地域日本文学

科目基礎情報

学校	大分工業高等専門学校	開講年度	平成31年度 (2019年度)
授業科目	地域日本文学
科目番号	31M401	科目区分	一般 / 必修
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	機械工学科	対象学年	4
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	（教科書）授業でそのつど渡すプリントをテキストとする．／（参考図書）特になし
担当教員	大野 順子

到達目標

(1) 九州に関わる古文に親しみ，本文や内容の読解と理解の基礎力・応用力，物事を多面的に捉えて考えていく力を身につける．(プリント・定期考査)
(2) 古文・漢文の読解の基礎力を身につける．(プリント・定期考査)
(3) 文章の内容や箇所についての問いに対して的確に文章にまとめる作文力や発表力を身につける．(プリント・提出課題・発表)
(4) 常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語・語句・用語の力をつける．(プリント・定期考査)

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	九州に関わる古文に親しみ，本文や内容の読解と理解の基礎力・応用力，物事を多面的に捉えて考 えていく力を身につけ，他者に説明することができる．	九州に関わる古文に親しみ、本文や内容の読解と理解の基礎力・応用力，物事を多面的に捉えて考 えていく力を身につけことができる．	九州に関わる古文に親しみ，本文や内容の読解と理解の基礎力・応用力，物事を多面的に捉えて考 えていく力を身につけことができない．
評価項目2	古文・漢文の読解の基礎力を身につけ，他者に説明することができる．	古文・漢文の読解の基礎力を身につけることができる．	古文・漢文の読解の基礎力を身につけることができない．
評価項目3	文章の内容や箇所についての問いに対して的確に文章にまとめる作文力や発表力を身につけ，的確に他者に伝えることができる．	文章の内容や箇所についての問いに対して的確に文章にまとめる作文力や発表力を身につけることができる．	文章の内容や箇所についての問いに対して的確に文章にまとめる作文力や発表力を身につけることができない．
評価項目4	常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語・語句・用語の力をつけ，他者に説明することができる．	常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語・語句・用語の力をつけることができる．	常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語・語句・用語の力をつけることができない．

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C1) （表現する力、ディスカッションする力を身につける）

JABEE 1(2)(a) （地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養）

JABEE 1(2)(g) （自主的，継続的に学習する能力）

教育方法等

概要:

・古文・漢文の読解の基礎力を身につける．
・九州を舞台とした，または，九州の人が書いた古典作品を読み，読解・鑑賞と，その内容に関する文章作成や意見交換を行う．それらの文章に触れていくことを通して，地元九州への関心や理解を深める．
・常用漢字(書き取り読み取り)・慣用句・四字熟語・評論用語・文芸用語の学習やテストを授業及び定期考査で行い漢字・語句の力を身につける.
（科目情報）
授業時間　23.25時間
関連科目　日本語表現法(後期)，現代文(3 年)，卒業研究(5 年)

授業の進め方・方法:

基本的に，講義を中心に学習する．
（再試験について）
再試験は，原則として行わない．

注意点:

（履修上の注意）
講義中に話した内容は各自ノートをとり，わかりやすくまとめ直して復習に役立てること．
そのつど渡すプリントはなくさず整理しておくこと．
（自学上の注意）
あらかじめ渡したプリントは予習しておくこと．

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ガイダンス．女手と男手	ガイダンス．仮名文字について学ぶ．
		2週	王朝和歌文学について	平安期の和歌に関する基礎的事項について学ぶ．
		3週	奈良時代の和歌	『万葉集』の歌の特徴に触れつつ、作品中の和歌を味わう．
		4週	平安時代の和歌	勅撰集に関する基礎事項について学ぶ．
		5週	平安時代の和歌（2）	『古今和歌集』の歌の特徴について学ぶ．
		6週	平安時代の和歌（3）	『古今和歌集』の和歌を味わう．
		7週	平安時代の和歌（4）	女房文学と和歌について学ぶ．
		8週	九州と歌枕（1）	九州の歌枕が用いられた和歌を読む．
	2ndQ
		9週	前期中間試験
		10週	中間試験の解答と解説 九州と歌枕（2）	九州の歌枕が用いられた和歌を読む．
		11週	九州と歌枕（3）	大分の歌枕が用いられた和歌を読む．
		12週	太宰府と文学（1）	太宰府とかかわりのある文学作品を読む．
		13週	太宰府と文学（2）	菅原道真とかかわりのある文学作品を読む．
		14週	太宰府と文学（3）	菅原道真とかかわりのある文学作品を読む．
		15週	前期期末試験
		16週	期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル	授業週
基礎的能力	人文・社会科学	国語	国語	文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。	3	前1,前2,前4,前5,前7
				新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。	3	前3,前6,前8,前13,前14
分野横断的能力	汎用的技能	汎用的技能	汎用的技能	日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。	3	前11,前12
				他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。	3	前11,前12

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	80	0	0	0	0	20	100
基礎的能力	80	0	0	0	0	20	100
専門的能力	0	0	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0