日本語Ⅰ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本語Ⅰ
科目番号 R05S309 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 (教科書)TRY!日本語能力試験N1文法から伸ばす日本語改訂版(アスク出版)
担当教員 藤田 裕美

到達目標

(1)日本語による「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つの能力をバランスよく身につけ、総合的なコミュニケーション能力を高める。                                              
(2)「読む」「聞く」「書く」「話す」の基礎である文法を確実に身に付け、論文・記事・資料などさまざまなタイプの文章を読み取ることができる。                                                            

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
到達目標(1)の評価指標「読む」「聞く」「書く」「話す」の能力をバランスよく習得し、総合的なコミュニケーション能力を高めた「読む」「聞く」「書く」「話す」の能力、総合的なコミュニケーション能力の習得が認められる「読む」「聞く」「書く」「話す」の能力、総合的なコミュニケーション能力の習得を認めることができない
到達目標(2)の評価指標論文・記事・資料を正確に読み取り自力で論文が作成できる論文・記事・資料などさまざまなタイプの文章の内容を読み取ることができる論文・記事・資料などさまざまなタイプの文章の内容を読みとることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
その章で学習する文法項目が、実際にどのように使われているかを理解し、さまざまなタイプの文章を幅広く読めるようになる
学習した文法事項を使って文章を作成し、発表したり、意見交換ができる力を育成する

(科目情報)
 対象 留学生3年
 関連科目 なし
授業の進め方・方法:
講義・演習形式を併用し、要点の確認や作文(レポート)作成の練習を繰り返す
ニュース・スピーチ・小説・論説文などさまざまなタイプの文を聞いたり、読んだりする
意見・アイデアを日本語で話す機会を授業の中で設ける
宿題は文法・語彙の習得のためと位置付けて毎回課す

(事前学習)
テキストに目を通しておくこと
注意点:
(履修上の注意)
 プリントは自分できちんと管理すること  宿題は絶対に忘れないこと
  
(自学上の注意)
 未習の漢字語彙は、その都度調べる

評価

(総合評価)
 4回の定期試験で評価する.
 総合評価=4回の定期試験の平均点
(再試験)
 総合評価が60 点以上を合格とする.再試験は総合評価が60 点に満たない者に対して実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 習熟度チェック プレースメントテストで理解度をチェック 
一年間の履修内容がわかる
2週 漢字読み・文脈に合う語を選ぶ練習
聴解(課題理解)の練習
N1レベルの漢字の読み・文脈によって意味的に規定される語を修得する
問題解決に必要な情報を聞き取る
3週 言葉の言い換え・文の内容に合った文法形式を学ぶ
聴解(ポイント理解)の練習
ある言葉と意味の近い語や表現を知る
文の内容に合った文法形式がわかる
ポイントを絞って聞く
4週 語彙の用法を知る
短文を読む
聴解(概要理解)の練習
N1レベルの語彙が語彙がどのように使われているかを知る
200字程度のテキストを読む
話者の意図や主張を聞き取る
5週 文型の練習
中文を読む
聴解(即時応答)の練習
意味が通る文を組み立てることができる
500字程度のテキストを読み、因果関係・理由を理解する
短い発話から適切な応答ができる
6週 長文・情報素材を読む
聴解(統合理解)の練習
1000字程度のテキストから概要・筆者の考えが理解できる
必要な情報を探し出せる
音声を聞いて複数の情報から内容が理解できる
7週 第1章「オクトーバーフェスト」
ニュースタイプの文を読み、聞く
文法項目の確認・練習
イベントなどの記事を読み、聞いて、その特色や様子が理解できる
文法上最適な表現を選択できる
8週 第2章「産業医を増やそう」
スピーチを聞く
文法項目の確認・練習
公的な立場の人のスピーチを聞いて、説明・提言が理解できる
文法上最適な表現を選択できる
2ndQ
9週 前期中間試験 到達目標(1),(2)
10週 前期中間テストの解答と解説 わからなかった部分の把握と理解
11週 第1章・第2章の文法についての復習 第1章・第2章で学んだ文法を確実に使うことができる
12週 第3章「飯食わぬ女房(1)」
昔話を読み、聞く
文法項目の確認・練習
昔話の表現を楽しみながら、物語の展開を追って読める
文法上最適な表現を選択できる
13週 第3章「飯食わぬ女房(2)」
昔話を読み、聞く
文法項目の確認・練習
昔話に登場する人物の行動や出来事の経緯などが理解できる
文法上最適な表現を選択できる
14週 第3章の文法項目についての復習 第3章で学んだ文法を正確に使うことができる
15週 前期期末試験 到達目標(1),(2)
16週 前期期末試験の解答と解説 分からなかった部分の把握と理解
後期
3rdQ
1週 前期で学習した事項の復習
前期で学習した文字語彙・読解・聴解について確認する
2週 第1章から第3章の文法についてのまとめと復習 第1章から第3章で学んだ文法を正確に使うことができる
3週 第4章「上司との付き合い方(1)」
実用書を読む
文法項目の確認・練習
実用書を読んで、筆者の考察が理解できる
文法上最適な表現を選択できる
4週 第4章「上司との付き合い方(2)」
実用書を読む
文法項目の確認・練習
実用書を読んで、筆者の考察が理解できる
文法上最適な表現を選択できる
5週 第5章「転職(1)」
ドラマのシナリオを読む・感想を話し合う
文法項目の確認・練習
ドラマのシナリオを読んで、登場人物の批判的な心情が理解できる
文法上最適な表現を選択できる
6週 第5章「転職(2)」
ドラマのシナリオを読む・感想を話し合う
文法項目の確認・練習
ドラマのシナリオを読んで、登場人物の複雑な心情が理解できる
文法上最適な表現を選択できる
7週 第5章「転職(3)」
ドラマのシナリオを読む・感想を話し合う
文法項目の確認・練習
ドラマのシナリオを読んで、状況や登場人物の心情が理解できる
文法上最適な表現を選択できる
8週 第6章「研修を終えて」
スピーチを聞く・読む
文法項目の確認・練習
関係者に対し、お礼や抱負を含む改まったスピーチの内容がわかる
文法上最適な表現を選択できる
4thQ
9週 後期中間試験 到達目標(1),(2)
10週 後期中間試験の解答と解説 分からなかった部分の把握と理解
11週 第6章「研修を終えて」
場面を設定し、お礼や抱負を含む改まったスピーチを作成し、発表する
お礼や抱負を含む改まったスピーチができる
12週 第7章「さすが本田君(1)」
批判的な意見が含まれた会話を聞く
文法項目の確認・練習
文法上最適な表現を選択できる
13週 第7章「さすが本田君(2)」
社内での会話を聞く
文法項目の確認・練習
仕事の結果について、振り返りながらしている社内での会話を聞いて正しく理解できる
14週 1年間学習した文法項目の確認・復習 文法上最適な表現を選択できる
15週 学年末試験 到達目標(1),(2)
16週 学年末末試験の解答と解説 分からなかった部分の把握と理解

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100
専門的能力00
分野横断的能力00