現代社会

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 現代社会
科目番号 R03S102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)間宮陽介ほか著『現代社会』東京書籍 / (参考図書)拙著『憲法講義HANDBOOK』インプレスR&D / (参考図書)適宜レジュメなどを配布することがあるほか,講義内で紹介する.
担当教員 小関 康平

到達目標

(1)民主政治の基本原理について基礎的な知識を学修する(定期試験等).
(2)憲法の基礎理論及び憲法に規定される基本権その他について基礎的な知識を学修する(定期試験等).
(3)青年期における哲学的・心理学的諸問題,政治学的・憲法学的諸問題,経済学的諸問題,そのほか国内外の社会科学上の諸問題について基礎的な知識を学修する(定期試験等).

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民主政治の基本原理について十分に理解している.民主政治の基本原理についてある程度理解している.民主政治の基本原理について理解していない.
評価項目2憲法の基礎理論及び憲法に規定される基本権その他について十分に理解している.憲法の基礎理論及び憲法に規定される基本権その他についてある程度理解している。憲法の基礎理論及び憲法に規定される基本権その他についてある程度理解していない。
評価項目3青年期における哲学的・心理学的諸問題,政治学的・憲法学的諸問題,経済学的諸問題,そのほか国内外の社会科学上の諸問題について,講義で扱った事項を十分に理解している.青年期における哲学的・心理学的諸問題,政治学的・憲法学的諸問題,経済学的諸問題,そのほか国内外の社会科学上の諸問題について,講義で扱った事項をある程度理解している.青年期における哲学的・心理学的諸問題,政治学的・憲法学的諸問題,経済学的諸問題,そのほか国内外の社会科学上の諸問題について,講義で扱った事項を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
主として現代社会における社会科学に関する諸問題について扱います.                                                   
(科目情報)前期1コマ                                          
  授業時間 23.25時間
関連科目 政治・経済,法学概説.経済学概説 
授業の進め方・方法:
【授業の進め方】基本的には講述の形式によるが,学生諸君の予習復習の程度が高い場合には,適宜,ソクラテス・メソッドにより講義を進行させることがある.また,講義に際してレジュメ等を配布することがある.
【授業内容・方法】主として現代社会における社会科学に関する諸問題について扱います.
【事前学習】事前提示されている教材等を丹念に読み,知らない言葉の意味を調べ,予習ノートを作成するなどして,次回の講義の展開についてある程度の検討をつけておくこと.
注意点:
(履修上の注意)
  しっかり復習すること.                                                  
(自学上の注意)
  授業内容をそのつど復習すること.

評価

【定期試験】達成目標(1)(2)(3)につき2回の試験により評価します.
【総合評価及び単位取得の条件】原則として論述式問題を主とする定期試験の平均を総合評価とし,それが60点以上である場合に合格とします.ただし,例外的におよそ10%程度を限度として,平常点を考慮することにより総合評価における評点を補正する場合がありえます.なお,その際の平常点の算定根拠は,適宜実施するリアクションペーパー,小テスト,任意のリポート,受講態度等であり,これらを総合考慮して算定します.
  中間試験の評点×0.5+期末試験の評点×0.5=総合評価
【再試験】実施することがありえます.詳細は開講後に適宜案内します.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション――主として本科目の学修方法等について 本科目の学修方法について理解し、本科目の全体像について概観することができる.
2週 民主政治の基本原理①:
国家観・人権観・憲法観の変遷Ⅰ――理念型
国家観・人権観・憲法観の変遷について理解できる.
3週 民主政治の基本原理②:
国家観・人権観・憲法観の変遷Ⅱ――各国史(イギリス、フランスなど)
国家観・人権観・憲法観の変遷について理解できる.
4週 民主政治の基本原理③:
国家観・人権観・憲法観の変遷Ⅲ――各国史(ドイツなど)/
社会契約論の概観
国家観・人権観・憲法観の変遷について理解できる.
社会契約論について理解できる.
5週 民主政治の基本原理④:
比較統治制度Ⅰ(ドイツ、イギリス、アメリカなど)
比較統治制度(主として議会制度)について理解できる.
6週 民主政治の基本原理⑤:
比較統治制度Ⅱ(ドイツ、イギリス、アメリカなど)
比較統治制度(主として議会制度)について理解できる.
7週 民主政治の基本原理⑥:
比較統治制度Ⅲ(ドイツ、イギリス、アメリカなど)
比較統治制度(主として議会制度)について理解できる.
8週 民主政治の基本原理⑦:比較統治制度Ⅳ(まとめ)/
中間総括と補遺
比較統治制度(主として議会制度)について理解できる./
前期中間試験までの学修事項までの学修内容を理解できる.
2ndQ
9週 前期中間試験
前期中間試験までの学修事項までの学修内容を理解できる.
10週 前期中間試験の解説/
社会科学の諸問題
前期中間試験までの学修事項までの学修内容を理解できる./
青年期における哲学的・心理学的諸問題,政治学的・憲法学的諸問題,経済学的諸問題,そのほか国内外の社会科学上の諸問題について,講義で扱った事項を理解できる.
11週 日本憲法史Ⅰ――大日本帝国憲法の制定史と主要条文
大日本帝国憲法の制定史と主要条文について理解できる.
12週 日本憲法史Ⅱ――日本国憲法の制定史と特徴

日本国憲法の制定史と特徴について理解できる.
13週 日本国憲法上の諸権利Ⅰ(概観①)

日本国憲法上の諸権利について理解できる.
14週 日本国憲法上の諸権利Ⅱ(概観②;裁判例の分析と制度の解説①)/
全体総括と補遺
日本国憲法上の諸権利について理解できる./
後期期末試験までの学修内容を理解できる.
15週 前期期末試験 後期期末試験までの学修内容を理解できる.
16週 前期期末試験の解説 後期期末試験までの学修内容を理解できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

100合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100
専門的能力00
分野横断的能力00