システム工学

科目基礎情報

学校	大分工業高等専門学校	開講年度	令和04年度 (2022年度)
授業科目	システム工学
科目番号	R04E524	科目区分	専門 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	電気電子工学科	対象学年	5
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	（教科書）なし／（参考書）適宜，プリントを配布
担当教員	清武 博文

到達目標

(1) 光束・光度・照度などの光に関する基本的な性質や光源について理解できる．（定期試験，課題）
(2) 即応性や制御性に優れ産業界や家庭で広く使われる電気加熱について理解できる．（定期試験，課題）
(3) 化学反応によるエネルギーを電気エネルギーに直接変換する電池について理解できる．（定期試験，課題）
(4) 屋内破線について学び，高い電圧で受電する場合と低い電圧で受電する場合の設備・設計の概要について理解できる．（定期試験，課題）

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
目的・到達目標(1)の評価指標	光束・光度・照度などの光に関する基本的な性質や光源について理解する	光束・光度・照度などの光に関する基本的な性質や光源について理解する	光束・光度・照度などの光に関する基本的な性質や光源について理解していない
目的・到達目標(2)の評価指標	即応性や制御性に優れ産業界や家庭で広く使われる電気加熱について理解する	即応性や制御性に優れ産業界や家庭で広く使われる電気加熱について理解する	即応性や制御性に優れ産業界や家庭で広く使われる電気加熱について理解していない
目的・到達目標(3)の評価指標	化学反応によるエネルギーを電気エネルギーに直接変換する電池について理解する	化学反応によるエネルギーを電気エネルギーに直接変換する電池について理解する	化学反応によるエネルギーを電気エネルギーに直接変換する電池について理解していない
目的・到達目標(4)の評価指標	建物内に施設される電線路である屋内破線について学び，高い電圧で受電する場合と低い電圧で受電する場合の設備・設計の概要について理解する	建物内に施設される電線路である屋内破線について学び，高い電圧で受電する場合と低い電圧で受電する場合の設備・設計の概要について理解する	建物内に施設される電線路である屋内破線について学び，高い電圧で受電する場合と低い電圧で受電する場合の設備・設計の概要について理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (B2) （情報技術、専門工学の基礎を身につける）

JABEE 1.2(d)(1) （分野別要件－専門工学（工学（融合複合・新領域）における専門工学の内容は申請高等教育機関が規定するものとする）の知識と能力）

JABEE 1.2(g) （自主的，継続的に学習する能力）

教育方法等

概要:

本科目は，大分高専のシラバス記入事項について学習し，それを反映したものを履修生に示すことを目的とした講義科目である．
（科目情報）
教育プログラム第2学年　〇科目

授業の進め方・方法:

電力の利用や制御に関する電気応用的な知識を理解し習得する．
（事前学習）
授業に関連する項目について，一般社会での使用例を調べる．

注意点:

（履修上の注意）
電卓を必ず持参する．
（自学上の注意）
配布プリントを復習する．

評価

（総合評価）
総合評価＝ (2回の定期試験の単純平均) ×0.8＋ (課題提出点) ×0.2
（単位取得の条件）
総合評価が60点以上を単位取得の条件とする．
（再試験について）
再試験は，原則として実施しない．

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	照明の基礎１	光に関する基本的な諸量の性質と，正しい測定方法について理解でき，計算ができる．
		2週	照明の基礎２	光に関する基本的な諸量の性質と，正しい測定方法について理解でき，計算ができる．
		3週	光源	白熱電球，蛍光ランプ，HIDランプ，ELなどの構造と特性について理解できる．
		4週	照明設計	照明設計の考え方について理解でき，計算ができる．
		5週	電熱の基礎と装置	熱の伝わり方や電熱材料，熱絶縁材料について理解できる．
		6週	電熱装置1	ジュール熱，アーク熱，誘導加熱などを利用した電気炉や，誘導加熱，赤外線加熱，アーク溶接，抵抗溶接について理解でき，計算ができる．
		7週	電熱装置2	プラズマアーク加熱，レーザー加熱，電子ビーム加熱について理解できる．
		8週	電気化学	ギブスエネルギーなどの電気化学の基礎を理解できる．
	4thQ
		9週	後期中間試験	目的・到達目標(1)，(2)，(3)
		10週	後期中間試験の解答と解説 電気化学	分からなかった部分を把握し理解できる． 一次電池について理解できる．
		11週	電気化学	二次電池，燃料電池について理解でき，計算ができる．
		12週	自家用電気設備	自家用受変電設備の概要・計画・保守について理解できる．
		13週	屋内配線１	屋内配線の電気方式，設計の概要について理解できる．
		14週	屋内配線２	屋内配線の配線器具や工事について理解できる．
		15週	後期期末試験	目的・到達目標(3)，(4)
		16週	後期期末試験の解答と解説	分からなかった部分を把握し理解できる．

評価割合

	試験	課題	合計
総合評価割合	80	20	100
基礎的能力	20	0	20
専門的能力	60	20	80
分野横断的能力	0	0	0