概要:
本授業では,C言語のプログラミング技術について学ぶ.大きなプログラムの作成をC言語で行える方法を習得し,各自がプログラムを作成することにより,ソフトウェア開発力を養う.授業は,講義と演習をセットで実施し,講義で習った内容についての演習・自宅課題を行うことにより実践的に理解する
(科目情報)
授業時間41.75時間
関連科目 コンピュータ基礎,プログラミング基礎Ⅱ
授業の進め方・方法:
前半は、演習と小テスト、自宅課題によってC言語のプログラミングを理解する.後半は総合演習で200-300行程度の長いプログラムを作成する.
(再試験について)
再試験の受験資格は,レポートを全て提出した者に与える.
注意点:
【履修上の注意】
(1) 積極的に取り組む 質問はいつでも受け付ける
(2) 作業着(上着)を着用する
(3) 自宅課題を教員に指定された期日までに提出する
(4) 小テストは必ず提出し,指示された要件を満たす
(5) 配布された小テスト・プリントを綴じるファイルを準備する
(6) 流れ図作成用のテンプレートを持参する
【自学上の注意】
授業の内容をその日のうちに理解するように,復習が大切である.
授業の後に教科書や授業ノート,配布プリントをよく読み返すようにする
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1年次の復習1 |
入出力,分岐,反復、配列、ポインタなどC言語の基本プログラムを作成できる
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2週 |
構造体 |
構造体,共用体の宣言,メンバの参照および構造体配列を理解する
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3週 |
ファイル処理 |
プログラムからファイルの入出力を制御する方法を理解する
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4週 |
標準関数 |
C言語であらかじめ用意されている標準関数の使い方を理解する
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5週 |
数学関数 |
数学関数を使った計算プログラミングができるようになる
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6週 |
間接参照をもちいた関数 |
ポインタでデータを受け取る関数について理解する
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7週 |
名前の有効範囲と変数の生存期間 |
プログラム中での名前や変数に関する注意点を学ぶ
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8週 |
前処理、C言語の復習 |
前処理を学び、これまで学んできたC言語の復習を行う
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
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10週 |
前期中間試験の解答と解説 総合演習 プログラムの構想 |
比較的長いプログラム作成の練習のため、テトリスを理解する.
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11週 |
総合演習 プログラムの実装 |
関数に分けて理解しやすいプログラムを作成できる
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12週 |
総合演習 プログラムの実装 |
自分で計画してプログラムを作成できる
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13週 |
総合演習 プログラムの実装 プレゼンテーションの基礎を学ぶ |
プレゼンテーション技術、質問技術について学ぶ
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14週 |
発表・審査会 |
作成したプログラムの概略をわかりやすく発表できる.
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15週 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 4 | 前1,前8 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前8,前10,前11,前12,前13 |
変数の概念を説明できる。 | 4 | 前1,前8 |
データ型の概念を説明できる。 | 4 | 前1,前8 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 4 | 前1,前8 |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 4 | 前1,前8 |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 2 | 前2,前5,前7,前8,前10,前11,前12,前13 |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | 前2,前5,前7,前8,前10,前11,前12,前13 |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 4 | 前1,前4,前8,前10 |