科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 PBL
科目番号 R04M320 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)なし/(参考図書)講義で必要な資料は配布する.機械工学関連科目の専門書,製図・CAD・CAEの教科書
担当教員 手島 規博

到達目標

与えられた課題を達成するために必要となる,問題点を抽出・分析する能力,問題解決のアイデアを創出する能力を高める.また,チームで製作した作品を説明するために必要な,プレゼンテーション能力や報告書の作成能力を身に付ける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1発言したり、意見をまとめたりしながら、チームで協力し課題に取り組むことができる.チームで協力し課題に取り組むことができる.チームで協力し課題に取り組むことができない.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (D1) 説明 閉じる
学習・教育目標 (D2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
個人およびチームで協力して与えられた課題の解決に取組む.本講義では,まず,与えられた課題と機械工学の科目との関連を理解する.次に,CADを用いた形状・モデリング技術やCAEを用いた解析・分析手法を学び,効率的な課題解決能力を養う.

(科目情報)
関連科目 機械製図
授業の進め方・方法:
与えられた課題に対し,個人およびチームで解決すべき問題点を抽出・分析し,問題解決のアイデアを考え,決められた制約条件の下で期限内に形にする。チームで製作した作品をプレゼンテーションや報告書で説明する.
注意点:
(履修上の注意)
課題の達成には多くの時間が必要となるので進んで自学自習すること.
講義時間以外にも,アイデア考案,設計,製作,検証など行うこと.
チームで協力して,課題の達成に取組むこと.
(事前学習)
製作に使用する材料の性質,使用ソフトウェアの操作を理解しておくこと.

評価

(総合評価)
個別評価点がすべて60%以上で,かつ総合評価点が60%以上である場合を合格とする.
(再試験について)
原則として再試験は実施しない.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 導入 PBLの意味,科目の位置づけ,機械工学関連科目との関わりの説明,目標・課題の発表,チームの決定
2週 課題例の製作とコンテスト模擬体験 各自で実際に課題例を製作し,コンテストの模擬体験を行う.対象課題の問題点の抽出・分析を行う.
3週 モノづくり(1)基礎 チームで話し合い,プレコンテストに向けた課題政策を行う.
4週 モノづくり(2)修正 チームで話し合い,プレコンテストに向けた課題政策を行う.
5週 プレコンテスト 他のチームのアイデアの考察,自チームのアイデアの検証を行う.
6週 CAD・CAE(1)基礎 Solid Worksを用いた形状・モデリング(CAD),部材に加わる荷重,変位,解析(CAE)を行う.
7週 CAD・CAE(2)修正 与えられた課題を達成するアイデアを考え,アイデアの修正とチームの計画を立てる.
8週 CAD・CAE(3)チーム計画 チームの計画を立てながら中間発表資料の作成を行う.
4thQ
9週 中間発表,計画の修正 中間発表で各チームのアイデア・計画を発表する.
10週 課題の製作・改良(1) CAD・CAEを用いて,課題の形状設計・検証・評価を行う.課題の製作・改良を行う.
11週 課題の製作・改良(2) CAD・CAEを用いて,課題の形状設計・検証・評価を行う.課題の製作・改良を行う.
12週 課題の製作・改良(3) CAD・CAEを用いて,課題の形状設計・検証・評価を行う.課題の製作・改良を行う.
13週 コンテスト チームごとに製作した課題を使ったコンテストを行う.
14週 報告書まとめ 報告書の作成を行う.
15週 最終発表 最終発表を行い,報告書(プレゼン資料)と作品提出を行う.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

製作作品報告書図面プレゼンテーションポートフォリオその他合計
総合評価割合2525252500100
基礎的能力0000000
専門的能力002500025
分野横断的能力25250250075