情報処理応用

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報処理応用
科目番号 30S528 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 今井崇雅,「マルチメディアファーストステップ」,近代科学社
担当教員 嶋田 浩和

到達目標

(1) マルチメディアとは何か説明できる.(課題・定期試験)
(2) マルチメディアを用いた情報の伝達および保存手段と技術が説明できる.(課題・定期試験)
(3) 音の符号化について説明できる.(課題・定期試験)
(4) 画像の符号化について説明できる.(課題・定期試験)
(4) ディジタル信号の品質について説明できる.(課題・定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
マルチメディアについて身近なマルチメディアを用いて,それぞれの技術や理論が説明できるマルチメディアの基本的な理論や技術について説明できるマルチメディアの基本的な技術や理論が説明できない
符号化について高能率符号化について説明できる基本的な符号化について説明できる.それぞれのメディアに応じた符号化を列挙できるが説明できない
ディジタル信号の品質評価・改善方法を説明できる品質を評価・改善する基本的な技術は理解できる基本的な理論が理解できていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B2) 説明 閉じる
JABEE 2.1(1)② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年では,パソコンやスマートフォンなどでマルチメディアを活用したアプリケーションやシステムを用いている.動画像を閲覧するのは当たり前で,それをVRやARにも活用しています.これらの装置やシステムにおいて,どの様にしてマルチメディアが使われているかを理解してもらうことを目的として教授する.
(科目情報)
教育プログラム第2学年 〇科目
授業時間 23.25時間
関連科目 (本科):応用数学,情報理論,画像処理,数値解析(本科)
     (専攻科):信号処理論
授業の進め方・方法:
講義形式の授業である.
【再試験について】
課題をすべて出しているものに受験資格を与える.また,再試験は学年末終了後の適切な時期に実施する.再試験の前に必要な課題等をかけることがある.
注意点:
【履修上の注意】
本講義において,圧縮,符号化や信号の表現は重要な役割を果たす. そこで,本科において学んだ情報理論や応用数学を復習しておくこと
【自学上の注意】
課題や小テストが不定期にLMSシステムにアップされる.常に注意しておくこと.連絡は,特別なことがない限り,このLMSシステムより行う.授業が受け身にならないように,予め学習しておくこと.自分自身でしっかり考えること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 マルチメディアとは 情報,マルチメディアとその保存と伝達について理解する.
2週 ディジタル表現 アナログ―ディジタル変換について理解する.またその表現方法について理解する.
3週 音の符号化(基本) コンピュータにおける音の表現と符号化について理解する.また高能率の考え方を理解する.
4週 音の符号化(高能率符号化) 音の高能率符号化について理解する.また聴覚特性について理解し,その特性を用いた符号かについて理解する.
5週 静止画の符号化 画像のコンピュータにおける表現と2値画像の符号化について理解する.
6週 静止画の符号化 グレースケール画像とカラー画像の符号化について理解する.
7週 動画像の符号化 動画像と静止画の関係を理解する.
8週 動画像の符号化 動画像の高能率符号化について理解する.
4thQ
9週 後期中間試験
10週 後期中間試験の解答と解説
11週 文字の符号化 文字コードについて理解する.
12週 ディジタル信号の品質 品質評価方法を理解する.
13週 ディジタル信号の品質 品質改善方法を理解する.
14週 マルチメディアの今後 身近なディジタルメディア技術をもとに今後のマルチメディアの発展を議論する.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・レポート合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000