政治・経済

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 R05M202 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)谷田部玲生ほか(2022)『高等学校 政治・経済』第一学習社 
担当教員 内田 龍之介

到達目標

(1)日本国憲法と現代政治体制について基礎的な内容を学修し,そのあり方についても考察する(提出課題,定期試験).
(2)地方自治制度と政党政治について基礎的な内容を学修し,そのあり方についても考察する(提出課題,定期試験).
(3)経済活動とその変容について基礎的な内容を学修し,そのあり方についても考察する(提出課題,定期試験).
(4)安全保障や国際経済について基礎的な内容を学修し,そのあり方についても考察する(提出課題,定期試験).

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標(1)の評価指標日本国憲法と現代政治のあり方について理解力が高い.日本国憲法と現代政治のあり方について理解力がある.日本国憲法と現代政治のあり方について理解力がない.
到達目標(2)の評価指標地方自治制度と政党政治について理解力が高い.地方自治制度と政党政治について理解力がある.地方自治制度と政党政治について理解力がない.
到達目標(3)の評価指標経済活動とその変容について理解力が高い.経済活動とその変容について理解力がある.経済活動とその変容について理解力がない.
到達目標(4)の評価指標安全保障や国際経済について関心が高い.安全保障や国際経済について関心がある.安全保障や国際経済について関心がない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報化やグローバル化が急速に発展している現代社会において,政治的な問題と経済的な問題,また国内の問題と国際的な問題に目を向け,より良い社会を構築するために学修し,考察していく.                                                     
授業の進め方・方法:
(授業の進め方)
基本的には講義形式で進めることとし,教科書の内容に応じて担当者より解説用のレジュメや資料を配布するほか,映像資料の閲覧も行うことがある.
レポート課題(小レポート問題)を前期中間試験前と後期中間試験前に一度ずつ課す.また,アクティブラーニング課題(グループワークと報告)を前期期末試験前と後期期末試験前に一度ずつ課す.これらの課題に関するテーマや調査方法,執筆や報告の仕方については授業内で案内する.
(事前学習)
教科書の該当ページを案内するので予習する.新聞,テレビ,インターネットを用いて日々のニュースに接しておくと,授業に関連する事柄が頻出するので事前および事後の学習に役立つ.
注意点:
(履修上の注意)
授業中にノートをきっちり取り,予習と復習をしっかりすること.                                                 
(自学上の注意)
授業で次回の範囲を伝えるので,教科書を読んで予習しておく.不明な点があれば,積極的に質問し,解消に努めること.

評価

(総合評価)
総合評価=【「試験の得点×0.8」+「レポート課題orアクティブラーニング課題×0.2」】の4回分の平均点とする.各回の成績(=成績状況)は当該回までの平均点で算出する.
(再試験について)
総合評価が60点未満の場合に実施する.ただし,レポート課題とアクティブラーニング課題の計4回分を提出している受講生のみを対象とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 政治と法の意義と機能 政治と法の意義と機能について理解できる.
2週 基本的人権の保障と日本国憲法 基本的人権の保障と日本国憲法について理解できる.
3週 現代社会における新しい人権 現代社会における新しい人権について理解できる.
4週 議会制民主主義と世界の政治体制① 議会制民主主義と世界の政治体制について理解できる.
5週 議会制民主主義と世界の政治体制② 議会制民主主義と世界の政治体制について理解できる.
6週 内閣の機構と行政① 内閣の機構と行政について理解できる.
7週 内閣の機構と行政② 内閣の機構と行政について理解できる.
8週 前期中間試験 到達目標(1)(2)
2ndQ
9週 前期中間試験の解答と解説
地方自治制度と住民の権利①
解答・解説から,自己の課題を把握する.
地方自治制度と住民の権利について理解できる.
10週 地方自治制度と住民の権利② 地方自治制度と住民の権利について理解できる.
11週 政党政治と選挙 政党政治と選挙について理解できる.
12週 主権者としての政治参加のあり方 主権者としての政治参加のあり方について理解できる.
13週 グループワーク① 到達目標(1)(2)
14週 グループワーク② 到達目標(1)(2)
15週 前期期末試験 到達目標(1)(2)
16週 前期期末試験の解答と解説 解答・解説から,自己の課題を把握する.
後期
3rdQ
1週 経済活動と市場 経済活動と市場について理解できる.
2週 国民経済の大きさと経済成長 国民経済の大きさと経済成長について理解できる.
3週 市場の失敗と公害・消費者問題① 市場の失敗と公害・消費者問題について理解できる.
4週 市場の失敗と公害・消費者問題② 市場の失敗と公害・消費者問題について理解できる.
5週 財政のしくみと租税の意義 財政のしくみと租税の意義について理解できる.
6週 日本経済の変化と中小企業・農業問題① 日本経済の変化と中小企業・農業問題について理解できる.
7週 日本経済の変化と中小企業・農業問題② 日本経済の変化と中小企業・農業問題について理解できる.
8週 後期中間試験 到達目標(3)(4)
4thQ
9週 後期中間試験の解答と解説
日本の安全保障と国際貢献①
解答・解説から,自己の課題を把握する.
日本の安全保障と国際貢献について理解できる.
10週 日本の安全保障と国際貢献② 日本の安全保障と国際貢献について理解できる.
11週 貿易の現状と意義 貿易の現状と意義について理解できる.
12週 国際協調と国際経済機関の役割 国際協調と国際経済機関の役割について理解できる.
13週 グループワーク③ 到達目標(3)(4)
14週 グループワーク④ 到達目標(3)(4)
15週 後期期末試験 到達目標(3)(4)
16週 後期期末試験の解答と解説 解答・解説から,自己の課題を把握する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前8,前9,前15,前16,後1,後8,後9,後15,後16
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後5,後8,後9,後11,後13,後14,後15,後16
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前3,前8,前9,前10,前11,前12,前14,前15,前16,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1,前2,前3,前6,前7,前8,前9,前15,前16,後3,後4,後8,後9,後15,後16
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前3,前8,前9,前12,前13,前14,後13,後14
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前11,前15,前16,後3,後4,後6,後7,後8,後9,後11,後12,後15,後16

評価割合

試験課題(レポート or アクティブラーニング)合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000