概要:
本実験ではLEGOブロックを用いたロボット製作を通して,「ものづくり」の感覚,プログラムによる制御,ロボットの基本となる機械部品の動きを学ぶ.情報工学科の実験・演習は,コンピュータ,電気電子,情報通信を3つ柱として, 5年間で学べるように計画している.本実験はこれら要素全てをバランスよく含み,今後の実験・演習を進めていく上での基礎的な力となる.また,グループでの作業を中心に行うことにより,技術者として大切なコミュニケーション能力を高め,共同での目標設定,役割分担,問題解決を体験する.実験の結果をレポートとしてまとめることにより論理的な文章作成能力を養い,プレゼンテーションを通してわかりやすい発表技術を修得する.
(科目情報)
授業時間 39時間
授業の進め方・方法:
LEGOブロックを用いて、ロボットを制作する形で進める.
【再試験について】
再試験は実施しない.
【総合評価】
(レポート評価)×0.4+(自由制作課題評価)×0.4+(取組状況)×0.2
注意点:
(履修上の注意)
(1) 積極的に取り組むこと.質問はいつでも受け付ける.
(2) プログラムはC言語で作成する.充分に復習しておくこと.
(3) 使用するLEGOブロック,パソコンは大切に扱うこと.
(4) 作業着 (上着) を着用すること.
(5) レポートや作品,実験日誌は期限を守って提出し,指示された要件を必ず満たすこと.
詳細は,「実験・演習マニュアル」に示す.
(6) 取り組み状況は,別途ガイダンスにおいて紹介するスキル評価シートに基づいて行う.
(自学上の注意)
わからないことをその都度積極的に調べる.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前8,前9,前10,前11,前12 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 2 | 前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前11,前12 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 1 | 前4,前7,前12,前13 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 2 | 前4,前7,前12,前13 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 2 | 前4,前7,前12,前13 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 2 | 前4,前7,前12,前13 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 1 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 1 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 1 | 前1,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 1 | 前1,前4,前7,前12,前13 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 1 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 1 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 1 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 1 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 1 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 1 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 1 | |