確に意味が理解できる．（小テスト・定期試験）
(4) 日常的な話題について聞いたり読んだりして，要点や詳細を的確に理解できる．（定期試験・TOEIC Bridge テスト）

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
到達目標(1)の評価指標	日英の文構造の違いに注意し，英語の基本構文を完全に理解している．	英語の基本構文を概ね理解している．	英語の基本構文を理解していない．
到達目標(2)の評価指標	場面や状況に応じて，適切に文法・語彙知識を活用し自己表現が行えている．	文法・語彙知識を用いて概ね伝えたいことが伝えられている．	致命的なミスが多い，または話す（書く）分量が少ないため，理解が困難である．
到達目標(3)の評価指標	受容語彙・発信語彙ともに広く語句を熟知しており，文の中でどのような意味になるか正確に把握している．	見出し語で提示されたときにそれがどのような意味になるか理解している.	語彙学習が不十分でヒントなどの支援がなければ語彙知識を引き出すことができない．
到達目標(4)の評価指標	目的に応じて必要な情報を素早く見つけ出し，正確に意味を理解している．	必要な情報を見つけ出し，英文の意味を概ね理解している．	必要な情報が見つけ出せない，または見つけ出せても書かれている（話されている）内容が理解できない．

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (C2) （英語を用いてコミュニケーションできる力を身につける）

教育方法等

概要:

（授業の概要）
中学校で学んだ文法・語彙の知識を拡充し，多様な場面で知識を活用できるようにさまざまな演習を行いながら４技能の向上（英検準２級相当）を図る．英文法は基礎編と発展編に分けて２年間にわたり学習を進めていく．個人でできる学習は家庭で行うことを基本とし，授業ではペアワークや発表活動に重点を置く．英検を模したコミュニケーション活動や、速読トレーニングなどを行いながら実践的なスキルを身に着けていく．定期試験の他に，客観的な英語力の指標としてTOEIC Bridge Listening & Reading IPテストを１月頃（予定）に実施する．

授業の進め方・方法:

（授業の進め方）
授業では，(1) 小テスト (2) コミュニケーション活動　(3) 文法問題演習　(4) リーディング活動を行う．必要に応じて別途タスクを設ける．(1)については，『英検準２級単熟語フレーズシステム』から「授業計画」に示した範囲より問題を出題する．語彙の他に適宜文法テストを実施し，既習文法が定着しているか確認する．(2)については，話すことのやり取りの活動を中心に自己の体験や意見を英語で伝え合う練習を行う．(3)の文法問題演習については，指定範囲の学生が予習段階で理解できなかった箇所を中心に説明を施すことで疑問点の解明を目指す。(4)のリーディング活動では，問題演習後に，速音読，シャドーイング，サイトトランスレーションなどの活動を行いながら直読直解の習慣をつけていく．
（事前学習）
(1) 文法参考書『Vision Quest Ultimate』を熟読し，その後ワークブック『Vision Quest New English Grammar 24』に取り組む．解答は本冊に直接書き込むこと．自力では解けない箇所は空欄のままで良い．『Rapid Reading』は授業中に一斉に取り組むため予習はしなくてよい．(2) 単語帳『英検準２級単熟語フレーズシステム』は，小テストに向けて各自で取り組む．正しい発音で覚えること．授業で案内する語学アプリを使って学習を進めることを推奨する．

注意点:

（履修上の注意）
（1）予習を前提とする．予習をしていない場合は，「課題・タスク」から減点する．（2）小テストを欠席した場合，その回の小テストは「０点」として評価する．公欠の場合は，早急に授業担当者に申告をし再試験を受けること．（3）長期休暇中に適宜課題を設ける．
（自学上の注意）
(1) 英語力の向上に向け，本文は必ずモデル音声を確認しながら音読・シャドーイング練習を繰り返し行うこと．(2) 語彙や文法は語学アプリを活用して定着を図ること．(3) 授業以外でも日ごろから英語学習（資格試験や語学番組などの活用）に励むこと．(4) 英語資格試験の面接対応，自主学習上の質問，および学習相談などあれば遠慮せずに相談すること．

評価

（総合評価）
総合評価 ＝（4回の定期試験の総合点を50点満点で換算した際の得点）＋（小テストの総合点を30点満点で換算した際の得点）＋（課題・タスクの総合点を10点満点で換算した際の得点）＋（TOEIC Bridgeのスコアを英語科独自のスコア対応表に基づき10点満点で換算した際の得点）
（単位修得の条件）
総合評価の60点以上とする．
（再試験について）
総合評価59点以下の学生に対して実施する．

