キャリアデザイン

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 キャリアデザイン
科目番号 R04S427 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 (教科書)なし/(教材)適宜,資料を配布する.
担当教員 石川 秀大

到達目標

(1) 研修旅行を通して,企業等における技術者・研究者等の実務を認識できる.(報告書等)
(2) 校外実習の説明会により,インターンシップの目的を理解できる.また,報告会を通して,複数の企業等において実際に行われている企業活動を具体的に理解できる.(報告書等)
(3) SPI模擬試験や企業・大学説明会等を通じて,情報を収集・分析し,自身の進路選択に役立てることができる.(報告書等)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者・研究者等の実務を知り,それをこなすために技術者が備えるべき能力を認識できる.企業等における技術者・研究者等の実務を認識できる.企業等における技術者・研究者等の実務について十分に認識できない.
評価項目2企業学習の目的を理解し,高専での学習の意義を認識できる.企業学習の目的について理解できる.企業学習の目的について十分に理解できない.
評価項目3実際に行われている企業活動を知り,多くの企業が多面的に関わりあっていることを理解できる.企業等において実際に行われている企業活動を具体的に理解できる.実社会で行われている企業活動について具体的に理解が十分にできない.
評価項目4自己の能力を分析することにより,自ら明確にした将来像に向けた学習を実践できる.各種キャリア教育を受けることにより,自己の能力を分析することができる.自己の能力について十分に分析することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では,高専での学習により得た知識が,企業や大学等でどのように利用・活用されるかを理解し,自身の将来のありたい姿を明確化することを目的としている.また,インターンシップや共同教育等を通して,企業および企業人としての社会的責任,社会人として自身が備えるべき能力を認識できるよう自己の研鑚を目指す.さらに,卒業後も社会人として継続的に学習し成長することを認識できる思考を養う.

(科目情報)
関連科目 特別活動,校外実習,実務実習
授業の進め方・方法:
本科目は,MCC(モデルコアカリキュラム)のⅧの態度・志向性の到達目標を達成するための授業である.企業等における校外実習や現場見学,SPI模擬試験や企業・大学説明会を通じて,目標とする到達レベルに達し,未来志向性・キャリアデザインや企業活動理解などの能力を養う.
注意点:
(履修上の注意)
実施する際には事前に周知するので,普段から授業担当者および所掌の係からの連絡について電子掲示板等を常に確認すること.

(自学上の注意)
自身の理想とする将来像を見据えながら取り組むこと.

評価

(評価について)
報告書等の提出状況や説明会等の参加状況で評価する.事情により欠席した者は,他の方法により評価する場合がある.
(単位習得の条件)
上記評価方法に基づき合格点をとること
(再試験について)
実施しない

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来を考え,一年間の学習を計画することができる.
2週 校外実習① 校外実習説明会により,インターンシップの目的を理解できる.
3週 校外実習② インターンシップ関係書類の作成を通じて,自身の企業学習の目的や履歴を整理できる.
4週 校外実習③ インターンシップの内容について相互に報告し,各企業の社会的役割を理解できる.
5週 研修旅行① 研修旅行により,複数企業の技術者や研究者の実務,業務の工程,社会的役割について理解することができる.
6週 研修旅行② 同上
7週 研修旅行③ 同上
8週 進路説明会 進路説明会により,自身の将来および進路について具体的に考えることができる.
2ndQ
9週 SPI模擬試験① SPI等の就職試験の模擬試験を受験し,その結果から,自己の能力を分析することができる.
10週 SPI模擬試験② 同上
11週 SPI模擬試験③ 同上
12週 教務・教育プログラム説明会 教務および教育プログラムについて理解し,自身の将来像をイメージした,最終学年の学習計画を立てることができる.
13週 企業・大学説明会① 説明会に参加し,情報を収集・分析して,自身の進路選択に役立てることができる.
14週 企業・大学説明会② 同上
15週 企業・大学説明会③ 同上
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前15
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前15
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前15
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前15
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前15
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前15
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前15
企業には社会的責任があることを認識している。3前15
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前15
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前15
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前15
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前15
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前15
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前15
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前15
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前15
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前15

評価割合

履修報告書等合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力000
分野横断的能力6040100