到達目標
電気工学の多岐分野に亘る専門知識が必要となるが,本講義の理論面では,4年生までの電磁気学と交流回路理論のレベルで十分理解できる程度の内容とする.教科書は1週当たり2時間で1年間の内容で構成されているが,本講座は半年間で送配電工学全体を学ぶ.
分野別割合は,送電工学と配電工学が3:1程度である.またその内容は,各々理論とそれに付随した計算問題, さらに電験等に出題された問題のうち,送配電工学関連の演習問題を随時提示したいと考えている.
また,送配電設備から発生する電磁界の強さと健康影響についても触れる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電験3種及び2種取得への自学自習を十分に達成できる | 電験3種及び2種取得への自学自習を十分に達成できる | 電験3種及び2種取得への自学自習を十分に達成できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気工学の多岐分野に亘る専門知識が必要となるが,本講義の理論面では,4年生までの電磁気学と交流回路理論のレベルで十分理解できる程度の内容とする.教科書は1週当たり2時間で1年間の内容で構成されているが,本講座は半年間で送配電工学全体を学ぶ.
分野別割合は,送電工学と配電工学が3:1程度である.またその内容は,各々理論とそれに付随した計算問題, さらに電験等に出題された問題のうち,送配電工学関連の演習問題を随時提示したいと考えている.
また,送配電設備から発生する電磁界の強さと健康影響についても触れる.
授業の進め方・方法:
達成目標について,2回の試験と課題で評価する.
総合評価=2回の定期試験の単純平均×0.9+課題提出10点
総合評価が60点以上を合格とする.
再試験は,総合評価が60点に満たない者に対して一度のみ実施し、60点以上取得で合格とする.
注意点:
講義の内容はできるだけ下記教科書の順序に沿って進めるが,最新の電気事業の動向についても折々にキーワードとして提示し,各自でインターネット等により情報収集する等,最新技術を修得して欲しい.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電力系統 |
電力系統の構成と電圧,電気方式
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2週 |
送配電系統の電気的特性 |
線路定数、送電容量、電圧降下、故障 計算、系統安定度
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3週 |
架空送電(1) |
架空電線線路の構成(電線,がいし, 支持物),絶縁設計・雷害防止
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4週 |
設備見学(1) |
送電線、発変電所等の見学
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5週 |
架空送電(2) |
中性点接地方式、障害、建設、保守、 大容量送電、UHV送電
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6週 |
設備見学(2) |
送電線、発変電所等の見学
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7週 |
電磁界 |
送配電設備から発生する電磁界と人体影響
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験の解答と解説 |
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10週 |
直流送電 |
必要性、構成と送電方式、基本特性と 制御方式、適用
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11週 |
地中送電 |
特徴と構成、電力ケーブルと付属品, 建設と保守、大容量送電ケーブル
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12週 |
配電 |
構成と電気方式、計画、保護、建設と 保守、地中配電線路、配電自動化、屋内配線
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13週 |
電力系統の制御保護と情報通信 |
保護経電方式,電圧・無効電圧制御, 運用方式と潮流制御、電力用通信
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14週 |
電力系統の制御保護と情報通信 |
保護経電方式,電圧・無効電圧制御, 運用方式と潮流制御、電力用通信
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |