到達目標
(1) 摩擦の機構や摩耗の種類及びその特徴を把握する.(定期試験とレポート)
(2) 潤滑形態と摩擦状態の関係を理解する.(定期試験とレポート)
(3) 軸受潤滑の基礎知識をつける.(定期試験)
(4) 課題を通して理解を深めるとともに,自主的かつ継続的な学習が出来る.(課題)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 摩擦の機構や摩耗の種類及びその
特徴が理解でき,応用できる.
| 摩擦の機構や摩耗の種類及びその
特徴が理解できる.
| 摩擦の機構や摩耗の種類及びその
特徴が理解できない. |
評価項目2 | 潤滑形態と摩擦状態の関係が理解
でき,応用できる.
| 潤滑形態と摩擦状態の関係を理解
できる.
| 潤滑形態と摩擦状態の関係を理解
できない. |
評価項目3 | 軸受潤滑の基礎知識が理解でき
,応用できる. | 軸受潤滑の基礎知識が理解できる. | 軸受潤滑の基礎知識が理解できな
い. |
評価項目4 | 課題を通して理解を深めるととも
に,他者の学習補助が出来る.
| 課題を通して理解を深めるととも
に,自主的かつ継続的な学習が出
来る.
| 課題を通して理解を深めるととも
に,自主的かつ継続的な学習が出
来ない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B2)
説明
閉じる
JABEE 2.1(1)③
説明
閉じる
教育方法等
概要:
トライボロジーは流体力学, 材料, 化学, 物理などの境界領域に属する分野の学問であり, これらの領域の基礎知識を理解する. 摩擦研究の歴史, 凝着摩耗における移着成長論, アブレッシブ摩耗, 流体潤滑などの基本について理解する. 将来, トライボロジーの知識を機械設計に生かす基本知識を身に付ける.
授業の進め方・方法:
講義と課題
達成目標の(1)~(4)について,2回の試験と課題で評価する定期試験の成績(90%)およびレポートの提出(10%)により評価する.
また,総合評価が60点以上を合格とする.
注意点:
講義中に分からなければその場で分かるまで粘り強く質問すること.
授業中の課題,配布資料の要点をまとめてノートに整理すること.
再試験は総合評価が60点に満たない学生に実施する.ただし,課題をすべて提出した学生を対象とする.
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
固体表面の性質 |
固体摩擦は凝着説と凹凸説があって長い対立をしていた背景を理解する.
|
2週 |
二表面の接触と真実接触面 |
クーロンの法則,初期摩擦と定常摩擦,繰り返し摩擦と非繰り返し摩擦の違いなどについて学ぶ.
|
3週 |
摩擦の歴史 |
クーロンの法則,初期摩擦と定常摩擦,繰り返し摩擦と非繰り返し摩擦の違いなどについて学ぶ.
|
4週 |
摩擦の機構 |
クーロンの法則,初期摩擦と定常摩擦,繰り返し摩擦と非繰り返し摩擦の違いなどについて学ぶ.
|
5週 |
境界潤滑と混合潤滑 |
境界潤滑及び混合潤滑状態の特徴を理解する.
|
6週 |
境界摩擦の機構 |
境界潤滑及び混合潤滑状態の特徴を理解する.
|
7週 |
表面温度と境界摩擦 境界摩擦と混合潤滑 |
油性剤や極圧添加剤の目的と摩擦緩和のメカニズムを理解する.
|
8週 |
後期中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
後期中間試験の解答と解説 |
|
10週 |
摩耗の種類 |
凝着摩耗やアブレッシブ摩耗のメカニズムの違いを理解する.
|
11週 |
表面疲れ |
繰り返しを伴うか否かで初期摩耗から定常摩擦への移行が大きく影響されるメカニズムを理解する.
|
12週 |
潤滑油の種類と性状 |
鉱油,合成油などの種類とその特徴を理解する.
|
13週 |
レイノルズ基礎方程式 |
レイノルズ基礎方程式を使って流体潤滑下
|
14週 |
レイノルズ基礎方程式 |
レイノルズ基礎方程式を使って流体潤滑下
|
15週 |
後期期末試験 |
|
16週 |
後期期末試験の解答と解説 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |