情報処理

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報処理
科目番号 R03E118 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 (教科書)定平 誠,例題50+演習問題100でしっかり学ぶ Word/Excel/PowerPoint標準テキストWindows10/Office2019対応版,技術評論社/(参考書)柴田望洋,「新・明解C言語 入門編」,SOFTBANK/(教材)K-SEC 情報モラル教材
担当教員 辻 繁樹

到達目標

(1) パソコンの基本的な操作とOfficeを用いた文章や資料作成の技術を身に付ける.(前期中間試験)
(2) 情報セキュリティーに配慮した基本的な情報収集・発信,情報の保護ができる.(前期中間試験)
(3) 基礎的なプログラミングを習得する.(前期中間試験,前期末試験,後期中間試験)
(4) ロボット製作やグループ製作・発表会を通じて,自主的,継続的に学習する能力及び,問題解決能力やコミュニケーション能力を身に付ける.(後期レポート,発表会)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1パソコンの基本的操作について十分理解し,活用できているパソコンの基本的操作を理解しているパソコンの基本的操作を理解していない
評価項目2情報セキュリティの必要性や情報の収集,保護,活用について理解するだけでなく,説明することができる インターネットやコンピュータ利用における様々な脅威を認識し,実践すべき対策を説明することができ,さらに実際に対策をとることができている情報セキュリティの必要性や情報の収集,保護,活用について理解している インターネットやコンピュータ利用における様々な脅威を認識し,実践すべき対策を説明することができる情報セキュリティの必要性や情報の収集,保護,活用について理解していない インターネットやコンピュータ利用における様々な脅威を認識し,実践すべき対策を説明することができない
評価項目3基礎的なプログラミングを習得し,十分活用できている基礎的なプログラミングを習得している基礎的なプログラミングを習得できていない
評価項目4ロボット製作を通じて,自主的・継続的に学習する能力及び,問題解決力やコミュニケーション能力を十分みにつけているロボット製作を通じて,自主的・継続的に学習する能力及び,問題解決力やコミュニケーション能力をみにつけているロボット製作を通じて,自主テイ・継続的に学習する能力及び,問題解決力やコミュニケーション能力を十分にみにつけていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期は,パソコンの基本的な操作方法を身に付け,ワープロや表計算の使い方を学ぶ.次に,情報セキュリティーの基礎やC言語の基礎について学ぶ.
後期はLego Mindstormsを用いたロボットの製作とNXC言語によるプログラミングを行う.ハードウェアとソフトウェアのそれぞれを工夫することによって,様々な形と動きを持ったロボットを製作する.
授業の進め方・方法:
前期は,パソコンの基本的な操作方法を身に付け,ワープロや表計算の使い方を学習し,情報セキュリティーの基礎についても学習する.さらにC言語の基礎を学習する.これらの授業は学習サイトを用いた独習スタイルで行う.後期は,Lego Mindstormsを用いたロボットの製作とNXC言語によるプログラミングを行う.ハードウェアとソフトウェアのそれぞれを工夫することによって,様々な形と動きを持ったロボットの製作に取り組む.最後に,グループ製作を行うことで,学んだ知識と技術を応用する力を身につけ,またプレゼンテーション能力を高める.
(事前学習)
前回学んだことを必ず復習すること.また,次回行う内容について教科書・テキストを読むことで事前学習を行うとともに,可能であれば演習にも取り組むこと.
授業時間は課題に取り組んだり,事前学習で分からなかったことを解決する時間であることに注意する.
注意点:
(履修上の注意)
C言語については1年後期以降卒業するまで関連授業や卒業研究等で取り扱うので,分からないところがあれば,すぐに解決しておくこと.
(自学上の注意)
放課後等を使い積極的に自学自習を行うこと.

