機械数学

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 機械数学
科目番号 1417 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)稲本稔,「わかりやすい品質管理」理工学社 / (参考図書)相良紘,「実例で理解する技術者のための実用数学」日刊工業新聞社
担当教員 稲垣 歩

到達目標

(1) 確率・統計の応用例として,品質管理に適用できる.
(2) 確率・統計に基づいた基本的なデータ処理をエクセルで行うことができる.
(3) 工学(機械)に関連する現象を数学的応用問題として解くことができる.
(4) 演習問題を通して理解を深めるとともに,自主的・継続的に学習ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 試験:品質管理の理解品質管理について理解し説明することができる.品質管理について理解できる.品質管理について理解できない.
評価項目2 課題:エクセルの活用エクセルを用いて資料としての見やすく理解しやすいグラフが作成できる.エクセルを用いて資料としてのグラフが作成できる.エクセルを用いて資料としてのグラフが作成できない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識・能力 JABEE基準2.1(1) 説明 閉じる
数学、自然科学の力を身につける 大分高専学習教育目標(B1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は,数学の手法を具体的な工学問題に適用できる力を養うことを目的とする.確率・統計の応用例として,生産現場の品質管理(Quality Control)の基礎を学ぶ. これを基に,エクセルによる基本的な統計解析を学ぶ.また,数学を具体的な機械工学の問題に適用する例を学ぶ.
授業の進め方・方法:
本授業では,学んだ内容を企業で用いるための実用的な部分につついて学習する.生産管理や品質管理の基礎を座学で学習する.課題に対してのエクセルを用いたデータ処理を行う.
注意点:
本科で学んだ数学の全範囲を理解していることを前提として講義を行う.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 品質管理とは 品質管理について概要を理解できる.
2週 品質管理入門 ばらつきの状態を把握できる.
3週 ヒストグラム 管理図について理解できる
4週 計量値の管理図 統計的方法基礎として平均値・標準偏差を求めることが出来る.
5週 計量値の管理図 統計的方法基礎として平均値・標準偏差を求めることが出来る.
6週 計数値の管理図 度数分布表から平均値と標準偏差が計算できる.
7週 計数値の管理図 度数分布表から平均値と標準偏差が計算できる.
8週 管理図の見方と使い方 管理図が作成・使用できる.
4thQ
9週 中間試験
10週 中間試験の解答と解説
11週 工程の解析 散布図により相関が理解できる
12週 品質の保証 品質保証について説明できる
13週 エクセルによる統計解析 エクセルで統計解析ができる
14週 エクセルによる統計解析 エクセルで統計解析ができる
15週 機械工学における数学 普遍法則と収支,運動の3法則など
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000