現代文

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 現代文
科目番号 1301 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科目 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 中島国彦,「新読む力・考える力を高める 現代文学名作選」明治書院.佐野摩美他編著,「現代を読む 評論文20選ステップアップ」明治書院.
担当教員 山田 繁伸

到達目標

(1) 作中の登場人物の心情を正確に把握し,自らの考え方・生き方を豊かにする.(定期試験と課題)
(2) 優れた表現を味わい,自らの言語感覚を磨き,言語文化に対する関心を深める.(定期試験と課題)
(3) 文章に応じた関連資料を駆使し,文章を深く読み解く力を身につける.(定期試験と課題)
(4) 論理の展開や要旨をとらえ,それらを参考にし,自分の考えを創造し表現する力を身につける.(定期試験と課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代文の学習として,小説・評論の二分野を中心に展開する.小説を読むことによって,精神の成長,情操の育成を目指す.評論を読むことによって,論理的な思考力を向上させ,現代社会の抱えるさまざまな問題に真摯に向き合う態度を養う.
授業の進め方・方法:
前期に小説,後期に評論を読む.全般的な日本語力を高めながら,読む力・考える力を身につける.毎時間,配布するプリントに自らの手を動かし,記述し学習を深める.授業後,毎回そのプリントは回収する.
注意点:
授業で配布した資料は整理しファイルにとじておくこと.プリント等の課題は,指示に従い提出すること.
達成目標の(1)~(4)について,4回の定期試験と課題で評価する.
総合評価=0.8×(4回の定期試験の平均点)+0.2(課題点)
総合評価が60点以上を合格とする.再試験は,総合評価が60点に満たない者に対して実施する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 小説「坊ちゃん」夏目漱石 代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
2週 小説「最後の一句」森鴎外 代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3前2,前3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000