経済学概説Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 経済学概説Ⅱ
科目番号 R04S408 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 古沢泰冶・塩路悦郎著『新版ベーシック経済学』有斐閣アルマ,2018年.
担当教員 板倉 理友

到達目標

(1)三面等価の原則や経済における長期モデルの特性について理解できる.
(2)経済における短期モデルの特性や経済成長の特性について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1経済の長期・短期モデルについて十分に理解できる.経済の長期・短期モデルについてある程度理解できる.経済の長期・短期モデルについて理解できない.
評価項目2経済成長や日本経済の状況について十分に理解できる.経済成長や日本経済の状況についてある程度理解できる.経済成長や日本経済の状況について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる
JABEE 1.2(a) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義は,経済学とはいかなる学問なのかを学びます.経済の長期・短期モデル,経済成長や日本経済の状況を学ぶことによって,現代社会において観察される経済現象とその背景にある経済社会問題を知り,自分なりの経済現象に対する体系的な見方を養うことを目的とします.
(科目情報)
教育プログラム第1学年 ○科目
授業の進め方・方法:
GDPとは何か,GDPに関連した概念,長期モデルⅠ,財市場,総需要ショック,総供給ショック,長期モデルⅡ,マクロ経済の短期モデル,短期における総生産の決定,人々の将来予想と経済変動,企業による価格決定,経済成長,資本蓄積と経済成長,日本経済とマクロ経済学,等々について学習する.
(事前学習)
シラバスにしたがって相当する教科書の範囲を事前に読んでおくこと.
注意点:
(履修上の注意)教科書の予習と復習を徹底すること.
(自学上の注意)復習する際には,ノートを参考にして理解を深めること.

評価

(総合評価)
総合評価=2回の定期試験の平均点
(単位修得の条件について)
総合評価が60点以上を単位修得の条件とする.
(再試験について)
再試験は,総合評価が60点に満たない者に対して実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 GDPとは何か GDPの概念を理解できる.
2週 GDPに関連した概念 総支出の内訳を理解できる.
3週 長期モデルⅠ 長期と短期の区別を理解できる.
4週 財市場 総供給と総需要のしくみを理解できる.
5週 総需要ショック・総供給ショック 生産性上昇,需要変化等を理解できる.
6週 長期モデルⅡ 物価水準と貨幣について理解できる.
7週 マクロ経済の短期モデル 名目価格の硬直性を理解できる.
8週 短期における総生産の決定 45度線分析を理解できる.
4thQ
9週 後期中間試験 
目的・到達目標(1)(2)
10週 後期中間試験の解答と解説
人々の将来予想と経済変動
試験の見直しと確認ができる.
家計の将来予想を理解できる.
11週 企業による価格決定 価格決定と将来予想を理解できる.
12週 経済成長 生産関数を理解できる.
13週 資本蓄積と経済成長 経済成長の基本方程式を理解できる.
14週 日本経済とマクロ経済学 マクロ経済学から見た日本経済の状況を理解できる.
15週 後期期末試験 目的・到達目標(1)(2)
16週 後期期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000