政治・経済

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 R07G202 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)杉田敦ほか(2023)『政治・経済』東京書籍 
担当教員 内田 龍之介

到達目標

(1)現代日本政治について基礎的な内容を学修し,そのあり方について考察する.(定期試験等)
(2)現代日本経済について基礎的な内容を学修し,そのあり方について考察する.(定期試験等)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標(1)の評価指標現代日本政治の基礎的理論と課題について理解力が高い.現代日本政治の基礎的理論と課題について理解力がある.現代日本政治の基礎的理論と課題について理解力がない.
到達目標(2)の評価指標現代日本経済の基礎的理論と課題について理解力が高い現代日本経済の基礎的理論と課題について理解力がある.現代日本経済の基礎的理論と課題について理解力がない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は現代日本における政治と経済の基礎的な理論と課題を学修し,そのあり方を考察することを目的とする.工学関連の技術については,高専にて学び,生み出され,日々の生活に不可欠なものとなっているが,法や政策,経済にも密接な関係にある.本講義はとりわけ日本の政治と経済をテーマとする.政治や法の仕組みがどうなっているのか,経済が成長するためには何が必要か,といったことを意識してほしい.関連する理論を教科書に沿って学ぶこと加えて,時事ニュースにも積極的に触れる機会を設ける.本講義を通して現代社会を俯瞰しながら技術を生み出すことのできる学生になってくれると幸いである.                                                    
授業の進め方・方法:
(授業の進め方)
基本的には講義形式で進めることとし,教科書の内容に応じて担当者より解説用のレジュメや資料を配布するほか,映像資料の閲覧も行うことがある.
レポート課題(小レポート問題)を前期中間試験前と後期中間試験前に一度ずつ課す.また,アクティブラーニング課題(グループワークと報告)を前期期末試験前と後期期末試験前に一度ずつ課す.これらの課題に関するテーマや調査方法,執筆や報告の仕方については授業内で案内する.
(事前学習)
新聞,テレビ,インターネットを用いて日々のニュースに接しておくと,授業に関連する事柄が頻出するので事前および事後の学習に役立つ.
注意点:
(履修上の注意)
授業中にメモを取り,予習と復習を行うこと.                                                 
(自学上の注意)
不明な点があれば積極的に質問し,解消に努めること.

評価

(総合評価)
総合評価=【「試験の得点×0.8」+「レポート課題orアクティブラーニング課題×0.2」】の4回分の平均点とする.各回の成績(=成績状況)は当該回までの平均点で算出する.
(再試験について)
総合評価が60点未満の場合に実施する.ただし,レポート課題とアクティブラーニング課題の計4回分を提出している受講生のみを対象とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本講義の進め方や学修方法について理解できる.
2週 民主政治の基本原理① 民主政治の成立について理解できる.
3週 民主政治の基本原理② 法と民主政治について理解できる.
4週 民主政治の基本原理③ 基本的人権の確立について理解できる.
5週 日本国憲法の基本原理① 日本国憲法の制定について理解できる.
6週 日本国憲法の基本原理② 日本国憲法の基本原理について理解できる.
7週 日本国憲法の基本原理③ 基本的人権の保障について理解できる.
8週 日本国憲法の基本原理④ 平和主義について理解できる.
2ndQ
9週 前期中間試験 到達目標(1)(2)
10週 前期中間試験の解答と解説
日本の政治機構①
解答・解説から,自己の課題を把握する.
国会と立法について理解できる.
11週 日本の政治機構② 内閣と行政について理解できる.
12週 現代政治の特質と課題① 戦後政治について理解できる.
13週 現代政治の特質と課題② 政党について理解できる.
14週 グループワーク 到達目標(1)(2)
15週 前期期末試験 到達目標(1)(2)
16週 前期期末試験の解答と解説 解答・解説から,自己の課題を把握する.
後期
3rdQ
1週 現代の資本主義経済① 経済活動の意義について理解できる.
2週 現代の資本主義経済② 資本主義経済の発展について理解できる.
3週 現代の資本主義経済③ 資本主義経済の変容について理解できる.
4週 現代の資本主義経済④ 社会主義経済について理解できる.
5週 現代経済のしくみ① 経済主体と経済の循環について理解できる.
6週 現代経済のしくみ② 生産のしくみと企業について理解できる.
7週 現代経済のしくみ③ 市場経済の機能と限界について理解できる.
8週 現代経済のしくみ④ 国民所得と経済成長について理解できる.
4thQ
9週 後期中間試験 到達目標(1)(2)
10週 後期中間試験の解答と解説
日本経済の発展と現状①
解答・解説から,自己の課題を把握する.
戦後日本経済の発展について理解できる.
11週 日本経済の発展と現状② 日本経済の現状について理解できる.
12週 福祉社会と日本経済の課題① 雇用と労働問題について理解できる.
13週 福祉社会と日本経済の課題② 社会保障と福祉について理解できる.
14週 グループワーク 到達目標(1)(2)
15週 後期期末試験 到達目標(1)(2)
16週 後期期末試験の解答と解説 解答・解説から,自己の課題を把握する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会社会これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにしつつ、より良いキャリア構築を含む生涯にわたる多様な自己形成に関する考え方、他者と共に生きていくことの重要性、及び望ましい社会や世界のあり方について考察できる。3前1,前2,前3,前9,前12,前13,前14,前15,前16,後9,後10,後14,後15,後16
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理と基礎的な政治・法・経済の仕組みを理解し、現代社会の諸課題について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後14,後15,後16
現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定し、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から多面的・多角的に考察、構想し、表現できる。3前7,前8,前9,前14,前15,前16,後9,後10,後14,後15,後16
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解多様性の概念及びその重要性を説明できる。3前3,前7,前8,前9,前13,前14,前15,前16,後9,後10,後12,後13,後14,後15,後16
グローバリゼーションの進展により生じた産業、経済、政治への影響及びグローバリゼーションと科学技術との相互作用を説明できる。3前8,前9,前14,前15,前16,後9,後10,後11,後14,後15,後16
技術者としてグローバルに活動する際に求められる知識、資質、能力について説明できる。3前8,前9,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
分野横断的能力基盤的資質・能力倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。3前9,前14,前15,前16,後9,後10,後12,後13,後14,後15,後16
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。3前2,前6,前7,前9,前13,前14,前15,前16,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験課題(レポート or アクティブラーニング)合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000