科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 LHR
科目番号 30M424 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 0
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 (教科書)なし/(教材)適宜,資料を配布する.
担当教員 山本 通

到達目標

(1) 工場見学,研修旅行により,企業等における技術者・研究者等の実務を認識できる.(課題レポート等)
(2) インターンシップの説明会により,企業学習の目的を理解できる.また,報告会を通して,複数の企業等において実際に行われている企業活動を具体的に理解できる.(発表および聴講)
(3) SPIの模擬試験を受けることにより,自己の能力を分析することができる.(SPI試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者・研究者等の実務を知り,それをこなすために技術者が備えるべき能力を認識できる.企業等における技術者・研究者等の実務を認識できる.企業等における技術者・研究者等の実務について十分に認識できない.
評価項目2企業学習の目的を理解し,高専での学習の意義を認識できる.企業学習の目的について理解できる.企業学習の目的について十分に理解できない.
評価項目3実際に行われている企業活動を知り,多くの企業が多面的に関わりあっていることを理解できる.企業等において実際に行われている企業活動を具体的に理解できる.実社会で行われている企業活動について具体的に理解が十分にできない.
評価項目4自己の能力を分析することにより,自ら明確にした将来像に向けた学習を実践できる.各種キャリア教育を受けることにより,自己の能力を分析することができる.自己の能力について十分に分析することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では,高専での学習により得た知識が,企業や大学等でどのように利用・活用されるかを理解し,自身の将来のありたい姿を明確化できることを目的としている.また,インターンシップや共同教育等を通して,企業および企業人としての社会的責任,社会人として自身が備えるべき能力を認識できるよう自己の研鑚を目指す.さらに,卒業後も社会人として継続的に学習し成長することを認識できる思考を養う.

(科目情報)
関連科目 特別活動,校外実習,実務実習
授業の進め方・方法:
本科目は,MCC(モデルコアカリキュラム)のⅧの態度・志向性の到達目標を達成するための授業である.講話・講演等の聴講,企業等の実務体験や現場見学,および演習を通じて目標とする到達レベルに達し,未来志向性・キャリアデザインや企業活動理解などの能力を養う.
また,各授業は,第4学年から第5学年にわたる2年間を通じて実施される.

(評価について)
成績としての評価はつけない.

注意点:
(履修上の注意)
各授業項目について,実施することの意義の理解に努めること.また,それに伴って自己の涵養に努めること.
実施する際には事前に周知するので,普段から授業担当者および所掌の係からの連絡について電子掲示板等を常に確認すること.

(自学上の注意)
自身の理想とする将来像を見据えながら取り組むこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来を考え,一年間の学習を計画することができる.
2週 工場見学 工場見学等により,企業技術者および研究者等の実務を理解できる.
3週 インターンシップ説明会 インターンシップ説明会により,企業学習の目的を理解できる.
4週 インターンシップ関係書類作成 インターンシップ関係書類の作成を通じて,自身の企業学習の目的や履歴を整理できる.
5週 インターンシップ報告会 企業学習した内容について相互に報告し,各企業の社会的役割を理解できる.
6週 研修旅行 研修旅行により,複数企業の技術者や研究者の実務,業務の工程,社会的役割について理解することができる.
7週 同上 同上
8週 同上 同上
2ndQ
9週 進路説明会 進路説明会により,自身の将来および進路について具体的に考えることができる.
10週 SPI試験1 SPIの模擬試験を受け,その結果から,自己の能力を分析することができる.
11週 SPI試験2 同上
12週 SPI試験3 同上
13週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来像をイメージした,最終学年の学習計画を立てることができる.
14週 特別講演会 特別講演会により,講演内容を分析・理解すると共に,自身の考えをまとめることができる.
15週 調査書等の作成 自身の進路を決定し,それに沿った調査書や履歴書を作成できる.
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前9,前10,前11,前12,前15
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前9,前10,前11,前12,前15
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前9,前10,前11,前12,前15
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前9,前10,前11,前12,前15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前1,前9,前10,前11,前12,前13,前15
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

履修書類作成合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力000
分野横断的能力6040100