日本史

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本史
科目番号 R03E104 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 小風秀雅ほか著,『新選日本史B』,東京書籍.
担当教員 上野 淳也

到達目標

(1)歴史における事実相互の関係を考え,それぞれの時代像を構築することができる.(定期試験)
(2)平和で民主的な未来を築いていく為の糧となるように授業を展開する.(定期試験)
(3)隣人アジア諸国と日本との関係,および日本各地や日本社会の多様性を尊重する.(定期試験)
(4)19世紀後半以降の近現代史について,日本が関わった戦争をはじめ,歴史的動向を理解する.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1時代像を十分に構築することができる.時代像をある程度構築することができる.時代像を構築することができない.
評価項目2平和で民主的な未来を十分に構築することができる.平和で民主的な未来をある程度構築することができる.平和で民主的な未来を構築することができない.
評価項目3アジア諸国との関係について理解力が高い.アジア諸国との関係について理解力がある.アジア諸国との関係について理解力がない.
評価項目4近現代史の動向について理解力が高い.近現代史の動向について理解力がある.近現代史の動向について理解力がない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 古代から現代へ至る日本史の展開の中において,各時代相互の関連性を学び,事実相互の関係を考える力を養う.また,学んだ知識が民主的な未来を築いていく為の糧となるように授業を展開する.
授業の進め方・方法:
原始社会の生活と文化,農耕社会の形成,大和王権と古墳文化,飛鳥の朝廷,律令国家の形成,律令国家の完成,律令国家の再建,院政と荘園,平氏政権の誕生と鎌倉幕府の成立,執権政治と元寇,室町幕府の成立,室町幕府の確立と応仁の乱,下克上の社会と戦国大名,ヨーロッパ文化との接触と国内統一,幕藩体制の成立,キリスト教禁止と鎖国,幕藩政治の進展,幕藩体制の動揺と政治改革,幕藩体制の危機,開国と幕府の滅亡,統一国家と立憲政治の成立,日清戦争と日露戦争,第一次世界大戦とワシントン体制,日中戦争と太平洋戦争,占領と国内改革,国際社会への復帰と高度経済成長,石油危機と低成長の時代,新しい国際秩序と日本の課題,等々について学習する.  
(事前学習)
次回の授業範囲について,教科書をよく読んでおくこと.
注意点:
(履修上の注意)
予習・復習をすること.                                                 
(自学上の注意)
授業内容をそのつど復習すること.

評価

(総合評価)
総合評価=4回の定期試験の平均点で評価する.
(再試験について)
総合評価が60点に満たない者に対して実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 原始社会の生活と文化(旧石器・縄文) 旧石器時代から縄文時代への変遷について理解できる.
2週 農耕社会の形成(縄文・弥生) 縄文時代から弥生時代への変遷について理解できる.
3週 大和王権と古墳文化(弥生・古墳) 弥生時代から古墳時代への変遷について理解できる.
4週 飛鳥の朝廷(推古朝) 古墳時代から飛鳥時代への変遷について理解できる.
5週 律令国家の形成(大化の改新〜壬申の乱) 律令国家の形成過程について理解できる.
6週 律令国家の完成(大宝律令〜平城京) 奈良時代について理解できる.
7週 律令政治の再建(平安遷都〜摂関政治) 平安時代について理解できる.
8週 院政と荘園 院政と荘園制の成立について理解できる.
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解答と解説
平氏政権の誕生と鎌倉幕府の成立
試験の見直しと確認ができる.
鎌倉幕府の成立について理解できる.
11週 執権政治と元寇 執権政治の展開について理解できる.
元寇と御家人社会の変質について理解できる.
12週 室町幕府の成立 室町幕府の成立について理解できる.
13週 室町幕府の確立〜応仁の乱 室町幕府の確立について理解できる.
14週 下克上の社会と戦国大名 下克上の社会と戦国大名について理解できる.
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.
後期
3rdQ
1週 ヨーロッパ文化との接触と国内統一 ヨーロッパ文化との接触と国内統一について理解できる.
2週 幕藩体制の成立 幕藩体制の成立について理解できる.
3週 キリスト教禁止と鎖国. キリスト教禁止と鎖国について理解できる.
4週 幕藩政治の進展. 幕藩政治の進展について理解できる.
5週 幕藩体制の動揺と政治改革 幕藩体制の動揺と政治改革について理解できる.
6週 幕藩体制の危機 幕藩体制の危機について理解できる.
7週 開国と幕府の滅亡 開国と幕府の滅亡について理解できる.
8週 統一国家と立憲政治の成立 統一国家と立憲政治の成立について理解できる.
4thQ
9週 後期中間試験
10週 後期中間試験の解答と解説
日清戦争と日露戦争   
試験の見直しと確認ができる.
日清戦争と日露戦争について理解できる.
11週 第一次世界大戦とワシントン体制 第一次世界大戦について理解できる.
12週 日中戦争と太平洋戦争 日中戦争と太平洋戦争について理解できる.
13週 占領と国内改革 占領と国内改革について理解できる.
14週 国際社会への復帰と新しい国際秩序 戦後のj国際社会への復帰と新しい世界秩序について理解できる.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3後7,後8,後10,後11,後12
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後13,後14
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000