経済学概説Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 経済学概説Ⅱ
科目番号 R06G409 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科目 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)伊藤塾,『伊藤塾の公務員試験「経済学」の点数が面白いほどとれる本』,KADOKAWA.2019年.
担当教員 長門 哲宏

到達目標

(1)三面等価の原則や経済における長期モデルの特性について理解できる.(定期試験)
(2)経済における短期モデルの特性や経済成長の特性について理解できる.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
到達目標(1)の評価指標経済の長期・短期モデルについて十分に理解できる.経済の長期・短期モデルについてある程度理解できる.経済の長期・短期モデルについて理解できない.
到達目標(2)の評価指標経済成長や日本経済の状況について十分に理解できる.経済成長や日本経済の状況についてある程度理解できる.経済成長や日本経済の状況について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる
JABEE 1.2(a) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は,経済学とはいかなる学問なのかを学びます.経済の長期・短期モデル,経済成長や日本経済の状況を学ぶことによって,現代社会において観察される経済現象とその背景にある経済社会問題を知り,自分なりの経済現象に対する体系的な見方を養うことを目的とします.
(科目情報)
教育プログラム第1学年 ○科目
授業の進め方・方法:
GDPとは何か,GDPに関連した概念,長期モデルⅠ,財市場,総需要ショック,総供給ショック,長期モデルⅡ,マクロ経済の短期モデル,短期における総生産の決定,人々の将来予想と経済変動,企業による価格決定,経済成長,資本蓄積と経済成長,日本経済とマクロ経済学,等々について学習する.
(事前学習)
シラバスにしたがって相当する教科書の範囲を事前に読んでおくこと.
注意点:
(履修上の注意)
教科書の予習と復習を徹底すること.
(自学上の注意)
復習する際には,ノートを参考にして理解を深めること.

評価

(総合評価)
総合評価=2回の定期試験の平均点
(単位修得の条件について)
総合評価が60点以上を単位修得の条件とする.
(再試験について)
再試験は,総合評価が60点に満たない者に対して実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 国民所得理論(財市場分析) 国民所得計算を理解できる.
2週 国民所得理論(財市場分析) 国民所得の決定(ケインズ派の有効需要原理)を理解できる.
3週 国民所得理論(財市場分析) 乗数効果を理解できる.
4週 貨幣市場分析 古典派の貨幣数量説・ケインズ派の流動性選好説を理解できる.
5週 貨幣市場分析 貨幣乗数を理解できる.
6週 IS-LM分析 IS曲線を理解できる.
7週 IS-LM分析 LM曲線を理解できる.
8週 IS-LM分析 IS-LM分析を理解できる.
財政策と金融政策を理解できる.
4thQ
9週 後期中間試験 到達目標(1)(2)
10週 後期中間試験の解答と解説
AD-AS分析
試験の見直しと確認ができる.
AD-AS分析を理解できる.
11週 AD-AS分析 マクロ経済政策を理解できる.
12週 AD-AS分析 古典派と初期ケインズ派ケースを理解できる.
13週 経済成長理論 経済成長率・学派対立を理解できる.
14週 国際マクロ経済理論 国際収支と為替レート・マンデル=フレミング・モデル(財政・金融政策の効果)を理解できる.
15週 後期末試験 到達目標(1)(2)
16週 後期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000