キャリアデザイン

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 キャリアデザイン
科目番号 R03M426 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 (教科書)なし/(教材)適宜,資料を配布する.
担当教員 坂本 裕紀

到達目標

(1) 工場見学,研修旅行により,企業等における技術者・研究者等の実務を認識できる.(課題レポート等)
(2) インターンシップの説明会により,企業学習の目的を理解できる.また,報告会を通して,複数の企業等において実際に行われている企業活動を具体的に理解できる.(発表および聴講)
(3) SPIの模擬試験を受けることにより,自己の能力を分析することができる.(SPI試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者・研究者等の実務を知り,それをこなすために技術者が備えるべき能力を認識できる.企業等における技術者・研究者等の実務を認識できる.企業等における技術者・研究者等の実務について十分に認識できない.
評価項目2企業学習の目的を理解し,高専での学習の意義を認識できる.企業学習の目的について理解できる.企業学習の目的について十分に理解できない.
評価項目3実際に行われている企業活動を知り,多くの企業が多面的に関わりあっていることを理解できる.企業等において実際に行われている企業活動を具体的に理解できる.実社会で行われている企業活動について具体的に理解が十分にできない.
自己の能力を分析することにより,自ら明確にした将来像に向けた学習を実践できる.各種キャリア教育を受けることにより,自己の能力を分析することができる.自己の能力について十分に分析することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では,高専での学習により得た知識が,企業や大学等でどのように利用・活用されるかを理解し,自身の将来のありたい姿を明確化できることを目的としている.また,インターンシップや共同教育等を通して,企業および企業人としての社会的責任,社会人として自身が備えるべき能力を認識できるよう自己の研鑚を目指す.さらに,卒業後も社会人として継続的に学習し成長することを認識できる思考を養う.

(科目情報)
関連科目 特別活動,校外実習,実務実習
授業の進め方・方法:
本科目は,MCC(モデルコアカリキュラム)のⅧの態度・志向性の到達目標を達成するための授業である.講話・講演等の聴講,企業等の実務体験や現場見学,および演習を通じて目標とする到達レベルに達し,未来志向性・キャリアデザインや企業活動理解などの能力を養う.



注意点:
(履修上の注意)
各授業項目について,実施することの意義の理解に努めること.また,それに伴って自己の涵養に努めること.
実施する際には事前に周知するので,普段から授業担当者および所掌の係からの連絡について電子掲示板等を常に確認すること.

(自学上の注意)
自身の理想とする将来像を見据えながら取り組むこと.

評価

(評価について)
成績としての評価はつけない.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来を考え,一年間の学習を計画することができる.
2週 インターンシップ説明会 インターンシップ説明会により,企業学習の目的を理解できる.
3週 インターンシップ報告会 企業学習した内容について相互に報告し,各企業の社会的役割を理解できる.
4週 CBT試験 CBT試験を通じて自分の実力を知り,強い場所と弱い場所を理解することができる.
5週 OBによるキャリア講演会1 企業関係者による講演会を通じて,企業活動の詳細と学習との関連を理解できる.
6週 OBによるキャリア講演会2 企業関係者による講演会を通じて,企業活動の詳細と学習との関連を理解できる.
7週 進路説明会 進路説明会により,自身の将来および進路について具体的に考えることができる.
8週 SPI試験1 SPIの模擬試験を受け,その結果から,自己の能力を分析することができる.
2ndQ
9週 SPI試験2 同上
10週 SPI試験3 同上
11週 SPI試験 解説 受験したSPIの模擬試験の結果をもとに,自分の伸ばす力を分析することができる.
12週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来像をイメージした,最終学年の学習計画を立てることができる.
13週 県内研修 県内の産業についてや,仕事について理解できる.
14週 特別講演会 企業関係者による講演会を通じて,企業活動の詳細と学習との関連を理解できる
15週 研究室説明会 各研究室の研究内容を理解し,自身の将来に必要となる能力を考え,卒業研究の計画を立てることができる.
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前7,前8,前9,前10,前12,前15
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前7,前8,前9,前10,前12,前15
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前7,前8,前9,前10,前12,前15
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前7,前8,前9,前10,前12,前15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前1,前7,前8,前9,前10,前12,前15
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
企業には社会的責任があることを認識している。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前3,前4,前5,前6,前13,前14
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前2,前4,前5,前6,前13,前14
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前2,前4,前5,前6,前13,前14
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前2,前4,前5,前6,前13,前14

評価割合

履修書類作成合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力000
分野横断的能力6040100