工学実験Ⅲ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工学実験Ⅲ
科目番号 10037 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 清武 博文,山口 貴之,石川 誠司,田中 大輔

到達目標

(1) 回路図の通りに配線し,目的の動作をさせることができる.(M,P,Cの取組みと報告書,Cの実地評価)
(2) 安全性を十分考慮して,電気機器や工具を操作する技術を身につける.(M,Pの取組み)
(3) 実験に必要な新たな知識を身につけることができる.(M,P,Cの報告書,Cの理解度テスト)
(4) データの収集,解析ができ,さらにそれらを考察,説明できる.(M,Cの報告書)
(5) 目的のために創造性を発揮し,協力して遂行することができる.(Gの取組みの様子と報告書)
(6) 多くの人の前でプレゼンテーションできる.(Gの発表)
(7) 実験やものづくりを楽しむことができる.(M,P,C,Gの取組み) 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1回路図の通りに配線し,目的の動作を理解した上でさせることができる回路図の通りに配線し,目的の動作をさせることができる回路図の通りに配線し,目的の動作をさせることができない
評価項目2安全性を十分考慮して,電気機器や工具を操作でき、班員にも指導できる安全性を十分考慮して,電気機器や工具を操作することができる安全性を十分考慮して,電気機器や工具を操作することができない
評価項目3 多くの人の前でプレゼンテーションできるだけでなく、情報収集・スライド作成もこなすことができる 多くの人の前でプレゼンテーションできる 多くの人の前でプレゼンテーションできない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は電気機器実験編(M),製作実習編(P),電子通信実習編(C),グループ製作編(G)で構成される.これまでの基礎的な工学実験を経験してきた学生を前提に多くの教科との関連を考慮しながら,実験や回路製作のスキルを身につけるとともに,創作,協力,発表の仕方などを体験的に学んでいく.
授業の進め方・方法:
(1) 回路図の通りに配線し,目的の動作をさせることができる.(M,P,Cの取組みと報告書,Cの実地評価)
(2) 安全性を十分考慮して,電気機器や工具を操作する技術を身につける.(M,Pの取組み)
(3) 実験に必要な新たな知識を身につけることができる.(M,P,Cの報告書,Cの理解度テスト)
(4) データの収集,解析ができ,さらにそれらを考察,説明できる.(M,Cの報告書)
(5) 目的のために創造性を発揮し,協力して遂行することができる.(Gの取組みの様子と報告書)
(6) 多くの人の前でプレゼンテーションできる.(Gの発表)
(7) 実験やものづくりを楽しむことができる.(M,P,C,Gの取組み) 
注意点:
安全を考慮し身なりを整えること.電気工具やテスタ,乾電池など必要に応じて準備すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 M.1 普通かご形三相誘導電動機および発電機の特性 M.電気機器実験編
各種の発電機や電動機の動作試験で特性を理解する.この実験では特に安全性に留意しなければならない.
2週 M.2 三相交流発電機の特性試験(1) M.電気機器実験編
各種の発電機や電動機の動作試験で特性を理解する.この実験では特に安全性に留意しなければならない.
3週 M.3 三相交流発電機の特性試験(2) M.電気機器実験編
各種の発電機や電動機の動作試験で特性を理解する.この実験では特に安全性に留意しなければならない.
4週 M.4 同期電動機の特性試験 M.電気機器実験編
各種の発電機や電動機の動作試験で特性を理解する.この実験では特に安全性に留意しなければならない.
5週 M.5 小型モータの駆動実験 M.電気機器実験編
各種の発電機や電動機の動作試験で特性を理解する.この実験では特に安全性に留意しなければならない.
6週 M.6 PWMインバータによる誘導電動機の速度制御 M.電気機器実験編
各種の発電機や電動機の動作試験で特性を理解する.この実験では特に安全性に留意しなければならない.
7週 P.1 全般説明と配線図の作成 P.製作実習編(CPU搭載マイコンカーの製作)
PIC搭載のマイコンカーを各自で製作する.
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 P.2 回路基盤の製作Ⅰ P.製作実習編(CPU搭載マイコンカーの製作)
PIC搭載のマイコンカーを各自で製作する.
10週 P.3 回路基盤の製作Ⅱ P.製作実習編(CPU搭載マイコンカーの製作)
PIC搭載のマイコンカーを各自で製作する.
11週 P.4 回路基盤の製作Ⅲと動作確認 P.製作実習編(CPU搭載マイコンカーの製作)
PIC搭載のマイコンカーを各自で製作する.
12週 C.1 オペアンプ C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
13週 C.2 赤外線通信 C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
14週 C.3 シリアル通信 C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
15週 (前期期末試験)
16週 (前期期末試験解説)
後期
3rdQ
1週 P.5 台車の製作Ⅰ C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
2週 P.6 台車の製作Ⅱ C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
3週 P.7 台車の製作Ⅲ C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
4週 P.8 台車の製作Ⅳと動作確認 C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
5週 C.4 エンコーダとデコーダ C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
6週 C.5 赤外線シリアル通信,実地評価 C.電子通信実習編
赤外線シリアル通信回路やオペアンプを使った回路などをテストボード上で作成し理解を深める.また,回路がうまく動かない場合にその対処法を身につける.
7週 G.1 グループ開発の説明とグループ別検討 G.グループ製作編
「1年生に電子製作の喜びを伝える」という目的の下,グループで協力しながらPICを使った自由課題の製作品を創作する.
8週 G.2 グループ作業Ⅰ G.グループ製作編
「1年生に電子製作の喜びを伝える」という目的の下,グループで協力しながらPICを使った自由課題の製作品を創作する.
4thQ
9週 (後期中間試験)
10週 G.3 グループ作業Ⅱ G.グループ製作編
「1年生に電子製作の喜びを伝える」という目的の下,グループで協力しながらPICを使った自由課題の製作品を創作する.
11週 G.4 グループ作業Ⅲ,スタッフによる評価 G.グループ製作編
「1年生に電子製作の喜びを伝える」という目的の下,グループで協力しながらPICを使った自由課題の製作品を創作する.
12週 G.5 グループ作業Ⅳ G.グループ製作編
「1年生に電子製作の喜びを伝える」という目的の下,グループで協力しながらPICを使った自由課題の製作品を創作する.
13週 G.6 発表会 G.グループ製作編
「1年生に電子製作の喜びを伝える」という目的の下,グループで協力しながらPICを使った自由課題の製作品を創作する.
14週 G.7 報告書の作成 G.グループ製作編
「1年生に電子製作の喜びを伝える」という目的の下,グループで協力しながらPICを使った自由課題の製作品を創作する.
15週 (学年末試験)
16週 (学年末試験解説)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ実験合計
総合評価割合001030060100
基礎的能力000300030
専門的能力0010006070
分野横断的能力0000000