概要:
情報工学科は情報技術を主とする学科であるとともに,コンピュータの利用とコンピュータを用いた「ものづくり」を重視している学科でもある.この科目では,コンピュータの分解と組み立てを行うことにより「ものづくり」の一端を学習する.また,データの整理に不可欠な関数電卓の使い方を学習し,さらに「ものづくり」の際に技術者同士の連携を図るために必要な図面を読めて,書けることを目標にCADによる製図を体験・学習する.実験スキル評価シートを用いて評価を行った結果を取組状況の評点とする.
授業の進め方・方法:
第1~2週:関数電卓の使い方, 第3~7週:コンピュータの分解と組み立て, 第8~12週:CADの基礎, 第13週:キャリア教育
(事前学習)
次回の実験内容について実験・演習マニュアルを予習しておくこと.
注意点:
(履修上の注意)
(1) 全てのテーマについて積極的に取り組むこと.
(2) レポートは期限を確実に守り,指示された要件を必ず備えること.
(自学上の注意)
次回の実験内容について実験・演習マニュアルを予習しておくこと.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 1 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 1 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 1 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 1 | 後5 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 1 | 後5 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 1 | 後5 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 1 | 後5 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 1 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 1 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 1 | 後1,後2,後3,後4,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 1 | 後1,後2,後3 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 1 | 後13 |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 1 | 後13 |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。 | 1 | 後13 |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 1 | 後13 |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 1 | 後13 |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 1 | 後13 |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 1 | 後13 |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 1 | 後13 |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 1 | 後13 |
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。 | 1 | 後13 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 1 | 後13 |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 1 | 後13 |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 1 | 後13 |