到達目標
(1) 直流機についての動作原理,特性について説明できる.(定期試験)
(2) 変圧器の動作原理,特性について説明できる.(定期試験)
(3) 直流機,変圧器を実際に使用する際の運転方法について説明できる.(定期試験)
(4) 演習問題を通して理解を深め,継続的な学習ができる.(定期試験)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
目的・到達目標(1)の評価指標 | 電気機器の種類について説明できる. | 電気機器の種類について理解している. | 電気機器とは何かを説明できない. |
目的・到達目標(2)の評価指標 | 変圧器構造ならびに等価電気回路について理解し説明できる. | 変圧器構造ならびに等価電気回路について理解している. | 変圧器構造について理解していない. |
目的・到達目標(3)の評価指標 | 直流機の動作原理,構造について説明でき等価電気回路について理解している. | 直流機の動作原理,構造について説明できる. | 直流機の動作原理,構造について説明できない. |
目的・到達目標(4)の評価指標 | 直流電動機,発電機の種類と特性について理解し,各種運転特性について説明できる. | 直流電動機,発電機の種類と特性について理解する. | 直流電動機,発電機の種類と特性について理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
社会基盤を担っている1つである電気機器について,直流機および変圧器を中心として学習を行う.
授業の進め方・方法:
適宜資料を配付し,板書を中心として行う.実物を見せる場合もあるので,理解しながらノートを取ること.
(事前学習)
テレビ,インターネットを等して本講義に関わる周辺知識を得ておくこと.
注意点:
(履修上の注意)
板書を行うこと.
(自学上の注意)
常に新しい知識を得られるようにしておくこと
電気機器の理解のためには電気回路に加え,電気磁気学についての基礎知識も必要となる.講義中の演習だけではなく,これら関連科目の自主学習も行っておくこと.
評価
(総合評価)
4回の定期試験(平均)にて評価を行う.
(単位習得の条件について)
総合評価が60点以上を単位習得の条件とする.
(再試験について)
原則として再試験は実施しない.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1 電気機器の基礎事項 1.1 エネルギー変換と電気機器 |
電気機器の種類について説明できる
|
2週 |
1.2 電磁気の基礎事項 1.3 発電機作用と電動機作用
|
電気機器の電気と磁気の相互作用について説明できる.
|
3週 |
2 直流機 2.1 直流機の原理 |
直流機の動作原理,構造について説明できる.
|
4週 |
2.2 直流機の構造 固定子巻線
|
直流機の固定子巻線構造について説明できる.
|
5週 |
2.2 直流機の構造 電機子巻線 |
直流機の電機子巻線構造について説明できる.
|
6週 |
2.3 直流機の理論 直流機の回路表現
|
直流機の等価電気回路について説明できる.
|
7週 |
2.3 直流機の理論 電機子反作用
|
直流機の電機子反作用について説明できる.
|
8週 |
前期中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
2.4 直流発電機の種類,特性 |
直流発電機の種類と特性について説明できる.
|
10週 |
2.5 直流電動機の種類,特性 |
直流電動機の種類と特性について説明できる.
|
11週 |
2.6 直流電動機の運転 直流電動機の過渡特性 始動
|
直流電動機の各種運転特性について説明できる.
|
12週 |
2.6 直流電動機の運転 速度制御
|
直流電動機の速度制御について説明できる.
|
13週 |
2.7 直流機の損失・効率 損失について |
直流機の損失について求めることができる.
|
14週 |
2.7 直流機の損失・効率 効率について |
直流機の効率について求めることができる.
|
15週 |
前期期末試験 |
|
16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
前期期末試験での理解不足な箇所を理解する.
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
3.1 変圧器の原理 電圧変換の原理 |
変圧器の原理と基本特性について説明できる.
|
2週 |
3.1 変圧器の原理 負荷時の動作
|
変圧器の負荷時の基本特性について説明できる.
|
3週 |
3.2 変圧器の等価回路 励磁回路・変圧器等価回路
|
変圧器のベクトル図を理解する.
|
4週 |
3.2 変圧器の等価回路 励磁回路・変圧器等価回路
|
励磁回路を理解する.
|
5週 |
3.2 変圧器の等価回路 励磁回路・変圧器等価回路
|
変圧器の等価回路を描くことができる.
|
6週 |
3.3 変圧器特性 電圧変動率
|
変圧器の定格について理解し,電圧変動率を求めることができる.
|
7週 |
3.3 変圧器特性 損失及び効率 |
変圧器の定格について理解し,損失と効率を求めることができる.
|
8週 |
後期中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
3.4 変圧器の構造 変圧器の基本構造
|
変圧器の構造・鉄心等について説明できる.
|
10週 |
3.4 変圧器の構造 変圧器鉄心の基本構造
|
変圧器の鉄心等について説明できる.
|
11週 |
3.5 変圧器の結線 単相変圧器の三相結線
|
三相結線や特殊結線方式について説明できる.
|
12週 |
3.5 変圧器の結線 単相変圧器の三相結線・並行運転
|
変圧器の並行運転について理解する.
|
13週 |
3.6 各種の変圧器 単巻,三相変圧器
|
その他の変圧器について説明できる.
|
14週 |
3.7 半導体変換装置 |
各種半導体変換装置を理解し,その変換装置について説明できる.
|
15週 |
後期期末試験 |
|
16週 |
後期期末試験の解答と解説 |
これまでの理解不足な箇所を説明できる.
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電力 | 直流機の原理と構造を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13 |
半導体電力変換装置の原理と働きについて説明できる。 | 4 | 後14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |