英語ⅠA

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語ⅠA
科目番号 R04M109 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)Extensive English Skills Workbook (桐原書店)/SKYWARD総合英語(桐原書店)/必携英単語LEAP(数研出版)/Fast Reading Middle Stage(文英堂)/Pair & Share 2 (いいずな書店)
担当教員 川野 泰崇

到達目標

(1) 英文構造を理解し,コミュニケーションの基礎として文法知識を活用できる. (小テスト・定期試験)
(2) 文法・語彙知識を活用し,日常でみられる話題について英語で表現できる.(課題・タスク)
(3) 日常で使用される語句について正確に意味が理解できる.(小テスト・定期試験)
(4) 日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(定期試験・TOEIC Bridge テスト)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
目的・到達目標(1)の評価指標日英の文構造の違いに注意し,英語の基本構文を完全に理解している.英語の基本構文を概ね理解している.英語の基本構文を理解していない.
目的・到達目標(2)の評価指標場面や状況に応じて,適切に文法・語彙知識を活用し自己表現が行えている.文法・語彙知識を用いて概ね伝えたいことが伝えられている.致命的なミスが多い,または話す(書く)分量が少ないため,理解が困難である.
目的・到達目標(3)の評価指標受容語彙・発信語彙ともに広く語句を熟知しており,文の中でどのような意味になるか正確に把握している.見出し語で提示されたときにそれがどのような意味になるか理解している.語彙学習が不十分でヒントなどの支援がなければ語彙知識を引き出すことができない.
目的・到達目標(4)の評価指標目的に応じて必要な情報を素早く見つけ出し,正確に意味を理解している.必要な情報を見つけ出し,英文の意味を概ね理解している.必要な情報が見つけ出せない,または見つけ出せても書かれている(話されている)内容が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (C2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(授業の概要)
中学校で学んだ文法・語彙の知識を拡充し,多様な場面で知識を活用できるようにさまざまな演習を行いながら4技能の向上を図る.英文法は基礎編と発展編に分けて2年間にわたり学習を進めていく.
個人でできる学習は家庭で行うことを基本とし,授業ではペアワークや発表活動に重点を置く.英検を模したコミュニケーション活動や速読トレーニングなどを行いながら実践的なスキルを身に着けていく.
定期試験の他に,客観的な英語力の指標としてTOEIC Bridge Listening & Reading IPテストを1月頃(予定)に実施する.
授業の進め方・方法:
(授業の進め方)
授業は,(1)小テスト (2) コミュニケーション活動 (3) 文法問題演習 または 速読・精読・リスニングトレーニングの順に行う.必要に応じて別途タスクを設ける.(1)については,必携英単語LEAPから「授業計画」に示した範囲より問題を出題する.語彙の他に適宜文法テストを実施し,既習文法が定着しているか確認する.(2)については,話すことのやり取りの活動および書くことの活動を中心に自己の体験や意見を英語で伝え合う練習を行う.(3)の文法問題演習については,指定範囲の学生が予習段階で理解できなかった箇所を中心に説明を施すことで疑問点の解明を目指す。その後,例文暗唱を行い文法知識を活用レベルまで高めていく.(3)の速読・精読・リスニングトレーニングについては,問題演習後,速音読,シャドーイング,ディクテーション,サイトトランスレーションなどの活動を行いながらリーディング・リスニングの技能向上を図る.

(事前学習)
(1) 文法参考書『SKYWARD』を熟読し,その後ワークブック『Extensive English Skills Workbook』に取り組む.解答はMicrosoft FORMS上で行い授業までに提出する.ワークブックで自力では解けない箇所は空欄のままで良い.『Fast Reading Middle Stage』は1回の授業で2レッスン進む.予習では本文を音読し知らない単語があれば辞書で意味を調べ書き込んでおく.設問は授業中に一斉に取り組むため解いてはいけない.(2) 単語帳『必携英単語LEAP』は,小テストに向けて各自で取り組む.正しい発音で覚えること.アプリ「数研Library」でも学習可能(※無料ライセンスキーおよび操作方法についてはオリエンテーション時に伝える).
注意点:
(履修上の注意)
(1)予習を前提とする.予習をしていない場合は,「課題・タスク」から減点する.(2)小テストを欠席した場合,その回の小テストは「0点」として評価する.公欠の場合は,早急に授業担当者に申告をし再試験を受けること.(3)長期休暇中に適宜課題を設ける.
(自学上の注意)
(1) 英語力の向上に向け,本文は必ずモデル音声を確認しながら音読・シャドーイング練習を繰り返し行うこと.(2) 語彙や文法は付属アプリを活用して定着を図ること.(3) 授業以外でも日ごろから英語学習(資格試験や語学番組などの活用)に励むこと.(4) 英語資格試験の面接対応,自主学習上の質問,および学習相談などあれば遠慮せずに相談すること.