評価

(総合評価)
総合評価は,3回の定期試験の平均60%,グループ制作及び発表会(相互評価を含む)20%,レポート点の平均20%とする.
(単位修得の条件について)
レポートをすべて提出することを単位修得の条件とする.
(再試験について)
再試験は,総合評価が60点に満たない者に対して実施する.再試験の受験資格は,C言語通過テスト(前期)にすべて合格し,かつレポート(後期)を全て提出した者に与える.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 パソコンの基本的な操作
(1)情報演習室の説明と学習サイトの説明
(2)文字入力とファイル操作
(3)メールの活用
単語や文章の入力と変換や入力文字の編集を習得する.
メールを活用することができる.
ファイルとフォルダを操作できる.
2週 情報セキュリティ基礎 情報セキュリティの必要性や情報の収集,保護,活用について理解する.
インターネットやコンピュータ利用における様々な脅威を認識し,実践すべき対策を説明できる.(K-SEC 情報モラル教材)
3週 文書作成
表計算
説明資料作成
文章,図形,表を組み合わせた文書や説明資料を作成できる.
4週 文書作成
表計算
説明資料作成
文章,図形,表を組み合わせた文書や説明資料を作成できる.
5週 文書作成
表計算
説明資料作成
文章,図形,表を組み合わせた文書や説明資料を作成できる.
6週 C言語の基礎1 プログラムの編集,コンパイル方法,変数,標準入出力を習得する.
7週 C言語の基礎2 プログラムの編集,コンパイル方法,変数,標準入出力を習得する.
8週 定数と変数 プログラムの編集,コンパイル方法,変数,標準入出力を習得する.
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解説

演算と型
条件判断文
繰り返し文
配列
分岐処理と条件式について理解する.
条件を満たしている間処理を繰り返すプログラムを作成できる.
制御文を組み合わせた応用プログラムを作成できる.
配列を用いたプログラムを作成できる.
11週 演算と型
条件判断文
繰り返し文
配列
分岐処理と条件式について理解する.
条件を満たしている間処理を繰り返すプログラムを作成できる.
制御文を組み合わせた応用プログラムを作成できる.
配列を用いたプログラムを作成できる.
12週 演算と型
条件判断文
繰り返し文
配列
分岐処理と条件式について理解する.
条件を満たしている間処理を繰り返すプログラムを作成できる.
制御文を組み合わせた応用プログラムを作成できる.
配列を用いたプログラムを作成できる.
13週 演算と型
条件判断文
繰り返し文
配列
分岐処理と条件式について理解する.
条件を満たしている間処理を繰り返すプログラムを作成できる.
制御文を組み合わせた応用プログラムを作成できる.
配列を用いたプログラムを作成できる.
14週 演算と型
条件判断文
繰り返し文
配列
分岐処理と条件式について理解する.
条件を満たしている間処理を繰り返すプログラムを作成できる.
制御文を組み合わせた応用プログラムを作成できる.
配列を用いたプログラムを作成できる.
15週 前期末試験
16週 前期末試験解説(45分)
後期
3rdQ
1週 レゴマインドストーム
(1)ブロックの組立
ブロックを組みたて,NXC言語によるプログラミングができる
2週 (2)NXC言語 ブロックを組みたて,NXC言語によるプログラミングができる
3週 (3)センサ 各種センサを使ったロボットを製作できる.
4週 (4)ライントレーサ(1) 簡素なライントレース・ロボットを製作できる.
5週 (5)ライントレーサ(2) 簡素なライントレース・ロボットを製作できる.
6週 (6)並列処理 並列処理の仕組みを理解できる.
7週 (7)無線通信 2つのロボット間での通信ができる.
8週 グループ製作
(1)グループ決め,企画書作成
グループで協力して自由課題制作を行うことができる
4thQ
9週 後期中間試験
10週 後期中間試験の解答と解説

(2)企画書チェック,製作
グループで協力して自由課題制作を行うことができる
11週 (3)製作 グループで協力して自由課題制作を行うことができる
12週 (3)製作 グループで協力して自由課題制作を行うことができる
13週 (4)発表会 発表資料を作成し製作したロボットを発表できる.
14週 (5)レポート作成,後片付け
15週 (後期末試験)
16週 (後期末試験解説)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合601460020100
基礎的能力0000000
専門的能力601460020100
分野横断的能力0000000