コンピュータ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 コンピュータ
科目番号 3412 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント使用
担当教員 山口 貴之

到達目標

(1) 計算機の基礎知識を身に付ける.(定期試験・課題)
(2) 2 進数・16 進数,コード表記などの情報の表現方式について理解する.(定期試験・課題)
(3) データの演算について理解する.(定期試験・課題)
(4) 順序回路を用いて制御装置を構築することができるようになる.(定期試験・課題)
(5) 基礎的な計算機のアーキテクチャを理解する.(定期試験・課題)
(6) 一般的な計算機の内部構成を理解する.(演習・課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
計算機の基礎知識を身に付ける計算機の基礎知識が身に付いている計算機の基礎知識が身に付いている計算機の基礎知識が身に付いていない
2 進数・16 進数,コード表記などの情報の表現方式について理解する2 進数・16 進数,コード表記などの情報の表現方式について理解しているだけでなく、未知のデータをコード化する方策を検討できる2 進数・16 進数,コード表記などの情報の表現方式について理解している2 進数・16 進数,コード表記などの情報の表現方式について理解していない
データの演算について理解するデータの演算について理解しているだけでなく、未知の演算に対しても計算手法を検討できるデータの演算について理解しているデータの演算について理解していない
順序回路を用いて制御装置を構築することができるようになる順序回路を用いて制御装置を構築することができるだけでなく、効率的な構成を考えられる順序回路を用いて制御装置を構築することができる順序回路を用いて制御装置を構築することができない
基礎的な計算機のアーキテクチャを理解する基礎的な計算機のアーキテクチャを理解しているだけでなく、効率的な構成を考えられる基礎的な計算機のアーキテクチャを理解している基礎的な計算機のアーキテクチャを理解していない
一般的な計算機の内部構成を理解する一般的な計算機の内部構成を理解するだけでなく、自身で構成を試行錯誤することができる一般的な計算機の内部構成を理解している一般的な計算機の内部構成を理解していない

学科の到達目標項目との関係

情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
広く一般に普及しているパーソナルコンピュータなどに代表される「計算機」の基礎構造やその動作原理、データの処理方法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
前半はパワーポイントパワーポイント等を主に用いて進めるが、重要な部分をピックアップしながら学習する。後半と、より深い理解を要するテーマについては、必要に応じて別途資料を利用したり、演習を行ったりしながら学習を進める。
注意点:
試験や演習・課題の内容を全て理解した上で次のステップに進めるよう予習復習を欠かさないこと
達成目標(1)~(6)について,年4回の定期試験と,随時行う演習・課題,で評価し,総合評価が 60 点以上で合格とする.
ただし課題に関しては全て提出されていることを合格の条件とする。また再試は原則として行わない

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 計算機の歴史
2週 情報の表現と記憶
3週 数の表現・符号
4週 二進数の演算
5週 二進数の演算
6週 ・2/10/16 進数の変換と演算
7週 ・2/10/16 進数の変換と演算
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の解答と解説
10週 論理回路
11週 順序回路
12週 記憶装置
13週 メモリの概念
14週 DRAM と SRAM
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説
後期
3rdQ
1週 制御装置
2週 演算装置
3週 演算装置
4週 制御装置
5週 制御装置
6週 アセンブリ言語
7週 アセンブリ言語・最小のコンピュータの構成
8週 アセンブリ言語・最小のコンピュータの構成
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。4後7,後8
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。4後6,後7,後8
整数、小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7
基数が異なる数の間で相互に変換できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7
基本的な論理演算を行うことができる。4後1,後2,後3,後4,後5
基本的な論理演算を組み合わせて任意の論理関数を論理式として表現できる。4後1,後2,後3,後4,後5
MIL記号またはJIS記号を使って図示された組み合わせ論理回路を論理式で表現できる。4後2,後3,後4,後5
論理式から真理値表を作ることができる。4後2,後3,後4,後5
論理式をMIL記号またはJIS記号を使って図示できる。4後2,後3,後4,後5

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合7030100
基礎的能力401050
専門的能力201030
分野横断的能力101020