実用英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 実用英語Ⅱ
科目番号 R06M509 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (新規)理系英語のプレゼンテーション(アルク)
(継続)Fundamental Science in English Ⅱ(成美堂), 技術英語の基本を学ぶ 例文300(研究社), COSET2600 理工系学生のための必修英単語(成美堂)
担当教員 菊川 裕規

到達目標

(1) 科学・技術に関する語彙を習得し、理工系英文の内容を正しく理解できる.(定期試験、課題)
(2) 技術英語を書くときに必要な、正確性・明確性・簡潔性を活用した表現ができる.(定期試験、課題)
(3) 英語で自身の研究発表ができる.(プレゼンテーション)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(1)の評価指標科学・技術に関する語彙を幅広く習得し、理工系英文の内容を詳細に理解できる.科学・技術に関する語彙をおおよそ習得し、理工系英文の内容を適切に理解できる.科学・技術に関する語彙の習得が不十分で、理工系英文の内容を適切に理解できない.
評価項目(2)の評価指標正確性・明確性・簡潔性を適切に活用して、幅広い話題について技術英文を書くことができる.正確性・明確性・簡潔性をおおよし活用して、他人が適切に理解できる技術英文を書くことができる.正確性・明確性・簡潔性が不十分で、他人が適切に理解できる技術英文を書くことができない.
評価項目(3)の評価指標スクリプトを見ずに、流暢な英語で自身の研究発表ができる.スクリプトをほぼ見ずに、自身の言葉で英語を用いて研究発表ができる.スクリプトを読むことに徹して、自身の言葉で研究発表ができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (C2) 説明 閉じる
JABEE 1.2(f) 説明 閉じる
JABEE 1.2(g) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(授業の概要)
理工系の学生にとって、ビジネスの場で英語が使われるとき、非ネイティブである確率の方が高いのが現実である。その際、非ネイティブ間であっても、伝えたいことが誤解なく正確に、わかりやすく伝えることが大切である。また近い将来、研究論文を英語で読んだり書いたりすることや、海外の学生や研究者たちと英語でディスカッションすることが必須となる。そのための第一歩として、理工系の学生にとって必須の数学や物理、化学などの英語表現や自然科学に関する基本的な内容を英語で読み、またそれらを英語で表現するための基礎を学ぶ。さらに、技術英検(旧:工業英検)の学習を通して、一般的な学校英語で学んだ英語力を、実務で使える「技術英語」に変えていくための基礎を学ぶ。

(関連科目)
英語Ⅳ,実用英語Ⅰ,英語コミュニケーション演習Ⅰ,英語コミュニケーション演習Ⅱ.
授業の進め方・方法:
(授業の進め方)
(1) 教科書を中心に2時間1ユニットのペースで進める.学習実態に応じて適宜プリント教材を利用する場合がある.
(2) 小テストは副教材を用いて技術英検の模擬試験を実施する.その他,学習状況に応じて単語テストを実施する.                                 (事前学習)
(1) 教科書の文章で知らない単語を調べておく.復習は教科書付属のWorkbookを活用して行う.文法・表現のまとめを読み,内容を定着をさせる.便利な表現を自分なりにまとめてみるとよい.
(2) 『COSET2600(成美堂) 』は,単語テストに向けて各自で取り組む.正しい発音を聞き声に出して覚えることを強く勧める.
(3) 学んだ表現を活用できるように、繰り返し復習しておく.
注意点:
(履修上の注意)
(1) 授業には必ず英和辞書を持参すること.
(2) 授業で実施する小テストを受験できなかった場合は原則「0点」とする(ただし公欠などの正当な理由がある場合は除く).
(自学上の注意)
(1) 英語力の向上に向け,教科書本文は必ず音声データを活用してパラレルリーディング・シャドーイング練習を繰り返し行うこと.
(2) 授業以外の英語学習(資格試験や語学番組などの活用)にも励むこと.
(3) 英語資格試験対策の相談,自主学習上の質問などあれば遠慮せずに相談すること.

評価

(総合評価)
総合評価 =(中間試験の点数を40点満点で換算した際の得点)+(小テストの総合点を20点満点で換算した際の得点)+(プレゼンテーションの評価を40点満点で換算した際の得点)
(再試験)
再試験は,総合評価が60点未満の者に対して希望者がいれば実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業オリエンテーション
技術英語基本例文の復習
・シラバスに沿って授業の流れや学習の仕方等が理解できる.
・数式の読み方および基本文法が理解できる.
2週 Lesson 6 Earthquake ・英語で地震について説明できる.
・基本文法(強調構文など)が理解できる.
3週 技術英語長文例文249~258
小テスト①
・習得項目を理解し、基本例文を基に的確な英作文ができる.
・技術英語に必要な語彙を習得する.
4週 Lesson 7 Electromagnetism ・英語で電磁気について説明できる.
・基本文法(慣用句など)が理解できる.
5週 技術英語長文例文259~279
小テスト②
・習得項目を理解し、基本例文を基に的確な英作文ができる.
・技術英語に必要な語彙を習得する.
6週 Lesson 8 Cell and Reproducction ・英語で細胞と生殖について説明できる.
・基本文法(関係副詞など)が理解できる.
7週 技術英語長文例文280~300
小テスト③
・習得項目を理解し、基本例文を基に的確な英作文ができる.
・技術英語に必要な語彙を習得する.
8週 試験対策演習
・理工系英語の用法が理解できる.
・基本文法が理解できる.
・技術英語について的確な英作文ができる.
・技術英語に必要な語彙を習得する.
4thQ
9週 前期中間試験 到達目標(1),(2)
10週 前期中間試験の解説と学習指導
プレゼンテーション課題説明
・これまで学んだことを定着させる.
・理系英語による効果的なプレゼンテーションの流れについて理解できる.
11週 理系英語のプレゼンテーション
Chapter 1 導入編
Chapter 2 口頭発表編
・理系英語による効果的なプレゼンテーションの流れについて理解できる.
・英語による研究発表ができるように準備する.
12週 理系英語のプレゼンテーション
Chapter 2 口頭発表編
・理系英語による効果的なプレゼンテーションの流れについて理解できる.
・英語による研究発表ができるように準備する.
13週 理系英語のプレゼンテーション
Chapter 4 使える表現集
・理系英語による効果的なプレゼンテーションの流れについて理解できる.
・英語による研究発表ができるように準備する.
14週 プレゼンテーション準備 ・理系英語による効果的なプレゼンテーションの流れについて理解できる.
・英語による研究発表ができるように準備する.
15週 前期末試験
プレゼンテーション
到達目標(3)
16週 前期末試験の解説と学習指導 ・これまで学んだことを定着させる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストプレゼンテーション合計
総合評価割合402040100
基礎的能力402040100
専門的能力0000
分野横断的能力0000