世界史

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 世界史
科目番号 30S202 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 岡崎勝世ほか著,『明解 世界史A』,帝国書院.
担当教員 田中 美穂

到達目標

(1) 世界史の流れや基本的な用語を覚え,世界史に関する基礎学力を身につける.(定期試験)
(2) 過去とのつながりを尊重しつつ,現代を考える力を身につける.(定期試験)
(3) 歴史を学ぶことで,世界のさまざまな民族・宗教・国家の成立について理解する.(定期試験)
(4) 世界各地の多様な歴史を重視し,平和な世界をいかに築いていくべきかについて考える.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界史に関する基礎学力が高い.世界史に関する基礎学力がある.世界史に関する基礎学力がない.
評価項目2世界史に関する論述力が高い.世界史に関する論述力がある.世界史に関する論述力がない.
評価項目3時事問題について関心が高い.時事問題について関心がある.時事問題について関心がない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
世界のさまざまな地域の古代から現代までの歴史を学ぶことを通して,広い教養や知識を身につけ,物事を多面的に考える力を養う.とくに,現在起こっている「世界の諸問題を考えるために歴史を学ぶ」という立場で授業を行う.世界各地の主要な宗教の起源,多様な国々や諸文化の成り立ち,世界各地の戦争や紛争の歴史を講義していく.
授業の進め方・方法:
到達目標の(1)~(4)について,計4回の定期試験の平均点によって評価する.出席状況・授業中の態度により10%を上限として減点する.総合評価が60点以上を合格とする.4回の定期試験の平均点が40点以上60点未満の者には再試験を行うことがある.この場合の実施方法,条件などは授業において明示する.
注意点:
授業中にノートをきちんと取り,予習と復習をしっかりすること.授業で次回の範囲(頁数)を伝えるので,教科書を読んで予習しておく.参考図書や文献は随時,授業中に紹介する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 東アジアの文明 古代の東アジアの歴史について理解できる.
2週 モンゴル帝国とインド モンゴル帝国と古代インドの歴史について理解できる.
3週 オリエント文明とイスラーム キリスト教世界とイスラーム世界との関係について理解できる.
4週 ヨーロッパの文明 前近代のヨーロッパの歴史について理解できる.
5週 ユーラシアの交流
東西文明の交流の歴史について理解できる.
6週 明と清 中国の明と清の時代について理解できる.
7週 ルネサンス ルネサンスの歴史と文化について理解できる.
8週 大航海時代 大航海時代について理解できる.
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解答と解説
アメリカの独立
試験の見直しと確認ができる.合衆国の独立について理解できる.
11週 フランス革命 フランス革命とナポレオンの時代について理解できる.
12週 産業革命 産業革命と労働問題,社会主義運動について理解できる.
13週 19世紀のヨーロッパ イタリアとドイツの統一,ヨーロッパ近代の文化について理解できる.
14週 南北戦争 合衆国の人種差別と南北戦争の歴史について理解できる.
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.
後期
3rdQ
1週 アジア諸国の植民地化 ヨーロッパ列強によるアジア諸国の植民地化について理解できる.
2週 辛亥革命 中国の近代化の動きや辛亥革命について理解できる。
3週 帝国主義 帝国主義的な植民地支配の問題について理解できる.
4週 第一次世界大戦 第一次世界大戦とロシア革命について理解できる.
5週 ヴェルサイユ体制 ヴェルサイユ体制,トルコ革命,パレスチナ問題について理解できる.
6週 ファシズムの台頭 世界恐慌,イタリア・ドイツのファシズムの台頭について理解できる.
7週 第二次世界大戦 日中戦争,第二次世界大戦とホロコーストについて理解できる.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の解答と解説
戦争の終結
試験の見直しと確認ができる.
大戦の終結について理解できる.
10週 冷戦の時代 冷戦の始まり,ドイツと朝鮮半島の分裂について理解できる.
11週 ベトナム戦争 キューバ危機,公民権運動,ベトナム戦争について理解できる.
12週 冷戦の終結 文化大革命,ソ連の解体,東欧の民主化について理解できる.
13週 超大国アメリカの戦争 EU成立,湾岸戦争,同時多発テロとイラク戦争について理解できる.
14週 地球的課題 紛争とテロ,原発事故など現在の世界の諸問題について理解できる.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000