到達目標
(1) 手動ウインチ設計の基礎を学び，力学系科目の知識を具体的な設計に応用することができる．（設計書）
(2) 手動ウインチの設計計算を通して，設計条件を満足するために必要な計算ができる．（設計書）
(3) 3次元CADを利用して製図を書く能力を身につけることができる．（製図）
(4) (1)～(3)を通して自らが問題点を見いだし，自主的・継続的に改善や学習ができる．（設計書，製図）
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 手動ウインチ設計の基礎を学び，力学系科目の知識を具体的な設計に応用することができる． | 手動ウインチ設計の基礎を学び，力学系科目の知識を具体的な設計に応用することができる． | 手動ウインチ設計の基礎を学び，力学系科目の知識を具体的な設計に応用することができない． |
| 評価項目2 | 手動ウインチの設計計算を通して，設計条件を満足するために必要な計算ができる． | 手動ウインチの設計計算を通して，設計条件を満足するために必要な計算ができる． | 手動ウインチの設計計算を通して，設計条件を満足するために必要な計算ができない． |
| 評価項目3 | 3次元CADを利用して製図を書く能力を身につけることができる． | 3次元CADを利用して製図を書く能力を身につけることができる． | 3次元CADを利用して製図を書く能力を身につけていない． |
学科の到達目標項目との関係
(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識･能力 JABEE基準2.1(1)
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情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2)
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教育方法等
概要:
3年生までに学んだ機械製図や力学系科目を基礎として，各自に与えた設計条件に応じた手動ウインチの設計製図を行う．設計については，教科書「手動ウインチの設計」課題を参考にしながら，各自で設計書を作成する．さらに，Solid Worksを利用し，手動ウインチの主要部品を図面化する．なお，本科目は創造的科目の一つであり，与えられた設計条件での設計を実現するために，受講者の裁量で，手動ウインチ各部寸法などの設計要素を決定する．
教育プログラム 第1学年 ◎科目
授業時間39時間
授業の進め方・方法:
達成目標の(1)～(3)について，設計書50％，図面50％により評価する．
設計書と製図を全て提出し，それぞれが60％以上の評点があり，かつ総合評価が60点以上を合格とする．原則再試験は行わない．（ただし，総合評価が60点未満の者で条件を満たした者については行う事がある．）
注意点:
○教科書・電卓・ノートを必ず持参すること．
○講義中にグループを作って設計書の作成を行うので，学生どうしでお互いに議論して，より良い設計を行うこと．また，グループ内の学生の進度も確認し，グループで協力しながら設計書の作成を進めること．
○設計書および図面の提出期限は厳守すること．
設計書の完成には多くの時間が必要となるので進んで自学自習すること．
設計書はファイリングして整理すること．
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
ウインチの構造と機構，設計課題 |
ウインチの構造と機構が理解でき，各自の設計課題を理解する．
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| 2週 |
ワイヤーロープ
巻胴
歯車減速機部 |
各自の設計条件からワイヤーロープ，巻胴，歯車減速機の設計計算ができる．
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| 3週 |
中間軸 |
中間軸の設計計算ができる．
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| 4週 |
差動式ブレーキ（一部）
つめ車（一部）
クランクハンドル軸
クランクハンドル
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中間軸設計に必要な，差動式ブレーキ，つめ車の設計計算ができる．
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| 5週 |
巻胴軸 |
巻胴軸の設計計算ができる．
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| 6週 |
差動式ブレーキ（残り）
つめ車（残り）
つめ車軸
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差動式ブレーキ，つめ車の設計計算ができる．
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| 7週 |
つめ車軸
フレーム
すべり軸受
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つめ車軸，フレーム，すべり軸受の設計計算ができる．
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| 8週 |
Solid Worksによる製図（1） |
基本操作の確認，モデル作成（巻胴）
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| 2ndQ |
| 9週 |
Solid Worksによる製図（2） |
モデル作成（側板）
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| 10週 |
Solid Worksによる製図（3） |
基本操作（アセンブリ）
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| 11週 |
Solid Worksによる製図（4） |
手巻きウインチアセンブリ作成（図面提出）
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| 12週 |
Solid Worksによる製図（5） |
側板図面作成（図面提出）
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| 13週 |
Solid Worksによる製図（6）
設計書と図面の最終提出 |
巻胴図面作成（図面提出）
歯車図面作成（図面提出）
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| 14週 |
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| 15週 |
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| 16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | ＣＡＤシステムの役割と構成を説明できる。 | 4 | |
| CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 4 | |
評価割合
| 設計書 | 図面 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 基礎的能力 | 10 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
| 専門的能力 | 40 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |