日本語Ⅰ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本語Ⅰ
科目番号 R03M309 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 日本語ライティング短文からレポート作成まで(the japan times)
担当教員 藤田 裕美

到達目標

①日本語による「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つの能力をバランスよく身につけ、総合的なコミュニケーション能力を高める。                                              
②レポート・論文の構成を理解して、自力でのレポート・論文作成を目指す。                               

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1「読む」「聞く」「書く」「話す」の能力をバランスよく習得し、総合的なコミュニケーション能力を高めた「読む」「聞く」「書く」「話す」の能力、総合的なコミュニケーション能力の習得が認められる「読む」「聞く」「書く」「話す」の能力、総合的なコミュニケーション能力の習得を認めることができない
評価項目2論文・記事・資料を正確に読み取り自力で論文が作成できる論文・記事・資料の内容を読み取り、テンプレートを使っての作文が書ける論文・記事・資料の内容を読みとることができず、テンプレートを使っての作文が書けない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実際の生活で直面する場面を設定し、内容に応じた表現・文章の書き方を習得する。また、テーマについての資料を読み、考えたり意見交換をし、論理的なレポートが作成できる労力を育成する

(科目情報)
 対象 留学生3年
 授業時間 91.5 時間
 関連科目 なし
授業の進め方・方法:
講義・演習形式を併用し、要点の確認や作文(レポート)作成の練習を繰り返す。
また、意見・アイデアを日本語で話す機会を授業の中で設ける。
宿題は文法・語彙の習得のためと位置付けて毎回課す。
(事前学習)
テキストに目を通しておくこと
注意点:
(履修上の注意)
 プリントは自分できちんと管理すること  宿題は絶対に忘れないこと  
(自学上の注意)
 未習の漢字語彙は、その都度調べる

評価

(総合評価)
 4回の定期試験で評価する.
 総合評価=4回の定期試験の平均点
(再試験)
 総合評価が60 点以上を合格とする.再試験は総合評価が60 点に満たない者に対して実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 習熟度チェック プレースメントテストで理解度をチェック 
一年間の履修内容がわかる
2週 第1課「簡潔に回答する」
「比較」「理由」「意見」の表現の練習
「比較」「理由」「意見」の表現を使った質問に対し正しく回答できる。
3週 第1課「簡潔に回答する」
短く・簡潔に答える練習
アンケートに対して簡潔に回答する
4週 第2課「情報を文章にする」
「位置」「定義」「列挙」「比較」の表現の練習
「位置」「定義」「列挙」「比較」の表現を習得する
5週 第2課「情報を文章にする」
位置・内容を説明する文・比べる文を書く
地図・パンフレットから情報を読み取り学習した表現を使い説明する文を作成する
6週 第2課「情報を文章にする」
身のまわりにある実際の情報を文章にまとめる
身のまわりにある情報の中から効果的な情報を選択し、説明・伝達する
7週 第3課「状況を理解し、意見を述べる」
「状態・状況」「立場」「意見」「理由」の表現の練習
絵を見ながら「状態・状況」「立場」「意見」「理由」の表現を使って文を作る
8週 第3課「状況を理解し、意見を述べる」
実際に経験したことについて、文を作る
経験について自由に文を作り、発表する
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間テストの解答と解説 わからなかった部分の把握と理解
11週 第4課「段落を作る」
中心文・支持文について
中心文・支持文で段落を作る
12週 第4課「段落を作る」
文や段落をつなぐ練習
適切な接続詞を使って、文・段落をつなぐ
13週 第5課「体験したことを報告する文を書く」
「日時」「場所」「体験」「目的」「順序」「結果」「感想」「設備」を説明する表現の練習 
体験したことを、必要な表現を使って報告文にする
14週 第5課「体験したことを報告する文を書く」
体験報告文を書く
資料をもとに、練習した表現を使って体験報告文を書く
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 分からなかった部分の把握と理解
後期
3rdQ
1週 第6課「テーマに沿った意見文を書く」
「疑問の提示」「伝聞」「因果関係」などの表現の練習
「疑問の提示」「伝聞」「因果関係」などの表現を習得する
2週 第6課「テーマに沿った意見文を書く」
テーマに沿った意見文を書くための資料を読み取る
意見文には資料の裏付けが必要であり、それが説得力のある文になることを理解する
3週 第7課「自分をアピールする文を書く」
「時・経緯」「列挙」「目的」「希望・意志」「能力」の表現の練習
時・経緯」「列挙」「目的」「希望・意志」「能力」の表現を使い短文を作成する
4週 第7課「自分をアピールする文を書く」
長所を表す言葉を使い表を完成させる
自分について述べるために必要な語彙を確認する
5週 第7課「自分をアピールする文を書く」
自分についてポイントを整理したわかりやすい分を書く
自己アピール文を400字程度で作成する
6週 「レポートを書くための基礎知識」
手順・段落構成・書式について知る
レポート作成に関しての基礎知識を習得する
7週 「レポートを書くための基礎知識」
レポートで使われる表現の練習
レポートで使う表現を習得する
8週 第8課「順序だてて、レポートを書く」
「定義」「順序」「分類」「例示」の表現の練習
「定義」「順序」「分類」「例示」の表現から文の順序を考える
4thQ
9週 後期中間試験
10週 後期中間試験の解答と解説 分からなかった部分の把握と理解
11週 第8課「順序だてて、レポートを書く」
提示された資料を理解しまとめ、レポートを作成
資料から、要点を箇条書きにし、表を作成
構成案からレポート用紙にレポートを完成
12週 第9課「引用して、レポートを書く」
「引用」「対比」の表現の練習語や文を名詞化する練習
「引用」「対比」を使った短文の作成
名詞化により簡潔で明瞭な文を作成
13週 第9課「引用して、レポートを書く」
テーマ「日本の少子化問題」資料を検討するレポートを作成
資料を検討し、要点をまとめ、表にするレポートの構成を考える完成したレポートを発表する
14週 第10課「資料を利用して、レポートを書く」
1年間学習したことを使ってレポートを作成
提示されたテーマに沿って、必要な表現を使い、資料を利用して、レポートを完成させる
15週 学年末試験
16週 学年末末試験の解答と解説 分からなかった部分の把握と理解

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100
専門的能力00
分野横断的能力00