授業の属性・履修上の区分

ICT 利用

遠隔授業対応

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	授業オリエンテーション① 春課題回収および課題確認テストの実施	授業方法・評価方法・教科書等について理解する．
		2週	授業オリエンテーション② 語学アプリの紹介	授業方法・評価方法・教科書等について理解する．
		3週	小テスト #101-150 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 1, 2 ／ Rapid Reading	文の種類について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		4週	小テスト #151-200 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 3, 4 ／ Rapid Reading	文型について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		5週	小テスト #201-250 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 5, 6 ／ Rapid Reading	時制について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		6週	小テスト #251-300 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 7, 8 ／ Rapid Reading	完了形について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		7週	小テスト #301-350 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Plus 1, 2 ／ Rapid Reading	文型・時制・完了形について理解を深める． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		8週	小テスト#351-400 これまでの復習＆試験範囲の質問受付	これまでの学習を振り返る．
	2ndQ
		9週	前期中間試験	到達目標(1)(2)(3)(4)
		10週	Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 9, 10 ／ Rapid Reading	助動詞について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		11週	小テスト #401-450 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 11, 12 ／ Rapid Reading	受動態について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		12週	小テスト #451-500 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Plus 3, 4 ／ Rapid Reading	助動詞・受動態について理解を深める． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		13週	小テスト #501-550 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 13, 14 ／ Rapid Reading	不定詞について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		14週	小テスト#551-600 これまでの復習＆試験範囲の質問受付	これまでの学習を振り返る．
		15週	前期期末試験	到達目標(1)(2)(3)(4)
		16週	試験解説およびfollow-up演習
後期
	3rdQ
		1週	夏課題確認テスト(単語#001-700, VQ Extra 01-11の基本例文)	日常生活で使われる多様な表現を知る．
		2週	小テスト #701-750 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 15, 16 ／ Rapid Reading	動名詞について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		3週	小テスト #751-800 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Plus 5, 6 ／ Rapid Reading	不定詞・動名詞について理解を深める． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		4週	小テスト #801-850 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 17, 18 ／ Rapid Reading	分詞について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		5週	小テスト #851-900 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 19, 20 ／ Rapid Reading	関係詞について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		6週	小テスト #901-950 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Plus 7, 8 ／ Rapid Reading	分詞・関係詞について理解を深める． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		7週	小テスト #951-1000 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 21, 22 ／ Rapid Reading	比較について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		8週	小テスト#1001-1050 これまでの復習＆試験範囲の質問受付	これまでの学習を振り返る．
	4thQ
		9週	後期中間試験	到達目標(1)(2)(3)(4)
		10週	TOEIC Bridge問題演習	TOEIC Bridgeの問題形式について理解する．
		11週	小テスト #1051-1100 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Lesson 23, 24 ／ Rapid Reading	仮定法について理解する． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		12週	小テスト #1101-1150 TOEIC Bridge問題演習	TOEIC Bridgeの問題形式について理解する．
		13週	小テスト #1151-1200 Pair & Share ／ Vision Quest（以下，VQ）Plus 9, 10 ／ Rapid Reading	比較・仮定法について理解を深める． 日常に関する話題について英語で自分の経験や知識・意見を伝え合う． 平易な英文を読み必要な情報を素早く正確に理解する．
		14週	小テスト#1201-1250 これまでの復習＆試験範囲の質問受付	これまでの学習を振り返る．
		15週	学年末試験	到達目標(1)(2)(3)(4)
		16週	試験解説およびfollow-up演習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル	授業週
基礎的能力	人文社会科学	英語	英語	中学校までに学習した語彙の定着を図り、高等学校指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる語彙を習得して適切に運用できる。	3	前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後11,後12,後13,後14,後15
				中学校までに学習した文構造及び文法事項に加え、高等学校学習指導要領に準じた文構造及び文法事項について習得して適切に運用できる。	3	前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後11,後12,後13,後14,後15
				日常的な話題や社会的な話題について平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握して必要な情報を読み取り、書き手の意図、概要や要点を把握できる。	3	前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後15
				日常的な話題や社会的な話題について、自分の意見や感想を整理し、情報や考え、気持ちなどを伝える文章を書くことができる。	3	前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後11,後12,後13,後15
				母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢を持ち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。	3	前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後11,後12,後13,後15
				実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略（ジェスチャー、アイコンタクト）を適切に用いることができる。	3	前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前15,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後11,後12,後13,後15

評価割合

	定期試験	小テスト	課題・タスク	TOEIC Bridge	合計
総合評価割合	50	30	10	10	100
基礎的能力	50	30	10	10	100
専門的能力	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0