到達目標
(1) 送配電工学の基礎知識および計算能力を身に付ける.(定期試験と課題)
(2) 授業項目に関連した諸現象について知見を深め,応用数学的取扱いを理解する.(定期試験と課題)
(3) 演習問題を通して理解を深めるとともに,自主的・継続的な学習ができるようにする.(定期試験と課題)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 送配電工学の基礎知識および計算能力を身に付け,応用問題を解けること | 送配電工学の基礎知識および計算能力を身に付け,基本問題を解けること | 送配電工学の基礎知識および計算能力を身に付け,基本問題を解けない |
評価項目2 | 授業項目に関連した諸現象について知見を深め,応用数学的取扱いができること | 授業項目に関連した諸現象について基本的な知見を深めること | 授業項目に関連した諸現象について基本的な知見が得られていないこと |
評価項目3 | 演習問題を通して理解を深めるとともに,課題を全て提出すること | 演習問題を通して理解を深めるとともに,課題を6割提出すること | 演習問題を通して理解を深めるとともに,課題を6割提出できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (B2)
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JABEE 2.1(1)①
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教育方法等
概要:
需要家の電力の要求に応じて,定電圧・定周波数で危険なく送電し,雷やその他の線路事故の波及による停電時間を短くするための保安保護装置を含めた一大電力システムを理解し,送電線路の電気的特性や電力円線図,故障計算法,中性点接地,安定度に関する知識を修得する。また電気主任技術者資格取得にも役立つように演習を行う.
授業の進め方・方法:
達成目標について,2回の試験と課題で評価する.
最終成績= (2回の定期試験の単純平均) ×0.7+ (課題提出点) ×0.3
総合評価が60点以上を合格とする.
再試験は,原則として実施しない.
注意点:
受講後,配布プリントの問題を3回以上解くこと.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電力系統と三相交流 |
送配電を行うシステムである電力系統の全体像や,電圧と周波数に関する基本事項について理解する
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2週 |
配電方式と変圧器
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交流式の配電方式について理解する
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3週 |
配電線路の計算 |
単相2線式交流配電線路での電圧降下,各種配電方式における所用電線量などの計算法,配電線路の電力損失および力率改善のための計算法について理解する
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4週 |
配電線路の保護装置 |
配電線路の保護装置について,機能や構造,接地工事の種類について理解する
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5週 |
送電線路の線路定数 |
電線の材質の特徴や線路定数について理解する
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6週 |
設備見学(1) |
220kV大分変電所
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7週 |
送電線路の電気的特性 |
線路の分布定数回路について理解する
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8週 |
電力円線図 |
電力円線図による送配電路上の調相機容量および最大有効電力の求め方について理解する
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
60点以上とる
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10週 |
前期中間試験の解答と解説 電力円線図 |
電力円線図による送配電路上の調相機容量および最大有効電力の求め方について理解する
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11週 |
電力円線図 |
電力円線図による送配電路上の調相機容量および最大有効電力の求め方について理解する
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12週 |
第3高調波および中性点接地 |
中性点接地方式について理解する
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13週 |
第3高調波および中性点接地 |
中性点接地方式について理解する
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14週 |
第3高調波および中性点接地 |
中性点接地方式について理解する
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15週 |
前期期末試験 |
60点以上とる
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 20 |
専門的能力 | 60 | 20 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |