概要:
近年、科学技術の基本に関わるような事故事例が数多く報告されている。なかでも関係した科学技術者の倫理性が
問われる事例が多々見受けられる。本講義では、こうした技術と倫理に関わるさまざまな問題について、教科書を
とおし、又事例を考察して、技術者としてのあり方を学習する。
授業の進め方・方法:
講義と課題
総合評価=80%(定期試験)+20%(課題、討議評価)とし、
総合評価が60点以上を合格とする。
注意点:
本講義では、事前準備もしくは日常の関心(新聞、雑誌等によく目を通しておく、提示資料の読み込み、級友との議論等)が必要である。
資料等の内容を良く理解し、思考し、議論することが大切です。
世の中さらに複雑になり、スピードが早くなっている。自分の考えを持つことが必要ですし、又柔軟に対応することも要求される。
授業中の課題、教科書・配布資料の要点をまとめてノートに整理する。
再試験は総合評価が60点に満たない学生に実施する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 4 | |
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。 | 4 | |
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 4 | |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 4 | |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 4 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 4 | |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 4 | |
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。 | 4 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 4 | |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 4 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 4 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 4 | |