防災工学概説

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 防災工学概説
科目番号 31M530 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)太田敏一・松野 泉,「防災リテラシー」,森北出版/(参考図書)岡田恒男・土岐憲三編著,「地震防災のはなし-都市直下地震に備える-」,朝倉書店
担当教員 山口 貴之,一宮 一夫

到達目標

(1)防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響について理解できる.(定期試験)
(2)自主的,継続的に学習できる.(課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響についてとてもよく理解できる.防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響について理解できる.防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響について理解できていない.
評価項目2自主的,継続的にとてもよく学習できる.自主的,継続的に学習できる.自主的,継続的に学習できていない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B2) 説明 閉じる
JABEE 2.1(1)⑤ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
RM教育対応科目
本科目では,これまでの主な自然災害および我が国の立地条件を学習し,地震,津波,台風や豪雨などの自然災害の仕組みを学ぶ.また,ライフラインの復旧・対策や災害に関わる情報を学ぶ.最終的には,防災全般について基礎的な内容を理解する.
授業の進め方・方法:
(再試験について)
原則として,再試験は実施しない.
注意点:
(履修上の注意)
必要に応じて課題を与える.

(自学上の注意)
常に災害・防災関係の情報には関心を払い情報を集めるように心がける.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 これまでの主な自然災害のまとめおよび我が国の立地条件 これまでの主な自然災害および我が国の立地条件が理解できる.
2週 災害に立ち向かうために 阪神淡路大震災と東日本大震災の被害の実態とそれへの対応について理解できる.
3週 災害とは 災害とは何かを理解できる.
4週 クロスロードゲーム カードゲームにより災害対応方法が理解できる.
5週 地震 地震のメカニズムやそれへの対応などが理解できる.
6週 津波 津波のメカニズムやそれへの対応などが理解できる.
7週 防災士試験問題 過去の防災士試験問題の概要を理解できる.
8週 台風と豪雨
台風や豪雨による災害の発生メカニズムや被害,それへの対応などが理解できる.
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解答と解説
火災
わからなかった部分を理解する.
火災のメカニズムや被害,それへの対応などが理解できる.
11週 ライフライン 地震によるライフラインの被害やそれへの対応などが理解できる.
12週 災害情報 災害時に役立つ災害情報の種類と目的および災害情報の利用方法や流言,風評被害について理解できる.
13週 復興計画および復興まちづくり 災害後の復興計画および復興まちづくりを理解できる.
14週 南海トラフ巨大地震への備え 南海トラフ巨大地震のメカニズムや被害予想,それへの対応などが理解できる.
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・発表合計
総合評価割合8020100
基礎的能力201030
専門的能力601070
分野横断的能力000