キャリアデザイン

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 キャリアデザイン
科目番号 R04E426 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 (教科書)なし/(教材)適宜,資料を配布する.
担当教員 石川 誠司

到達目標

(1) 研修旅行、企業・大学説明会、工場見学等により,企業等における技術者・研究者等の実務を認識できる.(課題レポート等)
(2) インターンシップの説明会により,企業学習の目的を理解できる.また,
(3) インターンシップ報告会を通して,複数の企業等において実際に行われている企業活動を具体的に理解できる.(発表および聴講)
(4) SPIや専門分野の模擬試験を受けることにより,自己の能力を分析することができる.(SPI、専門分野の模擬試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
目的・到達目標(1)の評価指標技術者・研究者等の実務を知り ,それをこなすために技術者が備 えるべき能力を認識できる.企業等における技術者・研究者等 の実務を認識できる.企業等における技術者・研究者等 の実務について十分に認識できな い.
目的・到達目標(2)の評価指標企業学習の目的を理解し,高専で の学習の意義を認識できる.企業学習の目的について理解でき る.企業学習の目的について十分に理 解できない.
目的・到達目標(3)の評価指標実際に行われている企業活動を知 り,多くの企業が多面的に関わり あっていることを理解できる.企業等において実際に行われてい る企業活動を具体的に理解できる .実社会で行われている企業活動に ついて具体的に理解が十分にでき ない.
目的・到達目標(4)の評価指標自己の能力を分析することにより ,自ら明確にした将来像に向けた 学習を実践できる.各種キャリア教育を受けることに より,自己の能力を分析すること ができる.自己の能力について十分に分析す ることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では,高専での学習により得た知識が,企業や大学等でどのように利用・活用されるかを理解し,自身の将来の
ありたい姿を明確化できることを目的としている.また,インターンシップや共同教育等を通して,企業および企業人
としての社会的責任,社会人として自身が備えるべき能力を認識できるよう自己の研鑚を目指す.さらに,卒業後も社
会人として継続的に学習し成長することを認識できる思考を養う.
(科目情報)
関連科目 特別活動,校外実習,実務実習
授業の進め方・方法:
本科目は,MCC(モデルコアカリキュラム)のⅧの態度・志向性の到達目標を達成するための授業である.講話・講演
等の聴講,企業等の実務体験や現場見学,および演習を通じて目標とする到達レベルに達し,未来志向性・キャリアデ
ザインや企業活動理解などの能力を養う.
(事前学習)
各種企業研究や情報収集を自ら行い分析し,課題学修をを行える準備をしておくこと
注意点:
(履修上の注意)
各授業項目について,実施することの意義の理解に努めること.また,それに伴って自己の涵養に努めること.
実施する際には事前に周知するので,普段から授業担当者および所掌の係からの連絡について電子掲示板等を常に確認
すること.
(自学上の注意)
自身の理想とする将来像を見据えながら取り組むこと.

評価

(総合評価)
報告書等の書類の提出状況で評価する.
書類は,単位習得計画表,インターン報告会レポート,誓約書,履歴書、進路希望調査、SPIや専門模擬試験の試験結果、研修旅行(または企業・大学説明会)のレポート等であり,これらを全て提出することで合格とする.やむを得ない事情により欠席した場合などは,他の書類の提出で評価することがある.書類の詳細は担当教員に確認すること.
(再試験について)
再試験は行わない

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来を考え,一年間の学習を計画することができる.
2週 インターンシップ説明会1 インターンシップ説明会により,企業学習の目的を理解できる.
3週 インターンシップ説明会2 同上
4週 インターンシップ関係書類作成 インターンシップ関係書類の作成を通じて,自身の企業学習の目的や履歴を整理できる.
5週 インターンシップ報告会 企業学習した内容について相互に報告し,各企業の社会的役割を理解できる.
6週 専門分野模擬試験 編入学試験や就職試験に向けた専門分野模擬試験を受け,その結果から,自己の能力を分析することができる.
7週 工場見学 工場見学により,企業の技術者や研究者の実務,業務の工程,社会的役割について理解することができる.
8週 進路説明会 進路説明会により,自身の将来および進路について具体的に考えることができる.
2ndQ
9週 SPI試験1 SPIの模擬試験を受け,その結果から,自己の能力を分析することができる.
10週 SPI試験2 同上
11週 SPI試験3 同上
12週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来像をイメージした,最終学年の学習計画を立てることができる.
13週 企業・大学説明会1 説明会に参加し,情報を収集・分析して,自身の進路選択に役立てることができる.
14週 企業・大学説明会2 同上
15週 調査書等の作成 自身の進路を決定し,それに沿った調査書や履歴書を作成できる.
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前1,前2,前3,前8,前11,前12,前15
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前1,前2,前3,前8,前11,前12
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前9,前10,前11,前15
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前8,前11,前15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前4,前13,前14
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前4,前13,前14
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前4,前13,前14
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前4,前13,前14
企業には社会的責任があることを認識している。3前4,前5,前6,前7
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前4,前5,前6,前7,前13,前14
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前4,前13,前14
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前4,前13,前14
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前4,前13,前14
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前4,前13,前14
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前4,前13,前14
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前4,前13,前14
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前2,前3,前4,前13,前14
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前2,前3,前4,前13,前14

評価割合

提出書類合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力00
分野横断的能力100100