歴史学概説Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 歴史学概説Ⅱ
科目番号 R06M503 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)なし.※教科書の代わりに毎回レジュメや資料を配布する.
担当教員 田中 美穂

到達目標

(1) ブリテン諸島の多様性,およびブリテンの支配や侵攻を受けて現在まで負の遺産を抱える地域や国(旧植民地)について理解する.(定期試験)
(2) 近世から現代までのブリテン諸島の歴史について理解する.(定期試験) 
(3) 講義内容から選んだ歴史的なテーマについて考え,論述する力を身につける.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標(1)の評価指標ブリテン諸島と旧植民地の多様性について理解力が高い.ブリテン諸島と旧植民地の多様性について理解力がある.ブリテン諸島と旧植民地の多様性について理解力がない.
到達目標(2)の評価指標ブリテン諸島の近現代史について理解力が高い.ブリテン諸島の近現代史について理解力がある.ブリテン諸島の近現代史について理解力がない.
到達目標(3)の評価指標歴史的なテーマについて論述力が高い.歴史的なテーマについて論述力がある.歴史的なテーマについて論述力がない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる
JABEE 1.2(a) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 ブリテン諸島の歴史について講義する.日本で,一般に「イギリス」と呼ばれている国は,イングランド,ウェールズ,スコットランド,北アイルランドからなる連合王国であり,隣国アイルランド共和国とあわせてブリテン諸島地域を構成している.
 後期の授業では,テューダー朝のエリザベス1世の時代から,現代史や時事問題までを扱う.移民,階級社会,旧植民地,アイルランドの独立と北アイルランド紛争など,ブリテン諸島とその関連地域それぞれの近現代史を取り上げ,ブリテン諸島の多様な歴史について学んでいく.
(科目情報)
教育プログラム第2学年 〇科目
 
授業の進め方・方法:
到達目標の(1)~(3)について,授業計画に従って,基本的に講義によって進めていく.参考文献については毎回,授業で紹介する.
(事前学習)
世界史の教科書をはじめ授業内容に関連する文献を読んでおくこと.


注意点:
(履修上の注意)
講義中に話す内容について,各自でしっかりノートまとめをすること.
(自学上の注意)
復習をしっかりすること.

評価

(総合評価)
総合評価=2回の定期試験の平均点
(再試験について)
2回の定期試験の平均点が60点未満の者には再試験を行うことがある.この場合の実施方法,条件などは授業において明示する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 テューダー朝(2)
エリザベス1世とメアリー・ステュアートの関係について理解できる.
2週 諸革命の時代
ピューリタン革命と名誉革命,産業革命,ジャコバイトの反乱について理解できる.
3週 ヴィクトリア女王の時代 ブリテン帝国の成立,ヴィクトリア女王の時代の政治と文学について理解できる.
4週 ブリテン諸島と移民 ブリテン諸島における移民の歴史,文化における移民の影響について理解できる.
5週 ブリテン諸島から北アメリカへ アイルランド系を中心とした合衆国の移民の歴史について理解できる.
6週 ブリテンとアラブ世界 1920年頃のブリテン帝国の植民地,ブリテンの秘密外交について理解できる.
7週 ブリテン諸島と階級社会 ブリテンの階級社会,および,その特色や文化について理解できる.
8週 アイルランドの独立 アイルランドがブリテンから独立するまでの歴史について理解できる.
4thQ
9週 後期中間試験 到達目標(1)~(3)
10週 後期中間試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.
11週 ブリテンとインド ブリテンの植民地支配からのインドの独立について理解できる.
12週 北アイルランド紛争 紛争の背景や紛争解決のための取り組みについて理解できる.
13週 現代のブリテン諸島(1) 2回にわたって現代史について取り上げる.
14週 現代のブリテン諸島(2) 2回にわたって現代史について取り上げる.
15週 後期末試験 到達目標(1)~(3)
16週 後期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000