到達目標
・一般的なソフトウェア開発プロセスを説明できる(定期試験)
・一般的なソフトウェア開発における各工程について、その目的と手法を説明できる(定期試験)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
開発プロセス | 開発プロセス全体について、それぞれのメリット・デメリットを含めて説明できる | 開発プロセスついて、限られた範囲で説明できる | 開発プロセスを知らず、説明することができない |
各開発工程 | 各開発工程について、開発対象への適性を含めて議論できる | 各開発工程について、その工程の必要性及び具体的な手法を説明できる | 開発工程の内容を知らず、説明することができない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (C1)
説明
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JABEE 1.2(g)
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教育方法等
概要:
(実践的教育科目)
この科目は企業でコンピュータ・システムの設計を担当していた教員が,その経験を活かし,ソフトウェア開発手法について講義形式で授業を行うものである.
大規模なソフトウェア・システムを効果的に開発するための技術や知識体系を学習する.ソフトウェア開発の歴史やソフトウェア産業の問題点の明確化に始まり,現在一般的なソフトウェア開発で採用されている開発工程について,それぞれの工程ごとの目的と手法を学習する.
(科目情報)
教育プログラム 第1学年 ◎科目
授業の進め方・方法:
教科書を中心として進め,区切り毎に内容のまとめを行う.レポート課題を多く課する.
授業の要所でTeamsを通して確認問題が出題され,学生はそれに対して各自のスマートフォンで回答する.
(事前学習)
授業後に公前される講義資料を用いて前回までの内容を復習しておくこと.
注意点:
(履修上の注意)
本科目は学修単位であり,2単位の修得には授業時間外の学修等とあわせて90単位時間の学修が必要な科目である.本科目では授業時間外の学修として課題を課す.
自分がいま実際にソフトウェア開発を行う立場にある, と想定して講義を聞くことを推奨する.
(自学上の注意)
i講義資料及び確認問題をwebサイト等で公開するので復習に活用されたい.
評価
(総合評価)
総合評価= 定期試験の平均点 x 0.8 + レポート x 0.2
(単位修得の条件)
総合評価60点以上かつ課せられた全レポート課題のうち60%以上を提出していること.
(再試験について)
総合評価が60 点以上で単位が与えられる.60 点に満たない者に対して一度だけ再試験を実施する.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
第1章 ソフトウェアシステム |
ソフトウェア工学の必要性を理解する
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2週 |
第2章 ソフトウェア開発の流れ |
ソフトウェア開発プロセスの概要を把握する
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3週 |
第3章 ソフトウェアシステムの構成 |
一般的なシステムのアーキテクチャを理解する
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4週 |
第4章 要求の獲得・分析と要件定義 |
要件定義書が作成できるようになる
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5週 |
第5章 システム設計 |
システム設計工程の必要性と具体的な作業内容を理解する
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6週 |
第6章 ソフトウェア設計 - 設計の概念 |
外部設計と内部設計について理解する
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7週 |
ソースコードのバージョン管理 |
バージョン管理の必要性と実際のツールについて理解する
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験の解答と解説 近年のソフトウェア開発に関する話題 |
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10週 |
第7章 ソフトウェア設計 - 全体構造の設計 |
特定のパラダイムに基づいた設計について理解する
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11週 |
第8章 ソフトウェア設計 - 構成要素の設計 |
処理フローやデータ設計などの詳細設計ができるようになる
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12週 |
第9章 プログラムの設計と実装 |
コーディングに際して注意すべき点を理解する
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13週 |
第10章 ソフトウェアシステムの検証と動作確認 |
検証手法の選択肢を理解する
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14週 |
第11章 開発管理と開発環境 |
ソフトウェアの開発環境について注意すべき点を理解する
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 4 | 前14 |
ソフトウェア | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。 | 4 | 前4 |
コンピュータシステム | システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。 | 4 | 前3,後5 |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 4 | 前4,後5 |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 4 | 前2 |
WBSやPERT図など、プロジェクト管理手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 4 | 前2 |
ER図やDFD、待ち行列モデルなど、ビジネスフロー分析手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 4 | 前2 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |