到達目標
(1) クライアントの要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる.
(2) 企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる.
(3) 高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が,どのように活用されているかを理解することができる.
(4) 現実の問題を踏まえ,その課題を明確化し,解決することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | クライアントの要求に適合するシステムやプロセスを自発的に開発することができる. | クライアントの要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる. | クライアントの要求に適合するシステムやプロセスを開発することができない. |
評価項目2 | 企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して率先的に実行することができる. | 企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる. | 企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができない. |
評価項目3 | 高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が,どのように活用されているかを明確に理解することができる. | 高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が,どのように活用されているかを理解することができる. | 高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が,どのように活用されているかを理解することができない. |
評価項目4 | 現実の問題を踏まえ,その課題を明確化し,自力で解決することができる. | 現実の問題を踏まえ,その課題を明確化し,解決することができる. | 現実の問題を踏まえ,その課題を明確化し,解決することができない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B2)
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JABEE 2.1(1)①
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教育方法等
概要:
本科目は,機械工学科3年で実施したPBLの発展,さらに専攻科で履修するプロジェクト実験Ⅰの基礎として実施しする.卒業研究の指導教員がクライアントとなり,クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し,設計解を創案する.創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価する.クライアントの要求を明確化し,QCD(Quality,Cost,Delivery)等の複数の制約条件を考慮して,要求を満たす最適なシステムやプロセスを提案・開発する.
(科目情報)
教育プログラム 第2学年 ◎科目
授業時間 23.25時間
関連科目 工学実験Ⅱ,工学実験Ⅲ,卒業研究,プロジェクト実験Ⅰ(専攻科),特別研究Ⅰ,Ⅱ(専攻科)
授業の進め方・方法:
到達目標の(1)~(4)について,レポートと取り組み状況,成果発表にて評価する.
総合評価=レポート40% + 取り組み40% + 成果発表20%.
各項目を100点法で卒研担当教員が評価し,その平均を総合評価とする.
100点満点で60点以上を合格とする.
再試験は60点に満たない者に対して,学科の審議を経て実施する.
注意点:
(履修上の注意)
出欠確認は各指導教員が行う.教員による付きっきりの指導はないので各自が主体的に取り組むことが求められる.
(自学上の注意)
能動的に考え,行動する.担当指導教員と密に連絡をとる.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
グループ分け |
各研究室の卒業研究に配属された学生で2人以上のチームを結成する.
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2週 |
クライアント要求事項からテーマ選定 |
クライアントが要求する,卒業研究製作物,オープンキャンパスや高専祭の出展物,学外ものづくり展作品等からテーマを選定する.
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3週 |
クライアント要求事項からテーマ選定 |
クライアントが要求する,卒業研究製作物,オープンキャンパスや高専祭の出展物,学外ものづくり展作品等からテーマを選定する.
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4週 |
アイデア創出 |
クライアントの要求を解決するための設計解に対するアイデアをチームで考える.
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5週 |
アイデア創出 |
クライアントの要求を解決するための設計解に対するアイデアをチームで考える.
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6週 |
QCD検討 |
QCD(Quality:品質,Cost:費用,Delivery:納期)等の複数の制約条件を考慮して,要求を満たす最適なシステムやプロセスを提案・開発する
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7週 |
QCD検討 |
QCD(Quality:品質,Cost:費用,Delivery:納期)等の複数の制約条件を考慮して,要求を満たす最適なシステムやプロセスを提案・開発する
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8週 |
製作 |
製作計画に従って安全に製作する.
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2ndQ |
9週 |
製作 |
製作計画に従って安全に製作する.
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10週 |
製作 |
製作計画に従って安全に製作する.
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11週 |
製作 |
製作計画に従って安全に製作する.
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12週 |
製作 |
製作計画に従って安全に製作する.
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13週 |
作品発表会 |
作品の発表会を行う.
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 現実を踏まえ、公衆の健康・安全や文化・社会・環境に配慮すべきことが理解できる。さらに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程の設計に取り組むことができる。 | 4 | |
現実を踏まえ、公衆の健康・安全への配慮、文化的・社会的・環境的な観点に配慮をしつつ、既存の枠にとらわれずに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程を設計することができる。 | 4 | |
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。 | 4 | |
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。 | 4 | |
評価割合
| レポート | 取り組み | 成果発表 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 5 | 25 |
専門的能力 | 30 | 30 | 15 | 75 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |