プログラミング基礎Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 プログラミング基礎Ⅱ
科目番号 30S211 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 荒木,久保,小矢,「基礎から学ぶCプログラミング」,共立出版,K-SEC 情報モラル教材,K-SEC 低学年共通教材
担当教員 靏 浩二

到達目標

(1) C言語における文法とプログラミングの流れを説明できる (定期試験と自宅課題・小テスト)
(2) C言語の命令を組み合わせて,複雑なプログラムを作成できる (定期試験と自宅課題・小テスト)
(3) 他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解し,可読性の高いプログラムを作成ができる(定期試験と自宅課題・小テスト)
(4) プログラムを計画し,自主的かつ継続的に作成できる(総合演習・レポート)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1C言語における文法とプログラミングの流れを詳しく説明できるC言語における文法とプログラミングの流れを説明できるC言語における文法とプログラミングの流れを説明できない
評価項目2C言語の命令を組み合わせて,複雑なプログラムを作成できるC言語の命令を組み合わせて,プログラムを作成できるC言語の命令を組み合わせて,複雑なプログラムを作成できない
評価項目3他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解し,可読性の高いプログラムを作成ができる他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解し,可読性のあるプログラムを作成ができる他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解することができず,可読性の高いプログラムを作成ができない
評価項目4ログラムを計画し,自主的かつ継続的に作成できるログラムを計画し,継続的に作成できるログラムを計画し,自主的かつ継続的に作成できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では,C言語のプログラミング技術について学ぶ.大きなプログラムの作成をC言語で行える方法を習得し,各自がプログラムを作成することにより,ソフトウェア開発力を養う.授業は,講義と演習をセットで実施し,講義で習った内容についての演習・自宅課題を行うことにより実践的に理解する

(科目情報)
授業時間41.75時間
関連科目 コンピュータ基礎,プログラミング基礎Ⅱ
授業の進め方・方法:
前半は、演習と小テスト、自宅課題によってC言語のプログラミングを理解する.後半は総合演習で200-300行程度の長いプログラムを作成する.

(再試験について)
再試験の受験資格は,レポートを全て提出した者に与える.
注意点:
【履修上の注意】
(1) 積極的に取り組む 質問はいつでも受け付ける
(2) 作業着(上着)を着用する
(3) 自宅課題を教員に指定された期日までに提出する
(4) 小テストは必ず提出し,指示された要件を満たす
(5) 配布された小テスト・プリントを綴じるファイルを準備する
(6) 流れ図作成用のテンプレートを持参する

【自学上の注意】
授業の内容をその日のうちに理解するように,復習が大切である.
授業の後に教科書や授業ノート,配布プリントをよく読み返すようにする

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1年次の復習1 入出力,分岐,反復、配列、ポインタなどC言語の基本プログラムを作成できる
2週 構造体 構造体,共用体の宣言,メンバの参照および構造体配列を理解する
3週 ファイル処理 プログラムからファイルの入出力を制御する方法を理解する
4週 標準関数 C言語であらかじめ用意されている標準関数の使い方を理解する
5週 数学関数 数学関数を使った計算プログラミングができるようになる
6週 間接参照をもちいた関数 ポインタでデータを受け取る関数について理解する
7週 名前の有効範囲と変数の生存期間 プログラム中での名前や変数に関する注意点を学ぶ
8週 前処理、C言語の復習 前処理を学び、これまで学んできたC言語の復習を行う
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解答と解説
総合演習 プログラムの構想
比較的長いプログラム作成の練習のため、テトリスを理解する.
11週 総合演習 プログラムの実装 関数に分けて理解しやすいプログラムを作成できる
12週 総合演習 プログラムの実装 自分で計画してプログラムを作成できる
13週 総合演習 プログラムの実装
プレゼンテーションの基礎を学ぶ
プレゼンテーション技術、質問技術について学ぶ
14週 発表・審査会 作成したプログラムの概略をわかりやすく発表できる.
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4前1,前8
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4前1,前2,前3,前4,前8,前10,前11,前12,前13
変数の概念を説明できる。4前1,前8
データ型の概念を説明できる。4前1,前8
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4前1,前8
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4前1,前8
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。2前2,前5,前7,前8,前10,前11,前12,前13
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2前2,前5,前7,前8,前10,前11,前12,前13
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4前1,前4,前8,前10

評価割合

試験発表相互評価態度総合演習その他合計
総合評価割合3010003030100
基礎的能力201000301070
専門的能力1000002030
分野横断的能力0000000