評価

(総合評価)
総合評価 =(4回の定期試験の総合点を50点満点で換算した際の得点)+(小テストの総合点を30点満点で換算した際の得点)+(課題・タスクの総合点を10点満点で換算した際の得点)+(TOEIC Bridgeのスコアを英語科独自のスコア対応表に基づき10点満点で換算した際の得点)
(単位修得の条件)
総合評価の60点以上とする.
(再試験について)
総合評価59点以下の学生に対して実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業オリエンテーション①
春課題回収および課題確認テストの実施
授業方法,評価方法,各種学習教材の取り扱い,デバイス・アプリの利用方法,辞書の取り扱い等について理解する.
2週 授業オリエンテーション② 授業方法,評価方法,各種学習教材の取り扱い,デバイス・アプリの利用方法,辞書の取り扱い等について理解する.
3週 単語テスト① (1-42)
Chapter 1 時制
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日英語間の時制の違いを理解し,適切な時制の使用ができる.(MCC III-B)
4週 単語テスト② (43-78)
速読・精読・リスニング①
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
5週 単語テスト③ (79-118)
Chapter 2 助動詞
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
助動詞のさまざまな意味と場面に応じた使い分けについて理解する.(MCC III-B)
6週 単語テスト④ (119-162)
速読・精読・リスニング②
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
7週 単語テスト⑤ (163-198)
Chapter 3 受動態
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
さまざまな受動態の形について理解する.(MCC III-B)
8週 前期中間試験 目的・到達目標(1),(3),(4)
2ndQ
9週 中間試験の解説と学習指導
単語テスト⑥ (199-241)
Chapter 4 不定詞
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
不定詞の働きとさまざまな使い方について理解する.(MCC III-B)
10週 単語テスト⑦ (242-277)
速読・精読・リスニング④
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
11週 単語テスト⑧ (278-319)
Chapter 5 動名詞と分詞
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
-ing形・-ed形の違いや共通点について注意して使い分けできる.(MCC III-B)
12週 単語テスト⑨ (320-357)
速読・精読・リスニング⑤
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
13週 単語テスト⑩ (358-400)
Chapter 6 関係詞 
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
関係詞を理解し,必要な場合に正しく使うことができる.(MCC III-B)
14週 文法テスト(SKYWARD)
速読・精読・リスニング⑥
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
15週 前期期末試験 目的・到達目標(1),(3),(4)
16週 試験解説・学習指導 今後の学習について振り返る.
後期
3rdQ
1週 単語テスト⑪ (401-678)
速読・精読・リスニング⑦
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
2週 単語テスト⑫ (679-720)
Chapter 7 比較
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
原形・比較級・最上級を使って複数のものを比べる方法について理解する.(MCC III-B)
3週 単語テスト⑬ (721-760)
速読・精読・リスニング⑧
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
4週 単語テスト⑭ (761-804)
Chapter 8 仮定法
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
条件節と仮定法の違いを理解し,場面に応じて正しく使うことができる.(MCC III-B)
5週 単語テスト⑮ (805-842)
速読・精読・リスニング⑨
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
6週 単語テスト⑯ (843-878)
Chapter 9 文の種類 & Chapter 10 動詞
動詞によって英文構造が決まることを理解する.(MCC III-B)
7週 単語テスト⑰ (879-920)
速読・精読・リスニング⑩
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
8週 文法テスト(SKYWARD)
Chapter 11 名詞 & Chapter 12 代名詞 & Chapter 13 冠詞
可算・不可算の違いを理解,正しく代名詞を用いることができる.(MCC III-B)
4thQ
9週 後期中間試験
目的・到達目標(1),(3),(4)
10週 単語テスト⑱ (921-956)
Chapter 14 形容詞 & Chapter 15 副詞
形容詞と副詞の違いを理解し,正しく使い分けることができる.(MCC III-B)
11週 単語テスト⑲ (957-1000)
速読・精読・リスニング⑪
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
12週 単語テスト⑳ (1001-1053)
Chapter 16 接続詞
さまざまな接続表現について理解する.(MCC III-B)
13週 単語テスト㉑ (1054-1100)
速読・精読・リスニング⑫
日常的な話題について自分の考えや体験談を述べることができる.(MCC III-B)
日常的な話題について聞いたり読んだりして,要点や詳細を的確に理解できる.(MCC III-B)
14週 文法テスト(SKYWARD)
Chapter 17 前置詞
前置詞の働きについて理解し,正しく使い分けることができる.(MCC III-B)
15週 学年末試験 目的・到達目標(1),(3),(4)
16週 試験解説・学習指導 今後の学習について振り返る.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後11,後12
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後11,後12,後13
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前8,前14,後8,後14
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後11,後12,後13
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前8,前14,後8,後14
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3後13
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16

評価割合

定期試験小テスト課題・タスクTOEIC Bridge合計
総合評価割合50301010100
基礎的能力50301010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000